今年で3回目を迎えたLamborghini Day Japan 2018は、オーナーズミーティングやパレードラン、交流パーティなどによって、オーナーを中心としたランボルギーニにかかわる人々の親睦を深めるイベントだ。
2016年におこなわれた第1回目の会場は明治神宮外苑・聖徳記念絵画館、翌2017年におこなわれた第2回目の会場は東京プリンスホテルと、これまでは東京都心部で開催されていたが、今年の会場は神奈川県横浜市だった。メイン会場に選ばれたのは、横浜スーパーファクトリー(横浜市鶴見区)。くわえて、メイン会場とは別のサテライト会場が、横浜みなとみらい21にある大型駐車場に設けられた。
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サテライト会場には、夕方からパレードランに参加するさまざまなランボルギーニが続々と集結した。中心モデルは、現行の「ウラカン」、「アヴェンタドール」であるが、それに次いで「ガヤルド」や「ムルシエラゴ」も多い。クラシックモデルは「カウンタック」を中心に、「ディアブロ」や「ミウラ」、そして希少な「ハラマ」などが集った。なお、会場に集結したランボルギーニの総数は200台を超えていた。
メイン会場では、アジア太平洋地区ではじめてお披露目された「アヴェンタドールSVJ」など最新モデルが展示された。また、ステファノ・ドメニカリCEOを始めとするアウトモビリ・ランボルギーニの役員らがイタリア本国から駆け付け、参加者たちを出迎えた。また、ランボルギーニのアパレル&アクセサリーの「CAL(Collezione Automobili Lamborghini)」、ランボルギーニのモータースポーツ部門「Squadra Corse」などのブースもあった。
とくに注目を集めていたアヴェンタドールSVJは、ランボルギーニのフラッグシップモデルであるアヴェンタドールを高性能化したモデルだ。ニュルブルクリンク北コースを6分44秒97で駆け抜け、市販車最速記録を樹立した。搭載する6.5リッターV型12気筒DOHCエンジンは最高出力770ps/8500rpm、最大トルク720Nm/6750rpmを発揮し、静止状態から100km/hまでに要する時間はわずか2.8秒で、さらに静止状態から200km/hまでに要する時間もたったの8.6秒というから驚きだ。
日本市場向け限定モデル「アヴェンタドールSロードスター50thアニバーサリー ジャパン」もメイン会場に展示され、注目を集めていた。水・地・火・風・空をそれぞれテーマに、1台ずつ異なるボディ・カラーを与えられた5台すべてが一堂に揃うのは、今回が最初で最後かもしれないだけに、ファンにとってはうれしい機会であった。
かつての名車も展示された。デビュー50周年を迎えたブルーの「イスレロ」とシルバーの「エスパーダ」である。両モデルとも、徹底したレストアが施されており、工場出荷時の姿を彷彿させる素晴らしいコンディションだった。
夜にはオーナーやランボルギーニ関係者らが交流を深めるパーティもおこなわれた。パーティ中に実施されたチャリティオークション(収益は日本赤十字社へ寄付)では、アヴェンタドールSVJにまつわる貴重な商品も出品された。アヴェンタドールSVJのニュルアタック時、公式ドライバーのマルコ・マペリ氏が着用していたレーシングスーツを筆頭に、ニュルアタックで最速タイムを樹立した際のアヴェンタドールSVJが装着していたタイヤや、ランボルギーニ・ヘッドデザイナーが描いた世界で1枚のみの「アヴェンタドールSVJ63 」のスケッチなど、どれもファンにはたまらない商品だ。ほかにも、ドメニカリCEOとのディナーやファクトリーツアーを含むランボルギーニで走るイタリア旅行など驚くべき商品もあった。
Lamborghini Day Japanは、今後も継続して開催していくことを目指しているという。なお、関東以外での開催も検討しているそうだ。
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