最高レベルの防護性能 個人向けに
ボルボがフラッグシップSUV「XC90」の防弾車仕様を発表した。価格は45万ポンド(約6100万円)。「最高レベルの防護性能を求める個人向け」とのこと。
このXC90アーマードの見た目は、ベースになった普通のXC90インスクリプションT6と変わらない。しかし、そのボディには厚さ10mmの鉄板が全方位に加えられており、1400kgも重くなっている。
さらにガラス類は50mmの厚さで、5人の乗員を含む重量は最大で4.5tにおよぶ。その強化されたボディパネルとガラスによって、このXC90はVR8規格の防御性能を持つ。つまり、360°の防弾能力と高い防爆性能を備える。先日発表されたレンジローバー・センティネルと同様だ。
追加装備には、ラン・フラットタイヤや非常用の脱出口、穴が開いても自動的に塞がる給油タンク、エンジンルームの消火装置、ドライバー側のスモークガラスと後部座席の色つきガラスなどが含まれる。
ボルボによれば、開発には2年を要したとのこと。また、XC90の基本的な性能は損なわれていないと同社は主張する。増加した重量による著しい負担に対処するため、ブレーキとサスペンションにはアップグレードが施されている。ただしパワートレインは標準モデルと変わらない。
XC90アーマードの製作は、ボルボのトルスランダ工場で生産された標準モデルを使って、ドイツのトラスコ社が行う。
XC60なら250kg増
ボルボのスペシャル・ヴィークル部門でマーケティング・ディレクターを務めるステファン・グリーンによれば、潜在的顧客には「背の高い人物の移動にこのクルマを使おうと考える警備会社」が含まれるという。一見すると普通のクルマと変わらないものの、「規定された防弾性能を達成するため、厳格な基準に沿って特別に製造される」とのことだ。
XC90アーマードの注文は現在受け付けており、顧客の要望に合わせて様々なカスタマイゼーションが可能。納車は2019年末から始まる予定だ。
ボルボには、これより小型で改造も軽度なXC60をベースにした防弾仕様車もある。こちらは主に欧州や南米の外交官や警察、警備会社を顧客とする。
ボルボによれば、このXC60アーマードは、地理的な危険や拳銃の弾頭を防ぐことを対象としているという。防護物の追加によって車両重量は250kgほど増えている。
XC60アーマードの製造はブラジルで行われ、これから厳しい防弾試験を受けることになる。より大きなXC90と同様、ブレーキやサスペンションはアップグレードされる。
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