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メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン 富裕層の信頼を勝ち得たプレミアムモデル

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メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン 富裕層の信頼を勝ち得たプレミアムモデル

輸入車 [2024.04.15 UP]


メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン 富裕層の信頼を勝ち得たプレミアムモデル
メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン|語り継がれる名車の系譜 vol.40|

メルセデス・ベンツ「E300 エクスクルーシブ」発売 専用フロントデザイン採用

文●ユニット・コンパス 写真●メルセデス・ベンツ
※中古車参考価格はすべてグーネット2024年3月調べ。
※写真は一部本国仕様の場合があります。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2024年5月号の内容です)

メルセデスの中核モデルとして歴史を重ね、W124の途中からEクラスを名乗る高級ステーションワゴンの歴史をひも解く。


高級車オーナーが信頼を寄せるステーションワゴンの逸品

良いものを知る顧客を満足させ続けてきた歴史
 Eクラスステーションワゴンは、ユーザーが望むすべてを高い次元で実現させた夢のようなクルマだ。
 威風堂々としたデザインを身に纏い、乗り心地が快適で、長距離ドライブでも疲れない性能を誇る。また、内装は質の高い素材に包まれて心地よく、安全性はトップクラス、そして多くの荷物を搭載できる。一度その世界を味わうと、ほかのクルマは選べなくなるという声があるほどだ。
 欧州の自動車メーカーは、高級車ブランドになるほどステーションワゴンをラインアップしているが、そこには主要市場であるドイツの社会事情も大きく関係している。ドイツの企業では、節税対策として社員に社用車を貸与するカンパニーカーという制度がある。つまり、高級セダンであっても、いや高級セダンほど社用車が多いのだ。一方で、高級ステーションワゴンは、カンパニーカー制度の対象外、それゆえにステータスは高くなる。
 ターゲットは厳しい目を持った富裕層だ。セダンと比べて劣る商品ではけっして選ばれることはない。メルセデスはこうした需要にこたえるべく、1960年代から中核モデルをベースにした、上質なステーションワゴンを作り続けてきた。
 高級ステーションワゴンといえばEクラス。ユーザーからのこうした厚い信頼は、長年にわたり積み重ねてきた歴史が作り上げたものなのだ。


メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴンはこんなクルマ
 世界で累計1600万台以上の販売台数を誇るメルセデス・ベンツの主力車種であるEクラス。プレミアムモデルの指標であり、新型にも数々の新装備を搭載。機能性と快適性を向上している。

 荷室容量は標準状態で615L、最大で1830Lとなっている。従来よりも傾斜したリアデザインとしながら荷室容量を拡大した。

 新たに助手席一体型のディスプレイ「MBUXハイパースクリーン」を設定。インテリアデザインは機能性はもちろん、美しさにもこだわり環境に配慮した素材を採用する。


[メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴンが名車になった理由]最高のステーションワゴンとして世界をリードしてきた

商用バンではなく高級車ベースで作られたW110
 商用バンとは一線を画す上質さと実用性を兼ね備えたステーションワゴンの原点ともいえるのが、1960年代半ばに販売されたW110の派生モデル「ユニバーサル」。今日でいうところのクロスオーバー的な商品企画であった。


メルセデスの中核モデルであるEクラスがベース
 メルセデスにとってEクラスはブランドの中核をなす存在であった。そのためセダンを中心にさまざまなボディタイプが製造された。ステーションワゴンもそのなかのひとつで、Eクラスにふさわしい性能と品質が与えられた。


搭載する装備や快適性はつねに時代の先端を行く
 W124世代では、ABSやエアバッグといった現在では当たり前になった安全装備をいち早く採用。搭載する技術で時代の先端を行くのもEクラスステーションワゴンの伝統となっている。


荷物を搭載しても車高が変わらないエアサスを採用
 商用バンとステーションワゴンの大きな違いが快適性。バンはフル積載状態を前提にリアサスのセッティングを行うため乗り心地が悪いが、Eクラスステーションワゴンは乗り心地を重視。エアサスの採用も早かった。


安全であることはメルセデスとして欠かせない性能
 こちらはS213時代に制作された広告のビジュアル。巨大なボーリングの球が暗示するのは事故による衝撃。クラストップの安全性を備えているということを表現している。これも歴代モデルが備えている美点のひとつだ。


スポーツカーに負けない性能を備えたAMGモデル
 特に欧州市場を中心に、超高性能なステーションワゴンを求めるニーズがある。メルセデスは早くからそこに対応するAMGモデルを投入している。特に最上位の「E63」はスポーツカー顔負けの超高性能モデルだ。


新車といま買いの中古車たち

Eクラス ステーションワゴン(S214)
 2024年1月にフルモデルチェンジを受けて登場。すべてのパワートレインが電動化され、ユーザーインターフェースもさらに進化。安全装備やドライバーサポートもさらに充実している。

新車価格:928万円~955万円(Eクラス ステーションワゴン 全グレード)

Eクラス ステーションワゴンの新車情報を見る


メルセデス・AMG Eクラス ステーションワゴン(S213)
 Eクラスセダンと同様に、高性能バージョンであるメルセデス・AMGモデルも用意された。「E43」は3L直6ターボ、「E53」は3LV6ツインターボ、「E63」は4LV8ツインターボ。

中古車参考価格帯:430万円~1200万円(20年~24年 メルセデス・AMG Eクラス ステーションワゴン 全グレード)


Eクラス ステーションワゴン(S213)
 先代モデルながら充実した先進安全装備を搭載。荷室容量は640L~1820Lで、リアサスには一部グレードを除いてエアサスを採用。前期は中古車価格がかなりこなれてきており買い頃だ。

中古車参考価格帯:270万円~890万円(16年~24年 Eクラス ステーションワゴン 全グレード)


Eクラス オールテーレン(S213)
 ステーションワゴンならではの積載量に、SUVライクなスタイルと機能性を組み合わせたクロスオーバーモデル。エアサスペンションを標準装備するため、快適性が高い。中古車物件は少ない。

中古車参考価格帯:370万円~890万円(10年~16年 Eクラス ステーションワゴン 全グレード)

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