■米国で先行デビュー! 日本仕様の新型「フォレスター」はどうなる!?
スバルは2023年11月16日、6代目となる新型「フォレスター」を米国「ロサンゼルスオートショー2023」で世界初公開しました。
日本仕様に関する情報はまだ明らかにされていませんが、どのようなクルマになるのでしょうか。
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現在販売中のフォレスターは5代目にあたり、今回ロサンゼルスオートショーで発表となった米国仕様の新型フォレスターは6代目モデルということになります。
現地(アメリカ)では2024年春に導入されるとアナウンスされていますが、遅れて登場すると目される日本仕様は果たしてどのような仕様になるのか、考察してみましょう。
今回発表された新型フォレスターは、スバルの現行車にも通じるデザインテイストを持ちながらも、コンパクトなLEDライトと一体化した大型フロントグリルが斬新なものとなっており、よりクロスオーバーSUVらしさを強調する力強いものとなっています。
一方、リアサイドは流行のクーペ風スタイルではなく、SUVらしく荷室容量を確保できる傾斜を抑えたリアゲートとし、左右のコンビネーションランプを高い位置で繋ぐことでワイド感と走破性の高さを感じさせるデザインとなりました。
インテリアは現行レヴォーグから採用されたタブレットスタイルの11.6インチモニターを備えるセンターインフォメーションディスプレイを搭載。
現行スバル車と共通のデザインとしながら、SUVらしい頑丈さと安心感を表現するものとなっています。
メカニズムはアクティブトルクスプリットAWDの制御を刷新し、操舵初期の高い応答性とライントレース性を実現し、現行型でも高い評価を集めているX-MODEは継続採用。
パワーステアリングには2ピニオン電動パワーステアリングを採用し、ダイレクトかつ応答遅れのないリニアなステアリングフィールを実現したとアナウンスされています。
またアイサイトは自車速度が低速時に、新型ステレオカメラよりも広角で、二輪車/歩行者を認識できる単眼カメラを採用することで、プリクラッシュブレーキで対応できるシチュエーションを拡大しました。
さらに車線中央維持制御・先行車追従操舵制御の作動中にドライバーが長時間ステアリング操作を行わなかった場合、車両を停止し、ハザードランプを点灯させ、ドアをロック解除したのち緊急通報を実施するドライバー異常時対応システムも搭載しています。
米国仕様のパワートレインは、2.5リッター水平対向4気筒エンジンとリニアトロニック(CVT)の組み合わせとなっており、およそ1年後をめどにフォレスター初のストロングハイブリッド仕様が追加されることも明言されました。
恐らくデザインやインフォテイメントシステム、アイサイトなどの運転支援システムについては日本仕様も大きく変わることなく登場することが予想されますが、仕様が変わりそうなのがパワートレインでしょう。
■2.5リッター搭載の米国仕様に対し日本仕様はベツモノになる?
5代目(現行型)の北米仕様は、現在も2.5リッターの水平対向4気筒エンジンのみのラインナップとなっています。
しかし日本仕様は、2リッター水平対向4気筒エンジンにモーターを組み合わせたマイルドハイブリッド仕様「e-BOXER(イーボクサー)」と、1.8リッター水平対向4気筒ターボの2種類で、全く異なるラインナップとなっているのです。
ちなみに5代目モデルの日本仕様にも、デビューから2020年10月までは2.5リッターモデルが存在していましたが、1.8リッターターボと入れ替わる形で消滅しています。
日本の自動車税は、2リッターも1.8リッターターボも同額ですが、2.5リッターになるとひとつ上のクラスとなってしまうため、2.5リッター同等の出力と燃費性能を持っているのであれば、1.8リッターターボの方がいいというユーザーが多かったのが主な理由と考えられます。
一方、アメリカでは長距離移動も珍しくなく、走りにゆとりのある大排気量車が求められる傾向があるため、新型でも継続して2.5リッターエンジンが採用されたと考えていいでしょう。
そう考えると、日本仕様は当初は現行型と同じく2リッターのe-BOXERと1.8リッターターボでスタートし、追ってストロングハイブリッド仕様が追加されるというのが予想されます。
あるいは、遅れて発表となる日本仕様公開の目玉として、ストロングハイブリッドを最初から持ってくる可能性も否定できません。
米国での発売は2024年春の予定ですが、国内ではいつ正式発表となるのか、この先の動向からも目が離せません。
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