■これがホンダ「ヴェゼル」!? 衝撃カスタムモデルの「ヴェゼル ギア」とは
モーターショーやオートサロンなどの自動車イベントでは、毎度様々なコンセプトカーや新型車、カスタムカーが発表され、注目を集めます。
2017年に開催された「東京オートサロン2017」では、ホンダ車のカスタムパーツなどを開発・製造するホンダアクセスがSUVの「ヴェゼル」に、もはやベース車両がわからなくなるほど全面的にカスタマイズを施した「ヴェゼル ギア」を出展しました。
【画像】こんな「ヴェゼル」カッコ良すぎるでしょ! 「ヴェゼル ギア」を画像で見る(138枚)
ヴェゼルは、ホンダのコンパクトSUV。初代モデルは、SUVの力強さ、クーペのあでやかさ、ミニバンの使いやすさ、さらには燃費性能まで、ジャンルの枠を超えた多面的な価値を高次元で融合させた全く新しいクルマとして2013年に登場しました。
現在販売されているのは、2021年4月22日に発売された2代目モデルで、「AMP UP YOUR LIFE(アンプ アップ ユア ライフ)」をグランドコンセプトに、日常生活の質の向上を重視し、アクティブで新しいものにオープンな人々に向けて、実用性だけでなくプラスアルファの体験価値を提供することを目指して開発され、大きな進化を遂げています。
2017年に開催された「東京オートサロン2017」に登場した「ヴェゼル ギア」は、初代モデルをベースにホンダアクセスの有志によって結成されたN Lab.が作成したカスタムカー。
ホンダアクセスは、このクルマについて当時「SUVとしての圧倒的な存在感と使い込んだ頼れる道具をイメージした」としていました。
エクステリアは、もはやベースのヴェゼルの面影がないほどほぼ全面的にカスタマイズが施されています。
スキッドプレート風のフロントバンパーや、フロントからリア側ではルーフまで続く樹脂製のフェンダーがタフ感を高めるほか、グリルに配された「HONDA」文字ロゴや、小さめの4連ヘッドライトなどが精悍な印象も与えています。
さらにハッチバック式のテールゲートはすべて取り外され、小ぶりな横開き式に切り替えられているため、ちょっとしたピックアップトラックを思わせる開放的な構造となっています。
車室空間と外部の空間を完全に遮断できませんが、雨風をしのぐ幌やカバーなどの装備については特に明示されていませんでした。
また後部には、ルーフレールから続く“手すり”のようなパーツも取り付けられているため、本来荷室空間である場所に立ったまま乗車したり、荷物を積載する際の固定用に使うことも可能そうです。
インテリアは、外装ほど大きな変更は加えられていませんが、外装色のイエローと合わせて、内装各所にイエローのパーツが配されイメージを一新。センターコンソール付近に手すりが加えられており、本格的なオフロード走行も想定されている様子が伝わってきます。
またシート表皮も鮮烈なイエローになっており、遊び心があふれる仕上がりです。
※※※
同じくオートサロン2017で展示されていた「S660 Neo Classic Prototype」は、翌年市販パーツとなりましたが、このヴェゼルギアと合わせて展開されていた「T880」についてもその後の続報はありません。
どちらかといえば都会的なヴェゼルを、ここまで“カッコ良く”本格的なオフロード車に仕上げたヴェゼルギアでしたが、今年(2023年)10月に行われる「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」でも、このような“カッコイイ”モデルがホンダから登場することに期待が膨らみます。
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