モデル数を考えればこれだけのヒットはスゴイ
スバル車の場合、モデル数が絶対的に少ないだけにヒット車多数とはならないが、水平対向や4WDなど、特異性を武器にして、売れたモデルはいくつかある。今回はそれらを紹介しよう。
クルマの売れないこのご時世でも値引きはしない! 強気の販売で「買い得感」の少ない国産車5選
1)レガシィツーリングワゴン
これぞ、スバル車のなかのキング。倒産の危機にあった当時の富士重工を救った救世主である。ヒットの理由は日本車初といっていい、ワゴン専用設計。それまではバンを乗用登録したものをワゴンとしていたが、欧米流に専用設計とすることで、レベルの高い走りを実現した。また、ワゴンブームの火付け役にもなったし、アウトドアブームも追い風となって大ヒットした。
まさに石を投げればレガシィに当たる状態で、SOHCの実用グレードから走りに振ったGTまで幅広く取り揃えられていたのも人気に拍車をかけた。当時、広報部に顔を出すと、雑誌で紹介されたページに付せんを付けるのが楽しくてしょうがないと言っていたのを思い出す。
2)インプレッサWRX
レガシィでWRCを戦うものの、ボディが大きく、苦戦を強いられることもあったため、弟分的存在として登場したのがインプレッサであり、そのなかでの最高峰グレードであるWRXの登場は強烈だった。セダンなのにスポーツカーということで、箱好きからも高い支持を受けたし、5ドアハッチをスポーツワゴンとして売り出したのも新鮮だった。もちろんこちらもWRXはあった。
当時はまだ排気が不等長だったこともあり、ドロドロという排気音をさせてカッ飛ぶWRXをよく見かけたものだ。たたベースとしてのインプレッサ自体は正直、GT-Rとセダングレードの関係に似て、ヒットしたとはいえなかった。
日本でバカ売れしたスバルのてんとう虫
3)スバル360
これはいわずもがな、日本のモータリゼーションの突破口にもなったクルマだけに、よく見かけた。といっても、今のようにみんなかディーラーに殺到して新車を買ったというのではなく、中古を月賦(今のローン)で買うのが精一杯の時代だ。その後、低価格を武器にしたN360の登場などで、販売は苦戦することになる。
4)アウトバック
日本では以前より、レガシィの派生的な存在だが、アメリカではSUV好きに大ヒット。そもそも、初代が登場したのはアメリカが先だったし、セダンのアウトバックが北米市場では存在したほど。
アメリカではコンパクトな部類に入るし、ワゴンベースで構えずに乗れるのもいいようで、初代から現行モデルまで、ヒットを続け、米国での販売台数は200万台を突破したというから、凄い。
5)フォレスター
アウトバックがアメリカでナンバー1なら、世界ナンバー1はこちら。初代から海外で販売されていたが、3代目、4代目と進化するに従って人気も上昇。
現行である5代目はニューヨークショーでお披露目されたほど、海外に市場をシフトしている。実際、アメリカでもアウトバックとほぼ互角なうえに、欧州と日本などでも人気なので、世界で一番売れているスバル車となった。アメリカではコンパクトなSUVとなるため、女性ユーザーが多いのも特徴である。
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