カーライフ [2024.04.20 UP]
ゴールデンウィークは車トラブルが急増! 故障を未然に防ぐ2つのポイント
いよいよゴールデンウィークも目前となった今日この頃。家族や仲間たちとロングドライブを計画している方も多いことでしょう。
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旅のプランを考えたり、必要なものを買い揃えたりと、準備を進めていくのもレジャーの醍醐味ですよね!
準備といえば、旅の相棒となる愛車の状態もしっかりチェックしておきたいところ。実は、ゴールデンウィークはJAFのロードサービスの出動が激増する時期でもあるんです。
そこで今回は、JAFの最新ロードサービス救援データから見えた、お出かけ前にメンテナンスしておきたい愛車のチェックポイントを紹介します。
2023年のJAF出動件数は約6万件!その3分の1以上が遭遇した故障内容とは?
JAFによると、2023年のゴールデンウィーク中(2023年4月29日~5月8日)にロードサービスが出動した件数は全国で59,644件。1日当たり6,000件近くの救援要請があった計算になります。
その中でも最も多かった故障内容とは何なのでしょうか。
JAFロードサービス 主な出動理由TOP10 2023年 ゴールデンウィーク「四輪」(全体)
順位故障内容件数(件)構成⽐(%)1過放電バッテリー21,37935.842タイヤのパンク、バースト、エアー圧不⾜12,23520.513
落輪・落込3,6626.144破損/劣化バッテリー3,5685.985キー閉じ込み3,0655.146事故2,2413.767燃料切れ1,1751.978発電機/充電回路7501.269ハンドルロック・キー作動機構5720.9610スタータモータ5410.91以上計49,18882.47その他合計10,45617.53総合計59,644100参考:JAF ロードサービス救援データ(2023年度:シーズン別)
1位となったのは「過放電バッテリー」。いわゆる“バッテリー上がり”と呼ばれている故障のことです。2位には「タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足」がランクイン。バッテリー上がりとタイヤのパンク・バーストで55%以上にも達しています。
ドライバーのうっかりミスとして度々挙げられる「キー閉じ込み」は5位で、全体では5%ほど。運転中のトラブルとしてよく思い浮かぶ「燃料切れ」も全体では2%未満と、実はそれほど多くありません。
一般道路では、“バッテリー上がり”にご用心!
続いて、一般道路で発生した故障内容に絞ったデータを見てみましょう。
JAFロードサービス 主な出動理由TOP10 2023年 ゴールデンウィーク「四輪」(一般道路)
順位故障内容件数(件)構成⽐(%)1過放電バッテリー21,22837.022タイヤのパンク、バースト、エアー圧不⾜11,44719.963落輪・落込3,6596.384破損/劣化バッテリー3,5376.175キー閉じ込み3,0295.286事故2,0653.607燃料切れ9461.658発電機/充電回路7061.239ハンドルロック・キー作動機構5690.9910スタータモータ5370.94以上計47,72383.22その他合計9,62116.78総合計57,344100参考:JAF ロードサービス救援データ(2023年度:シーズン別)
全体のランキングと同様に、1位はやはり「過放電バッテリー」が37%とかなり高い割合を占めています。このデータから、ゴールデンウィークはバッテリー上がりに最も注意すべき!と言えます。
では、いったいバッテリーはどうなると上がってしまうのか、失敗しないためにバッテリー上がりの原因をチェックしてみましょう!
バッテリー上がりはなぜ起きる?原因はやってしまいがちなアレだった…!
「過放電」とは、電池の容量が0%を表示している状態からさらにエネルギーを取り出そうと放電してしまう状態のこと。ヘッドライトや室内灯の消し忘れ、半ドアによって室内灯が点いたままになっているときに起こりやすいと言われています。うっかりやってしまったことがある人も多いのではないでしょうか?
ライトの消し忘れは車の中にいる状態では意外と分かりづらく、車を降りた後の行動に意識が移っている事も多いため、これが結構気付きづらいもの。車から離れる時には、車の前に回ってライトを消し忘れていないか確認するようにしましょう。
また、エアコンなどの電装品を使いすぎることでバッテリー上がりを起こしてしまうこともあるようです。ゴールデンウィークの時期の日中は、晴れていると車内が暑くなるのでこれもやってしまいがちですが、要注意です!
“バッテリー上がり”が起こりやすいクルマがある!?
もう一つ注意しておきたいのは、バッテリーそのものの寿命が近くなっているケース。一般的にバッテリーの寿命は2~3年と言われていますが、夜間の走行が多かったり、普段あまり長い距離を走らなかったりすると、バッテリーの寿命が短くなりやすいんだそうです。
さらに、クルマを長期間放置したままになっていた場合は要注意。2週間~1か月間放置していると、バッテリー上がりを起こしやすい状態になっていることが多いようです。これは新品のバッテリーだったとしても例外ではありません。
日ごろはクルマに乗らず、週末や休日だけ愛車を運転するという方はバッテリー上がりに遭遇するとパニックになってしまうかも。万が一自分で応急処置ができないという場合は慌てずエンジンをストップし、友人や近所の方、JAFなどのロードサービスに助けを求めましょう。
【あわせて読みたい】
>> バッテリー上がりの応急処置を解説!今すぐできる2つのこと
>> 突然のバッテリー上がり……充電する方法は?原因をもとに対処法を解説
大事故になる可能性も…?!高速道路を利用する前にチェックしておきたい“足回り”
次に、高速道路で発生した故障内容のランキングを見てみましょう。
JAFロードサービス 主な出動理由TOP10 2023年 ゴールデンウィーク「四輪」(高速道路)
順位故障内容件数(件)構成⽐(%)1タイヤのパンク、バースト、エアー圧不⾜78834.262燃料切れ2299.963事故1767.654過放電バッテリー1516.575オートマチックミッション472.046発電機/充電回路441.917キー閉じ込み361.578破損/劣化バッテリー311.359冷却⽔不⾜271.1710エンジンオイルの不⾜、補充241.04以上計1,55367.52その他合計74732.48総合計2,300100参考:JAF ロードサービス救援データ(2023年度:シーズン別)
一般道のランキングとは打って変わって、1位は「タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足」! その割合は約34%と圧倒的に高くなっています。ちなみに、2位「燃料切れ」(9.96%)、3位「事故」(7.65%)となっており、いずれも一度乗ったら止まることができず、長距離走行が多い高速道路ならではのトラブルが上位を占めています。
日ごろの確認不足がタイヤのパンク・バーストに!未然に防ぐには…?
高速走行によって大きな負荷がタイヤにかかる高速道路では、パンクやバーストといったトラブルが発生しやすくなります。その原因として、タイヤの経年劣化によるひび割れの悪化や、エアー圧(空気圧)の不足が挙げられます。
ひび割れや溝がすり減った状態になっているなどといった経年劣化は、目視で確認可能。釘やガラスなどの金属片が刺さっていないかも確認しておきましょう。
見た目だけでは分からないのが空気圧不足。タイヤに問題が無くても、タイヤ内の空気は自然に抜けていきます。実は少なくとも1か月に1回は空気圧を点検することが推奨されていますが、忘れがちになっていたり、そもそも知らなかったという方も多いかもしれません。
空気圧のチェックにはエアゲージという道具を使います。カー用品店やネットショップなどでも一般的に取り扱われているので、車内に常備させておくのもよいでしょう。
最寄りのガソリンスタンドを利用するのもOK。セルフスタンドなどでは点検用のスペースを設けている場合もあります。手順が分からない場合は、ガソリンスタンドのスタッフにチェックを頼んでみましょう。
もう一つ確認しておきたいのが、応急処置の準備ができているかどうか。スペアタイヤをクルマに積んでいる場合は、状態をチェックしておきましょう。近年はスペアタイヤの代わりにパンク修理キットが積載されている場合もあります。車内のどこに入っているのか、修理剤の使用期限が切れていないかを確認しておくと安心です。
【あわせて読みたい】
>> 車のタイヤがパンクしたらどうする?修理方法やタイヤ交換費用を解説
事前のチェックで、スムーズに楽しいゴールデンウィークを!
せっかくのレジャーもクルマのトラブルに見舞われてしまっては台無し。場合によっては事故に繋がる危険性もあるので、バッテリーやタイヤ、燃料・充電量は事前にチェックしておきしょう。
万が一トラブルが発生した場合は、あわてずクルマを安全な場所に停め、状態をチェック。何がトラブルの原因となっているか分からない場合は、周囲の人々やガソリンスタンドに助けを求めましょう。もちろん、ロードサービスを利用するのもOK。
もしもの時も、JAFに入っておけば安心!
どんなに備えをしておいても、もしものトラブルはつきもの。愛車が故障してしまったら、修理代も心配ですよね。
そんなアナタの心強い味方になるのが、JAF! 全国2,000万⼈以上が入会し、その継続率は90%以上(2023年3月現在)と、多くのドライバーに選ばれ続けているサービスなんです。
会員でなくてもJAFのロードサービスを利用できますが、会員になると保険適用外のトラブルにも対応OKに!さらに、回数の制限なくほとんど無料で利用できるのが大きなメリット。また、サービスの対象は会員本人となるので、マイカー以外のレンタカーやカーシェアリングを運転している時でもサービスを受けられるのが嬉しいポイントです。
このほかにも、グルメやガソリンスタンドなど様々なシーンで使える会員優待サービスもいっぱい!お出かけの前に、検討してみては?
JAF入会のメリットってなぁに?詳しく知りたい方はこちら
https://jaf.or.jp/individual/join-us/membership
■JAF 公式HP(ロードサービスのご案内):https://jaf.or.jp/common/call-road-service
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みんなのコメント
今まで散々言われているが一向に減らないのはドライバーの質が原因。
バカのレベルに合わせて車を動かせるようにしてしまったからだよ。