F1に参戦するアルピーヌは最近になり新役職が設定され、CEOが入れ替わるなど上層部での人事刷新が行なわれている。しかしF1チーム代表のオットマー・サフナウアーは、自分がすぐにクビになるようなことはないだろうと考えている。
アルピーヌは7月20日にCEOの交代を発表。これまで務めてきたローラン・ロッシに代わりエンジニアリング及び製品パフォーマンス担当副社長を務めていたフィリップ・クリーフがCEOに就くこととなった。
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その少し前には、新たに設けられた競技活動の全てを統括するモータースポーツ担当バイスプレジデントに、F1エンジン責任者であるブルーノ・ファミンが任命されるなど、アルピーヌ上層部でいくつか動きがあった。
そして、そうした上層部での動きはF1チーム代表を務めるサフナウアーにも波及してくるのではないかという憶測が流れている。というのも、サフナウアーをチーム代表に据えたのは前CEOのロッシだからだ。
しかしサフナウアー代表本人は、そうした憶測を気にしていない。彼はアルピーヌの親会社であるルノー・グループCEOのルカ・デ・メオがチーム立て直しに十分な時間を与えてくれるはずだと考えている。
「ローランについては、現在特別なプロジェクトに従事していることを忘れないで欲しい」
「たしかに、彼が私をここに雇い入れた。しかしルカもまた関係しているんだ。最終的にこのプロジェクトに参加するよう説得してくれたのは、ルカ・デ・メオだったんだ」
「プロジェクトは100戦計画となっていて、30戦ほど進んできたと思う。つまりまだ60戦は残っている。勝ち始めるにはもう3年かかるだろう」
「勝つには時間がかかるんだ。それは我々だけではない。私はルカが発言を守る人だと知っているし、彼は勝ち始めるまで100レース計画があること、そして場合によっては2歩前進するために半歩下がるときもあると教えてくれた」
「だからルカが彼の言葉を守り、100レース分の時間を与えてくれるかどうかについては心配していない」
またサフナウアー代表は他チームを例に、F1で勝つまでは時間がかかると繰り返し語った。
「メルセデスもチャンピオンシップを制したチーム(ブラウンGP)を買収したが、再び勝つまでは5年間かかったのを知っているだろう」
「レッドブルは上手くやった。中団チームのジャガーを購入し、5年で勝ち始めた」
「つまり時間が必要で、4~5年かかるんだ。100レースというのは現実的だし、我々もまだ取り組んでいるところだ」
またサフナウアー代表は、トップ争いを目指す上ではチームを指揮する人間に安定性があることが重要な要素となりうると考えている。
「950~1000人に登るこの種のチームを率いるとき、一般的に安定性というのは非常に重要になってくる」
「その理由は、我々は皆が可能な限り最高のチームにしようとしていて、足りていない部分で優秀な人物が誰なのかを理解するために動いているからだ
「チーム代表は、チームに加わるよう説得するのにも多大な苦労がある。そこで例えにはなるが、トト(ウルフ/メルセデス代表)が『メンバーを募集している。ただ私は半年か1年で辞めるだろう』となったら、(候補者が)参加しようにも迷ってしまうだろう」
「クリスチャン(ホーナー/レッドブル代表)とトトは長年それぞれのチームで働いているが、それが適切な人材の確保をやりやすくしているんだ」
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