ラ・フェラーリ後継、イタリアで発見
フェラーリは、世代を代表するラ・フェラーリに続く新たなフラッグシップモデルとして、コードネーム「F250」というPHEVを開発している。今回、そのプロトタイプが目撃された。
【画像】フェラーリの次世代を担うPHEVハイパーカー【F250のプロトタイプとラ・フェラーリを写真で見る】 全42枚
F250のプロトタイプは、2020年にラ・フェラーリのボディを装着した車両が目撃されているが、今回はイタリアの公道でカモフラージュを施したテスト車両が確認された。価格は200万ポンド(約3億5000万円)以上になると予想されている。
ラ・フェラーリの発売は2013年だが、フェラーリのフラッグシップモデルに10年の開きがあるのは珍しいことではない。同社の元最高技術責任者であるマイケル・ライターズ氏は以前、AUTOCARに「ほぼ10年ごとに1台ずつ出しているのは事実です。また、フェラーリでは、新しい技術ができたときにしか出さないというのも事実です。そのためわたし達は、新しいスーパーカーに搭載したい技術とは何なのかを理解しなければなりません」と語っている。
F250はまだ初期のテスト段階であり、デビューはもう少し先である。リークされた資料によると、来年10月に標準のクーペが発売され、その後サーキットに特化したXXが2026年に、スパイダー仕様が2027年に発売される可能性がある。500台しか生産されなかった先代のように、限定生産される可能性が高い。
目撃されたプロトタイプからわかるように、空力的に彫刻されたボディを持ち、ダクト付きのフロントバンパー、F50のようにくぼみのあるボンネット、そしてフルワイドのリアスポイラーを備えている。
また、5ナットのホイール、296 GTBを彷彿とさせるフロントとリアのLED、ツインエグゾースト、ミドマウントエンジンの6つの冷却ダクトも確認されている。
パワートレインの詳細については、まだ明らかにされていない。しかし、フェラーリが電動化を加速させていることから、296 GTBの3.0L V6ハイブリッドの発展型が搭載されると予想されている。もし実現すれば、フラッグシップモデルにV12エンジンが採用されない初めてのケースとなる。
フェラーリが昨年11月に公開したヴィジョン・グランツーリスモ・コンセプトは、このようなレイアウトを示唆するものであった。6気筒ツインターボを「より過激に」使用したこのコンセプトは、将来のスポーツカーデザインを予見させた。
インテリアでは、ダッシュボードに取り付けられたタッチスクリーンと思われるものや、ラ・フェラーリのような四角いステアリングホイールなどが見られる。
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