現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「神奈川仕様っぽいJZX100マークIIだけど・・・」中身は1JZ改GT-SSツインターボ搭載のサーキット本気仕様!

ここから本文です

「神奈川仕様っぽいJZX100マークIIだけど・・・」中身は1JZ改GT-SSツインターボ搭載のサーキット本気仕様!

掲載 更新 31
「神奈川仕様っぽいJZX100マークIIだけど・・・」中身は1JZ改GT-SSツインターボ搭載のサーキット本気仕様!

見た目とのギャップが痛快な本格サーキットスペック

RB26用GT-SSタービンをオーバーヘッドマウント!

「リターン組オーナーの情熱が注がれたS13シルビア改」往年のワークススタイルで魅せる!

富士スピードウェイを主戦場に定め、走り込みを続けるJZX100マークIIの登場だ。製作したのは、トヨタ車チューンに強い“エルドオートサービス”。

この仕様が製作された当時、1JZチューンを進めていく上でネックとなっていたのがタービンラインナップの少なさだった。世に出回っているキットはどれもビッグシングル系ばかり。

しかし、エルドが求めたのはハイレスポンスだ。ターボラグが激しく、駆動系に負担がかかるような過度のパワーも必要ない。そこで熟考を重ねて選び抜いたのが、第二世代GT-R用のポン付けとして定番のHKS GT-SSタービンだった。

装着にあたっては、EXマニをワンオフ製作した上で、RB26DETT用のGT-SSタービンをオーバーヘッドマウント。限られたスペース内で、ミドルサイズのアクチュエーター式タービンを2機配備するのは相当苦労したそうだが、ロングインテークを含めたエンジンルームのインパクトは絶大だ。

なお、エンジン本体は腰下ノーマルのままヘッドにバルコンを投入。非常にライトな仕様だが、RB26と1JZは排気量が近い上に1JZには可変バルタイ機構が備わっている。そのため、GT-SSツインターボとのマッチングは非常に良好で、低回転域からレスポンスよくターボパワーが立ち上がる仕様が完成したそう。最高出力は最大ブースト1.4キロ時に450psだ。

また、ツインターボ化に合わせてタービンのウォーターラインやブローバイの配管はアルミチューブを使ってワンオフ製作。製作には手間暇がかけられているが、熱害対策はもちろんエンジンルームの美観を向上させる効果も非常に大きい。

足回りは、エルドオリジナルのエスカレーション車高調を軸に構築。これは別タンク式のハイエンドモデルだ。ホイールはワークエモーションCR極(18×9.5J)で、タイヤにはフェデラルFZ-201(F235/40-18 R265/35-18)をセット。

一方のブレーキも、重量級ボディを確実に止めるためにプロジェクトミューのキャリパーキットを前後に装備する。

サーキット専用スペックということもあり、コクピット周りはシンプルかつ機能製を重視してメーターやブーストコントローラーを配置。内装パネルはもちろん、エアコンやオーディオなどの快適装備も全て撤去されている。ミッションはR154だ。

2ドアスポーツレベルのボディ剛性を求め、ルーフの内張りまで全て剥がした上でフル溶接ロールケージを投入。メインアーチとフロント&リヤバーは各ピラーにガゼットプレートを介して固定し、さらにオリジナルの補強バーも追加。剛強ボディを作り上げているのだ。

純正バンパーカットの前置きインタークーラー仕様という面構えは往年の神奈川仕様を思わせるが、アンダー部にはダウンフォース増強のために3ミリ厚のFRP製アンダーパネルを設置。固定はバンパーとリップを貫通する長ネジでフレームに直接接続している。

パッと見はどこにでもいそうなドリ車だが、その実は、強靭なボディにハイレスポンスなパワーユニットを詰め込んだ生粋のサーキット仕様。実にウィットに富んだチューンドだ。

●取材協力:エルド・オートサービス 東京都八王子市鑓水83-1 TEL:0426-78-7325

こんな記事も読まれています

日産のホットハッチが100万円切り!? ニスモが作った116馬力の[マーチNISMO S]が最高だった!!!
日産のホットハッチが100万円切り!? ニスモが作った116馬力の[マーチNISMO S]が最高だった!!!
ベストカーWeb
いよいよ「関越道に直結」間近! 群馬の新・東西軸「上信道」次なる開通へ工事進む
いよいよ「関越道に直結」間近! 群馬の新・東西軸「上信道」次なる開通へ工事進む
乗りものニュース
マグヌッセンへのペナルティの累積方法にマクラーレンF1代表が不満「スポーツマンシップの観点から意味をなしていない」
マグヌッセンへのペナルティの累積方法にマクラーレンF1代表が不満「スポーツマンシップの観点から意味をなしていない」
AUTOSPORT web
アルファロメオ『ジュニア』、ハイブリッドとEVの受注を開始…イタリアで
アルファロメオ『ジュニア』、ハイブリッドとEVの受注を開始…イタリアで
レスポンス
トヨタEP82型「スターレット」で2度目のパイクスピークに挑戦! 220馬力仕様となったマシンの中身とは
トヨタEP82型「スターレット」で2度目のパイクスピークに挑戦! 220馬力仕様となったマシンの中身とは
Auto Messe Web
【DEGNER】「CE LEVEL2インナープロテクター」はライディングスタイルに合わせて使えて安全便利!  
【DEGNER】「CE LEVEL2インナープロテクター」はライディングスタイルに合わせて使えて安全便利!  
モーサイ
「ヤマハ XMAX ABS」250ccスポーツスクーターが4色のニューカラー採用で5月9日発売! 価格は71万5000円
「ヤマハ XMAX ABS」250ccスポーツスクーターが4色のニューカラー採用で5月9日発売! 価格は71万5000円
モーサイ
金属製ポータブル冷蔵庫「BougeRV Rocky」が登場! 耐久性抜群で大容量【車に積みたいアウトドアアイテム】
金属製ポータブル冷蔵庫「BougeRV Rocky」が登場! 耐久性抜群で大容量【車に積みたいアウトドアアイテム】
月刊自家用車WEB
角田裕毅、トップドライバーになるべく確実に成長中。RBメキーズ代表大絶賛「彼は天性のスピードにさらに磨きをかけた」
角田裕毅、トップドライバーになるべく確実に成長中。RBメキーズ代表大絶賛「彼は天性のスピードにさらに磨きをかけた」
motorsport.com 日本版
2024年4月の新車販売ランキング、首位「N─BOX」は9カ月連続 ヤリスが2位浮上
2024年4月の新車販売ランキング、首位「N─BOX」は9カ月連続 ヤリスが2位浮上
日刊自動車新聞
ホンダ、新型フリードを先行公開。ハイブリッドが待望の「e:HEV」に進化!
ホンダ、新型フリードを先行公開。ハイブリッドが待望の「e:HEV」に進化!
月刊自家用車WEB
ダイハツ、ムーヴキャンバスの生産を5/27に再開 現行車種の生産停止はロッキー/ライズHVのみ
ダイハツ、ムーヴキャンバスの生産を5/27に再開 現行車種の生産停止はロッキー/ライズHVのみ
日刊自動車新聞
全長3.4m級のホンダ「小型ミニバン」あった!? まさかの超斬新「カクカク透明ボディ」×6輪仕様がスゴい! 画期的すぎた「UNIBOX」とは何だったのか
全長3.4m級のホンダ「小型ミニバン」あった!? まさかの超斬新「カクカク透明ボディ」×6輪仕様がスゴい! 画期的すぎた「UNIBOX」とは何だったのか
くるまのニュース
持続可能性と革新の両立、TEINが拓く環境に配慮した製造体制とは
持続可能性と革新の両立、TEINが拓く環境に配慮した製造体制とは
レスポンス
【サーキット試乗】マセラティ謹製V6ネットゥーノエンジンをサーキットで味わい尽くす!「マセラティ・ネットゥーノ・メディア・テストドライブ」
【サーキット試乗】マセラティ謹製V6ネットゥーノエンジンをサーキットで味わい尽くす!「マセラティ・ネットゥーノ・メディア・テストドライブ」
LE VOLANT CARSMEET WEB
ホンダ フリードが3代目となってデビュー スクエア感が増してステップワゴンライクに
ホンダ フリードが3代目となってデビュー スクエア感が増してステップワゴンライクに
Auto Prove
「大声で話すな」 バスドライバー不足を解消したいなら、昭和~平成の“おっかない”ドライバーを容認せよ
「大声で話すな」 バスドライバー不足を解消したいなら、昭和~平成の“おっかない”ドライバーを容認せよ
Merkmal
【ホンダ 新型フリード 待ってました!の第一報】FREED AIRは癒し系&CROSSTARはアウトドアテイストましまし!イマドキの家族に「ちょうどいい」コンパクトミニバンを初披露
【ホンダ 新型フリード 待ってました!の第一報】FREED AIRは癒し系&CROSSTARはアウトドアテイストましまし!イマドキの家族に「ちょうどいい」コンパクトミニバンを初披露
Webモーターマガジン

みんなのコメント

31件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

246.8354.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.9510.0万円

中古車を検索
マークIIの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

246.8354.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.9510.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村