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日本が誇る超高級車も大胆にカスタマイズ!? 最新コンプリートカー5選

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日本が誇る超高級車も大胆にカスタマイズ!? 最新コンプリートカー5選

■いま手に入る、安心と信頼のコンプリートカーたち

 人とは違う個性的なクルマが欲しいと思ったら、カスタマイズやチューニングを施すという手がありますが、かつてはそういう行為が社会的に認知されておらず、アウトローなイメージがありました。

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 しかし、1990年代ごろからカスタマイズやチューニングは市民権を得られるようになり、いまでは自動車メーカーや、関連会社自らカスタマイズしたコンプリートカーの販売が定着しています。

 そこで、いま手に入れられる最新コンプリートカーのなかから、5車種ピックアップして紹介します。

●ホンダ「フリード モデューロX」

 ホンダは、小型ミニバン「フリード」のカスタマイズカー「フリード Modulo X(モデューロ エックス)」をマイナーチェンジして、2020年5月29日から発売。

「Modulo X」シリーズは、専用パーツが装着されたコンプリートカーで、これまでも「ヴェゼル」や「ステップワゴン」、「S660」が販売されています。

 今回、新型となったフリード モデューロXは、2020年1月の東京オートサロン2020に出展された「フリード モデューロX コンセプト2020」の市販モデルです。

 外観は、新設計の専用フロントエアロバンパーや専用フロントグリル、専用LEDフォグライトで存在感を演出。フロントフェイスは「X」を表現した立体的な造形となっています。

 ボディカラーはプラチナホワイト・パール、ミッドナイトブルービーム・メタリック、プレミアムクリスタルレッド・メタリック、クリスタルブラック・パールの4色を設定。

 また、日常の速度域でも体感できる空力効果の向上を実現する「実効空力デバイス」として、3つのエアロフィンが装着されています。

 内装ではシート表皮をプライムスムース×スエード調のコンビシートにすることで、質感の向上が図られました。

 新型フリード モデューロXのパワートレインは、1.5リッターガソリンと1.5リッターガソリン+モーターのハイブリッドの2種類をラインナップし、ガソリン仕様にはCVT、ハイブリッド仕様には7速DCTが組み合わされます。

 乗車定員6人乗りと7人乗りのふたつの仕様が用意され、価格(消費税込、以下同様)は、295万200円から327万8000円です。

●スバル「WRX S4 STIスポーツ♯」

 スバルのスポーツセダン「WRX S4」に、STI(スバルテクニカインターナショナル)が手掛けた特別仕様車「STIスポーツ#(シャープ)」が登場し、2020年8月20日に発売されます。

 外観は、大型フロントアンダースポイラー(艶ありブラック)やフロントグリル(ダークグレイシリカ塗装)、リアバンパー(エアアウトレットグリル付)など、「WRX STI」の限定車として絶大な人気を誇った「S208」や「EJ20 ファイナルエディション」に装着されたエアロパーツが装備されています。

 ボディカラーは、アイスシルバー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、WRXブルー・パールに加え、セラミックホワイトを特別に設定。

 内装では、ブラックとシルバーのモノトーンとし、肌ざわりの良いウルトラスエードを用いたレカロ製フロントシートや、ステアリングホイール、本革巻シフトレバー&シフトブーツなど、こだわりの専用アイテムを採用し、大人のためのスポーツセダンを具現化しています。

 さら吸音材や制振材を随所に追加することで、より静かで快適な室内空間を実現。

 パワートレインではエアクリーナとマフラーにSTI製パーツを採用することで吸排気の抵抗を低減し、加速中のエンジントルクを最大約10%向上。

 また、CVTオイルクーラーと強化ラジエーターファンを搭載してパワートレインの冷却性能をアップし、スポーツ走行時の熱によるトラブルを防ぎ、動力性能を存分に引き出します。

 価格は474万1000円で、限定台数は500台です。予約注文は2020年5月26日から10月22日まで受け付けられますが、限定数に達した時点で終了となります。

 なお、標準仕様のWRX S4は2020年5月25日に一旦オーダーストップとなりましたが、7月には年次改良を受ける予定です。

●日産「エクストレイル オーテック」

 日産のラインナップのなかで、過去に3年連続で国内のSUV販売台数ナンバーワンの座に輝いたこともある人気モデルが「エクストレイル」です。

 現行モデルのエクストレイルは2020年1月に仕様向上が図られ、オーテックジャパンが手掛けたコンプリートカー「エクストレイル オーテック」も刷新されました。

 外観は細部まで作り込まれたメタル調フィニッシュの専用パーツによって上質さと先進性を表現し、専用デザインの19インチアルミホイールや左右2本出しタイプのマフラーを装備するなど、スポーティなクロスオーバーSUVに仕立てられています。

 内装では標準仕様のエクストレイルには設定されていない本革シートを採用。「AUTECH」シリーズのアイコニックカラーであるブルーを随所に取り入れて、上質な素材とディテールにこだわりを感じさせます。

 パワートレインは2リッターガソリンとハイブリッドで、それぞれ2WDと4WDが設定され、ガソリン車では、2列シートに加えて3列シート(7人乗り)が選択可能です。

 さらに、仕様向上に伴って、SACHS社製ショックアブソーバーを含む専用サスペンションを新たに装備。高い運動性能と上質な走りを両立しています。

 エクストレイル オーテックの価格は、2WDが346万9400円から、4WDが367万9500円からです。

■トヨタ最上級のクルマを大胆にカスタマイズ!?

●トヨタ「ノア MU/ヴォクシー MU」

 発売以来、常に販売台数で上位をキープし続けているトヨタのミドルクラスミニバンとして、「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」の3兄弟がありますが、ノアとヴォクシーには昨今のアウトドアブームに対応したコンプリートカー「MULTI UTILITY(マルチユーティリティ、以下MU)」がラインナップされています。

 ノア MU/ヴォクシー MUは、トヨタの特装車やカスタマイズパーツ、コンプリートカーを手掛けるモデリスタが開発。

 ベースはノア/ヴォクシーのガソリンエンジン車で、シートレイアウトを3列から2列5人乗り仕様とすることで、常に荷室を最大限に活用できる仕様となっています。

 日常のショッピングでかさばる荷物を収納したり、道具を積み込んでキャンプに出かけたりと、趣味のトランスポーターとして自分だけの1台を作り上げることも可能です。

 専用架装装備として荷室のフロアを水や汚れに強く、手入れが簡単なオーク木目調の「MU専用フロア」としているほか、ベース車の収納力を活かした「床下収納」、着替えや車中泊時のランタンの活用などに役立つ「ハンガーフック」、小物入れ付きの「クォータートリムカバー」など、日常使いだけでなくアウトドアユースにも役立つ機能を搭載。

 また、MU専用販売店装着オプションとして、車中泊時のベッド、ラゲージスペースの仕切り棚、車外ではテーブル&ベンチセットとして幅広く使用できる「マルチユースボード」、オーク木目調のフロアと合わせたブラウン/ベージュの配色の「MU専用シートカバー」、釣り竿を収納できるロッドホルダーなどが用意されています。

 ノア MUの価格は272万1400円から、ヴォクシー MUは297万8800円からです。

●「トムス センチュリー」

 トヨタの最上級モデルとして長い歴史を持つ「センチュリー」は、2018年6月に21年ぶりのフルモデルチェンジをおこなったことで、大いに話題となりました。

 このセンチュリーを、さらにラグジュアリーかつゴージャスに仕上げたのが、モータースポーツ活動を通じてトヨタ車を知り尽くしたトムスによるコンプリートカー「トムス センチュリー」です。

 高性能で高品質なショーファードリブンカー、センチュリーのパフォーマンスを確保しつつ、走行性能を高めて自ら運転を楽しむ「ドライバーズカー」をコンセプトに開発されました。

 外装は、ベース車の気品あるデザインから、エレガントでアクティブなスタイルに一新。専用のフロントバンパー、サイドステップ、リヤアンダースポイラー、トランクスポイラーなどが装着されています。

 センチュリーがもつ高級感を残しつつもスポーティな雰囲気に仕上がっているほか、実際にエアロパーツの効果で走行安定性も向上。

 内装では「フルオーダーメイドシート」を設定しており、職人が手掛けるシートはスポーティにもラグジュアリーにも仕上げることができ、高級ナッパレザーをはじめとする素材とカラー、ステッチを組み合わせることで、自分好みのカスタマイズが可能です。

 パワートレインは、ベースモデルと変わらず5リッターV型8気筒エンジン+モーターのハイブリッドですが、4本のオーバルテールエキゾースト「トムス・バレル」が装着され、スロットルレスポンスの向上と、エンジン始動時には上質かつ重厚なサウンドを奏でます。

 トムス センチュリーは、2020年1月の東京オートサロン2020で発表されると同時に注文受付を開始。限定36台の販売で、価格は3097万6000円からです。

※ ※ ※

 日本でコンプリートカーが定着したのは比較的最近のことですが、海外では古くからオーダーメイドなどが盛んにおこなわれてきました。

 なかでもロールスロイスやベントレー、フェラーリといった超高級車メーカーでは、内外装を新規にデザインした世界に1台だけのクルマをオーダーすることも可能となっています。

 ただし、価格は天井知らずで、時には10億円以上もかかるケースもあり、また基本的には「一見さんお断り」というスタンスのようで、庶民には縁遠い話です。

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みんなのコメント

4件
  • このセンチュリーがみょーにかっこいいなと思ってしまった私は頭おかしかったのでしょうか?センス良いドレスアップに思えたんですけどね~
  • センチュリーのドレスアップは最低だな。
    ナンバーも888……アホか。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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