現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ついに現行クラウンのパトカーが登場! 要件を満たさないと言われた「トランク容量が小さい問題」はどうなった?

ここから本文です

ついに現行クラウンのパトカーが登場! 要件を満たさないと言われた「トランク容量が小さい問題」はどうなった?

掲載 更新 125
ついに現行クラウンのパトカーが登場! 要件を満たさないと言われた「トランク容量が小さい問題」はどうなった?

 この記事をまとめると

■現行トヨタ・クラウンベースの国費調達パトカーが登場

【噂の真相】パトカーはチューニングされているって本当?

■これまで現行クラウンはトランク容量が足りないと言われていた

■どのようにパトカーの条件をクリアしたのかを解説する 以前、現行トヨタ・クラウンベースで警察庁の国費調達パトカー(無線警ら車)仕様を用意しようとしたら、トランク容量が要件を満たしていないことがわかり、現行クラウンでは用意されないのではないかとお伝えしたことがあるが、その現行クラウンベースの国費調達パトカーがデビューした。

 国費調達パトカーの規格などについては、初代トヨペット クラウンをベースにした緊急車両専用設計となる、“トヨタ パトロール”を起源とし、いまもって基本的には“クラウンがベンチマーク”となっている。国費調達パトカーとしてスバル・レガシィパトカーが登場した時には、レガシィも要件を満たすように変更されたとされるが、いまでも日本のパトカーは“クラウン”なのである。

 しかし、現行クラウンの民生向けともいえる一般仕様が発売されたあとにトランク容量(450リットル)を満たしていないことが発覚したとのこと。開発段階ではゴルフバッグの収容数に気を取られていたということもあったとも聞いているが、そのままでは“クラウンがベンチマーク”であるはずの国費調達パトカーが、現行クラウンではラインアップできない事態となってしまった。当初はトランクルーム内の構造変更(削ったりする?)を行って容量確保をめざすのではないかともされたのだが、めでたく現行クラウンベースの国費調達パトカーがデビューしたのである。

 どのようにして要件をクリアしたのか?

 パトカーの条件が変更されたと考えられる

 事情を知るA氏に話を聞くと、「トランクルーム内の構造変更をするなどクルマをいじったということではないようです。そもそもの国費調達パトカーの要件自体を変更したと聞いています。トランク容量などの数値的要件をなくし、その代わりにトランクに置くべき装備品を指定し、『それらを収容できる容量を確保していること』といったものに変更したと聞いています。そのため以前のトランク容量450リッターという要件を満たしていなくとも、現行クラウンベースの国費調達パトカーデビューとなったようです」。

 令和の時代でも国費調達パトカーの“クラウンがベンチマーク”には変わりはないようだ。

 A氏に「次期クラウンがSUVになるとの情報が飛び交っているが」と聞くと、「あくまで私見ですが、実際のところ次期型にもセダンはあるのではないでしょうか。国費調達パトカーは依然としてセダンボディでの“クラウンがベンチマーク”なのは今回の動きを見ても明らかです。そのクラウンがSUVのみとなれば国費調達パトカーの要件を基本的な部分から大幅な見直しが必要となるでしょう。さらに日系ブランドでクラウンサイズのFRセダンといっても、事実上クラウンしかありません。パトカー以外でも、ハイヤーや会社の役員車、個人タクシーなどで使えるのは、日系ブランドでは、“クラウンオンリー”と言っても言い過ぎではないでしょう。ある意味“働く大型セダン”カテゴリーでは、クラウンニーズはますます高まっているようにも見えます」。

 クラウンシリーズのメインが仮にSUVとなっても、再び“クラウンコンフォート”のような立ち位置でセダンが残り、“働く大型セダン”ニーズをリカバリーすることになるかもしれない。

こんな記事も読まれています

車検の更新、「2か月前」からに拡大 2025年4月から変更 国土交通省
車検の更新、「2か月前」からに拡大 2025年4月から変更 国土交通省
グーネット
[音響機材・チョイスの勘どころ]「単体サブウーファー」の細かなスペックの見極め方を解説!
[音響機材・チョイスの勘どころ]「単体サブウーファー」の細かなスペックの見極め方を解説!
レスポンス
【MotoGP】マルク・マルケス「今のMotoGPは長期キャリアが難しい」なお当人は来年13年目に突入
【MotoGP】マルク・マルケス「今のMotoGPは長期キャリアが難しい」なお当人は来年13年目に突入
motorsport.com 日本版
天候不良の中、ドライバーたちは何を訴えていた? スーパーフォーミュラ第3戦SUGO、レース当日の無線交信を振り返る
天候不良の中、ドライバーたちは何を訴えていた? スーパーフォーミュラ第3戦SUGO、レース当日の無線交信を振り返る
motorsport.com 日本版
ホンダの「V型10気筒エンジン」搭載スーパーカー!「“NSX”後継車」指名された本気の「超ロングノーズ」モデルに反響あり!
ホンダの「V型10気筒エンジン」搭載スーパーカー!「“NSX”後継車」指名された本気の「超ロングノーズ」モデルに反響あり!
くるまのニュース
アルピーヌA290をル・マンで発表 アルピーヌのEVモデル国内導入を検討中
アルピーヌA290をル・マンで発表 アルピーヌのEVモデル国内導入を検討中
Auto Prove
パワーは333馬力に、VW『ゴルフR』 改良新型…実車は6月26日発表予定
パワーは333馬力に、VW『ゴルフR』 改良新型…実車は6月26日発表予定
レスポンス
軽じゃないダイハツ「コペン」で国内ラリーに参戦! 770ccに排気量アップして、WRCラリージャパン・クラス3連覇を狙います
軽じゃないダイハツ「コペン」で国内ラリーに参戦! 770ccに排気量アップして、WRCラリージャパン・クラス3連覇を狙います
Auto Messe Web
日産 スカイラインHT 2000GT-R(昭和48/1973年1月発売・KPGC110型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト072】
日産 スカイラインHT 2000GT-R(昭和48/1973年1月発売・KPGC110型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト072】
Webモーターマガジン
スカニアジャパンの新大型トラック「スーパー」はスポーツカーも採用するメカを起用
スカニアジャパンの新大型トラック「スーパー」はスポーツカーも採用するメカを起用
driver@web
名車復活!? 新型「“全長4m級”スポーツカー」日本導入か! 斬新な“X”ライト&旧車デザイン! ブースト機能つき「A290」がカッコいい!
名車復活!? 新型「“全長4m級”スポーツカー」日本導入か! 斬新な“X”ライト&旧車デザイン! ブースト機能つき「A290」がカッコいい!
くるまのニュース
メルセデスAMG『CLE 53 4MATIC+クーペ』新型を発売…価格は1290万円
メルセデスAMG『CLE 53 4MATIC+クーペ』新型を発売…価格は1290万円
レスポンス
使わなきゃ損しかないクルマの「ACC」機能! ただし危険な「けっこう見かける」間違った使い方に要注意
使わなきゃ損しかないクルマの「ACC」機能! ただし危険な「けっこう見かける」間違った使い方に要注意
WEB CARTOP
トヨタ得意の高速グラベルで挽回なるか。7年ぶりのラリー・ポーランドは「ドライバーに合っている」とラトバラ
トヨタ得意の高速グラベルで挽回なるか。7年ぶりのラリー・ポーランドは「ドライバーに合っている」とラトバラ
AUTOSPORT web
ヒョンデの高級車ブランド、「ジェネシス」のスポーツセダン『G70」がニュルタクシーに…7月から開始
ヒョンデの高級車ブランド、「ジェネシス」のスポーツセダン『G70」がニュルタクシーに…7月から開始
レスポンス
クルマを買わないと……なプレッシャーなし! 「見るだけOK」グッズも買えて飲食までできる「クルマ好きのシャングリラ」的ショールーム5選
クルマを買わないと……なプレッシャーなし! 「見るだけOK」グッズも買えて飲食までできる「クルマ好きのシャングリラ」的ショールーム5選
WEB CARTOP
スペインで大失速RB&角田裕毅、レッドブルお膝元のオーストリアGPへ。「今週末は挽回できることを期待」
スペインで大失速RB&角田裕毅、レッドブルお膝元のオーストリアGPへ。「今週末は挽回できることを期待」
motorsport.com 日本版
CLEにハイパフォーマンスとカブリオレ、2つのモデルが登場|Mercedes Benz
CLEにハイパフォーマンスとカブリオレ、2つのモデルが登場|Mercedes Benz
OPENERS

みんなのコメント

125件
  • 新しいクラウンパトカーの写真ないよ
  • パトカーに採用されたと言う記事なのにアンチは何にでも噛みつくな。脳内構造が文句、批判、揶揄で凝り固まってそう。
    今や国産じゃクラウン以外に採用できる車種が無いんだから採用企画を見直すしか無い。
    パトカーに積んでる備品も携帯しやすいように軽くなり折り畳み式になってるから問題ないはす。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

509.9575.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

26.8879.0万円

中古車を検索
クラウンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

509.9575.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

26.8879.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村