世界初の市販FCV(燃料電池自動車)として登場したトヨタMIRAI。走りもよいクルマだが、肝心の水素ステーションの整備が進まずいまひとつ実用性に欠ける。
もしやするとトヨタのFCVはこのまま衰退してしまうのか、という懸念もあったのだがベストカースクープ班によると次期「MIRAI」の姿が見えてきたという。
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そしてなんと次期クラウンがFCVになるとの情報もあるという。これはいったいどういうことなのだろうか。真相に迫ります。
文:ベストカー編集部/写真:編集部
ベストカー2019年8月10日号
■トヨタのFCVはまだまだこれからの技術だ
どうにも水素ステーションの展開が広がっていかないように見えるし、トヨタとしてもMIRAIの『次』の燃料電池車(FCV)の具体的な姿が見えてこない。
しかも現段階でトヨタのFCVは2014年登場のMIRAIのみでどうにも元気がないように思える。
MIRAIの次期モデルは開発が着々と進行している。インフラの問題はしばらくは続きそうだが、クルマの開発はどんどん進む(画像はベストカー予想CG)
だから、「トヨタのFCV戦略は足踏み状態」と思っている読者も多いのではなかろうか。まだまだ身近なクルマとは言えないのも事実だ。
しかし、トヨタはFCVを重要な中長期的技術と捉えていることは間違いない。なにしろ豊田市の本社エリアにはFCV開発に特化させた技術センターを作り、専用の開発センターでFCV開発に力を入れているのだから。
2014年12月から販売をしている現行型MIRAI。予防安全技術のアップデートはあったが他は大きな動きはない。画期的な技術を次期型でさらに進化させるはずだ
乗用車ではMIRAIのみのFCVだが、例えば路線バスでは都営バスでも稼働している「SORA」とネーミングされたFCバスがある。
このバスにはMIRAIで開発したFCスタックを2基搭載している。よりハイパフォーマンスのFCスタックを開発し、バスやルート配送トラックなどにFCを展開していくことを視野に入れているのだ。
そして着実に開発が進められている次期型MIRAIだが、これまでの情報とはちょっと違った、より具体的で驚くべき情報をベストカースクープ班は掴んだ。
6ライトの4ドアセダンとなるMIRAI。現行型クラウンのようなリアスタイルは精悍な顔つきで、現行型MIRAIのような大らかなスタイリングとは一線を画す
(画像はベストカー予想CG)
今回お見せするエクステリアデザインはほぼ最終案と言って間違いないもの。
一見5ドアファストバックにも見える、6ライトの4ドアセダンで、プロポーションは現行型クラウンを思わせるスタイリッシュなものとなる。
実は次期型MIRAIはクラウンと基本プラットフォームを同じくする後輪駆動となるのだ。
■「クラウンFCV=MIRAI」という新方程式
ここでハッとする読者も多いことだろう。そう、2015年の東京モーターショーのレクサスブースで公開された『次期型LS』とされたコンセプトカー「LF-FC」は、後輪駆動プラットフォームをベースとしたFCVだった。
基本的なフォルムはほぼそのまま、『新型LS』として2017年10月に登場したが、現時点でFCモデルは存在していない。
2015年の東京ショーに登場したレクサスLF-FCコンセプト。文字通りの燃料電池自動車だったが現行型LSにはその設定がなく、これが次期MIRAIのベースになると考えられる
現行型レクサスLSのプラットフォームはホイールベースなどのサイズこそ異なるが、基本となるフロア骨格やサスペンション構造などはクラウンのプラットフォームと同じ。
ラージサイズFRプラットフォームとしてトヨタ車、レクサス車に広く展開するプラットフォームとして開発されたものだ。
最初からFC対応を念頭に開発されたプラットフォームということ。
水素タンクはプロペラシャフトの位置に前後方向に置かれ、さらに航続距離を伸ばすために後席下に横方向に1本置かれるというのは、ショーモデルで示されたとおり。
フロントのエンジンが置かれる位置にFCスタックやコントロールユニットを配置し、リアアクスルに駆動用モーターを配置するというレイアウト。
エクステリアデザインは専用のものとなるが、内容的には『クラウンFCV』とも言える次期型MIRAIは来年、東京オリンピックのマラソン先導車などとして活躍する計画だ。
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