見た目だけでなく、滑りにくさや汗の吸湿性など機能面も優れる
ステアリングの素材には樹脂(プラスチック)、ウレタン、本革などがあるが、現在ベストといえるのはやはり本革だろう。本革の良さは滑りにくくて掌に馴染みやすく、汗の吸湿性もいいところだ。
なぜ普及しない? 全車に標準装備されるべき秀逸なクルマの装備7選
かつては純正ステアリングのデザイン、形状、材質、操作性がイマイチだったので、スポーティなクルマを買った場合、真っ先にナルディやモモなどの「より操作性のいい」本革のステアリングに交換するのが定番チューニングだった時代があったほどだ。
現在では純正のステアリングの質感が向上したことと、エアバッグの標準化で、ステアリングを交換するケースは目立たなくなったが、本革ステアリングの魅力は今も変わらない。
日本皮革技術協会によると、一般的な革製品のメリットとして ・銀面模様の美しさ ・優れた感触 ・保温性があり、暖かい感じ ・吸湿性に優れている ・気温による風合いの変化が少ない ・適度な塑性と弾性をもつので、成形性がよく体や手足になじみやすい ・切り口は裂けにくく、ほころびない ・燃えにくい といった7点を挙げている。
短所については ・個体差、部位差があり、感触、色、風合いなどが不均一である ・部位を考慮した色合わせや裁断が必要である ・不定形であり、大きな面積や均質なものがとれないため裁断率が悪い ・水に濡れると形状や風合いが変化する ・染色堅牢性が比較的弱い。カビが生えやすい ・濡れたとき熱に弱い。アルカリ性に弱い ・特有の臭い(主にタンニン、加脂剤、仕上げ剤等)を有する場合がある などとしている。クルマのステアリングに限定すれば、前記のように滑りにくくてフィット性がいいことが一番のメリットで、高級感がプラスされるのも大きな利点。パンチング加工されたステアリングなどは、よりグリップ性能に優れ、操作しやすくなっている。
欠点は長期間使い続けるうちに、表面の擦れによるテカリや痛みが生じること。もちろん、本革にもピンからキリまであるわけだが、ナルディやモモ、ポルシェの純正ステアリングなどは本革のクオリティ、形状ともに優れていて、一日の長がある。いま使っているステアリングの形状が気に入っているなら、専門店で表皮を本革に張り替えてもらうというサービスもある。
張り替える場合、革の色やその組み合わせ、ステッチの形や色までオーダーできるので、自分だけの本革ステアリングを作れるのも大きな魅力(相場は3万円~)。いい本革のステアリングに出会うと、なかなか手放せなくなるので、一流の本革ステアリングを一度握ってみることをおすすめする(とくに、欧州で鞣した本革の品質が秀逸だ)。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
200万円台! スズキ“新型ミニバン”「クルーズ」実車展示! 全長4.4m級ボディ×MT設定あり! 精悍エアロが超カッコイイ「エルティガH」インドネシアで登場
660ccの「小さな高級車」って最高! めちゃ上品な「オトナの軽自動車」に称賛の声! ダイハツ本気の「ラグジュアリー仕様」が凄かった!
1.5リッターエンジンで「300馬力」オーバー! 超パワフルな「小さな高級車」発表に驚きの声! リーズナブルな「低価格」も実現した新型イヴォークとは
「覆面パトカー」どうやって見分ける? 「クラウン」だけではない!? 「走り方」や「ナンバー」にも注目! 共通する特徴とは
もしやヴェゼル窮地!? お、値段以上に立派なバカ売れWR-Vってコスパ最強じゃない!?
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?