2020年11月29日、F1第15戦バーレーンGPがバーレーン・インターナショナル・サーキット(サヒール・サーキット)で開催され、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが優勝、2位にレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、3位にレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンが入った。
スタート直後に大アクシデント、グロージャン、炎の中から生還
全20台が先陣を争うスタート直後に、戦慄の炎上事故が起こった。
●【くるま問答】ガソリンの給油口、はて? 右か左か、車内からでも一発で見分ける方法教えます(2020.01.21)
トップ集団こそ大きな波乱はなかったものの、後続集団の中で先行車をかわそうとしたロメイン・グロージャン(ハース・フェラーリ)が大きく斜行し、ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)と接触。そのままコースアウトし、ガードレールに激突した。
車体後方を脱落させたマシンの前半部分は激しい炎に包まれ、最悪の事態も考えられたが、グロージャンはガードレールに挟まったモノコックから素早く脱出。肋骨骨折の疑いがあるものの、幸い命には別状はなく、ハロ(頭部保護デバイス)の効果が改めて実証されることとなった。
王者ハミルトンには及ばずも、レッドブル・ホンダの2台が表彰台
炎上事故によって赤旗が出され、マシンの撤去とコース補修で1時間45分の中断後に再開したレースは、1回目のスタートで出遅れていたメルセデスのバルテリ・ボッタスがタイヤをパンクさせて早々に脱落。ハミルトンとフェルスタッペンの一騎打ちの様相となった。
勝敗を分けたのは第2スティント。フェルスタッペンがハードタイヤを履いて勝負に出たが、より柔らかいミディアムを履いたハミルトンより短かい周回しか走行することができず、先に2回目のピットイン。
第3スティントはともにハードタイヤとなり、この時点で勝負あり。ハミルトンの5連勝、シーズン11勝目が決まった。
結果的には完敗したとはいえ、2位でフィニッシュしたフェルスタッペンは3戦ぶりの表彰台。レース終盤まで3番手を走行していたセルジオ・ペレス(レーシングポイント・メルセデス)がエンジントラブルでストップしたため、アルボンも3位に浮上してフィニッシュし、レッドブル・ホンダが2台揃って表彰台獲得という結果となった。
アルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリーが1ストップ作戦を成功させて6位に入る健闘。ダニール・クビアトは惜しくも11位に終わっている。
次戦第16戦サクヒールGPは、12月4日から6日、バーレーンGPと同じバーレーン・インターナショナル・サーキットの異なるコースレイアウトで、決勝レース開始時間も変えて開催される。
2020年F1第15戦バーレーンGP 決勝 結果
優勝 44 L.ハミルトン(メルセデスAMG) 57周
2位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)+1.254s
3位 23 A.アルボン (レッドブル・ホンダ) +8.005s
4位 4 L.ノリス(マクラーレン・ルノー)+11.337s
5位 55 C.サインツ(マクラーレン・ルノー)+11.787s
6位 10 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ) +11.942s
7位 3 D.リカルド(ルノー)+19.368s
8位 77 V.ボッタス(メルセデスAMG)+19.680s
9位 31 E.オコン(ルノー) +22.803s
10位 16 C.ルクレール(フェラーリ) +1周
11位 26 D.クビアト(アルファタウリ・ホンダ) +1周
2020年F1ドライバーズランキング(第15戦終了時)
1位 L.ハミルトン(メルセデスAMG)332
2位 V.ボッタス(メルセデスAMG)201
3位 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)189
4位 D.リカルド(ルノー)102
5位 S.ペレス (レーシングポイント・メルセデス)100
6位 C.ルクレール(フェラーリ)98
7位 L.ノリス(マクラーレン・ルノー)86
8位 C.サインツ(マクラーレン・ルノー)85
9位 A.アルボン (レッドブル・ホンダ)85
10位 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ)71
2020年F1コンストラクターズランキング(第15戦終了時)
1位 メルセデスAMG 533
2位 レッドブル・ホンダ 274
3位 マクラーレン・ルノー 171
4位 レーシングポイント・メルセデス154
5位 ルノー 144
6位 フェラーリ 131
7位 アルファタウリ・ホンダ 97
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