インテリアはスパルタンに仕上げ
アルピーヌ・ジャポンは、モータースポーツ由来のエアロダイナミクスや軽量化など走りを極めた「A110 R チュリニ」の受注を、2024年8月22日から全国のアルピーヌ正規販売店で開始しました。また、従来の受注生産プログラムよりも、幅広いカスタムを可能とした「アトリエ」に刷新して展開をしていきます。
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モータースポーツのノウハウを投入
アルピーヌ「A110」は2017年に復活し、日本では2018年6月22日にデビューを果たしたモデルだ。初回限定モデルの「プルミエールエディション」は、全世界で1955台、うち50台が日本に割り当てられた。日本での販売方法はインターネットで申込むシステムを採り、割り当て台数を大幅に超える1021名の応募があったことでも話題となった。2022年にマイナーチェンジされ、現在はA110、A110 GT、A110 Sをラインアップ。全てが受注生産となっている。
今回発表されたアルピーヌ「A110 R チュリニ」は、F1をはじめとするモータースポーツで培われたノウハウを活用したエアロダイナミクス、カーボンパーツを多数採用することで空力性能と軽量化に貢献。ハンドリング性能を大きく引き上げる専用のシャシーに、マットブラックのアロイホイール「GT RACE」、アクラポヴィッチ製チタンエキゾーストがオプション設定されるなど、運動性能に関わるパーツを装着している。
インテリアに目を向けると、6点式レーシングハーネスを装備したサベルト製カーボンモノコックレーシングシートがドンと出迎える。よく見渡すと、マイクロファイバー製のコクピットとドアの布製ストラップを採用しているため、レーシーなモデルであることを確認することができる。さらにセンターコンソールには専用プレートに刻印されたシリアルプレートが貼り付けられている。
「A110 R チュリニ」には、特別なエンジンチューニングは行われておらず、これまで通り1.8L直4ターボ(300ps/340Nmを発生)に電子制御7速AT(7DCT)を搭載。0‐100km/h加速は4秒、最高速度は284km/hに達するスペックを誇る。
車両価格は1550万円(消費税込)となっている(標準ボディカラー仕様の場合)。
受注生産プログラム「アトリエ」公開へ
また、アルピーヌは受注生産プログラムを、これまで以上に幅広いカスタマイズを選択できる「アトリエ」へと刷新すると発表した。この受注生産プログラムの「アトリエ」は、A110 SとA110 R チェリニが対象となり、これまでの受注生産プログラム同様にエクステリア、インテリア(26通りの内外装カラーコンビネーション)、ホイール、キャリパーカラー、ハンドル位置を自由に組み合わせて、自分だけの1台を作り出すことができる。
今回は、台数と期間の制限を設けずに販売の申し込みを受け付けているものの、気になる方は早めに行動をしたほうが良さそうだ。
【アルピーヌ A110 R チュリニ 主要装備】 ・ノワール プロフォン M(標準ボディカラー)、Aピラー/Cピラー ・カーボンパック(フロントボンネット、ルーフ、サイドスカート、リアフード、リアディフューザー) ・A110 R 専用エアロキット(フロントスプリッター、スワンネックマウントカーボン製リアスポイラー) ・ラディカルシャシー(スプリング、アンチロールバー専用チューニング、アジャスタブルダンパー) ・前輪ブレーキクーリングダクト ・セミスリックタイヤ(ミシュラン パイロットスポーツ カップ 2) ・18インチアロイホイール GT RACE(ブラック) ・2重構造デュアルエキゾースト ・サベルト製フルカーボンモノコックバケットシート ・サベルト製6点式レーシングハーネス ・マイクロファイバー ルーフトリム/ダッシュボード/センターコンソール/ドアパネル/ステアリング ・専用プレート(シリアルナンバー付)
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