ポルシェ マカン チューンナップ by Speedart(スピードアート): 4気筒マカンはつまらない?スピードアートが4気筒のマカンを310馬力にチューンナップして、そんな疑惑を払拭する。
「ポルシェ マカン」のベースモデルは決してスポーティではない。しかし、約65,000ユーロ(約945万円)というツッフェンハウゼンのベストセラーSUVは、ポルシェ製SUVの世界への最も安いエントリーモデルである。そのために400馬力以上の大型V6ツインターボを期待できないのは言うまでもない。
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その代わりに、ポルシェは、現行「ゴルフGTI」のエンジンをボンネットに括り付けたのだ。多くのモデルに搭載されているあの「EA888 Evo4」エンジンだ。「マカン」の場合、この2リッターエンジンは265馬力を発揮する。1.9トン車にはかなり残念な数値だ。0から100km/hまで6.2秒、最高速度232km/hという数字がそれを証明している。これでは、つまらない。
スピードアート マカンは、より早く200km/hに到達できるようになった。95は、95Bシリーズの略だ。
チューナー、スピードアート(Speedart)の生みの親であるビョルン ストライニングもそう考えていた。「もちろん、人々はもっとV6を買ってくれる。しかし、私はベースモデルにも、もっとスポーツの息吹を吹き込むことを試みたいと思いました」。だから、新しくインストールしたソフトウェアで「GTI」用のエンジンから310馬力を引き出すのは比較的簡単だった。
パワープラスが音響的にも認識できるように、ストライニングはリア下に太いスポーツエキゾーストシステムをねじ込んでいる。そして、ルックスとコーナリングのために、21インチのホイールセット、コイルオーバーのスポーツスプリング、新しいルーフスポイラーが追加されたのである。
ここまではいいとして、4気筒のマカンの走りはどうなのか。130kg重いターボとGTSのモデルがスリルを味わうことはできないが、ある意味スポーティだと思った。
予想以上のスポーティさ
そして、スピードアートのチューンナップした「マカン」での、最初の1kmの間に、実は思ったよりずっとスポーティさがあることを体感できた。265と295のコンチネンタルは、サスペンションと相まって、驚くほどのコーナリングの楽しさを提供してくれる。リアヘビーな全輪駆動は、常に十分なトラクションを提供してくれる。そして何より素晴らしいのは、50mmのローダウンにもかかわらず、快適性が犠牲になっていないことだ。ボビングもホッピングもなく、本当に快適だ。
量産エンジンとの直接の比較はできないものの、310馬力のパワーは、確かに生き生きとしていると言える。もちろん、シャシーはもっとパワーがあってもいいのだが、クルマは素早く動き、エキゾーストシステムは喉を鳴らす音楽で走りを甘く楽しいものにしてくれる。
車両&性能データ: スピードアート マカン ● エンジン: ターボチャージャー付き水平対向4気筒エンジン、フロント縦置き ● 排気量: 1984cc ● 最高出力: 310PS@5600rpm ● 最大トルク: 450Nm@3500rpm ● 駆動方式: 7速デュアルクラッチ、全輪駆動 ● 全長/全幅/全高: 4726/2097/1601mm ● 試乗車価格: 76,312ユーロ(約1,106万円) ● 0-50km/h加速: 1.9秒 ● 0-80km/h加速: 3.8秒 ● 0-100km/h加速: 5.6秒 ● 0-130km/h加速: 9.1秒 ● 0-160km/h加速: 14.0秒 ● 0-180km/h加速: 19.6秒 ● 0-200km/h加速: 24.0秒 ● 制動距離(100km/h時より): 34.4m ● 乾燥重量: 1,907kg ● 車重バランス(フロント/リア): 55/45% ● 最高時速: 245km/h
0から200km/hまでの到達は魔法ではなく、記載されている最高速度245km/hさえも、長い駆け足なしで達成できる。7速デュアルクラッチギアボックスは、超高速、ドライ、正確、曖昧さのない、良い仕事をする。マニュアルモードがないのは残念だが、ローンチコントロールがあれば、スプリントテストも可能だ。
エキゾーストシステムがスタートブロックの中で唸り声を上げ、ガラガラと音を立てるのは素晴らしいことだ。停止状態からの飛び出しは、どちらかというと生ぬるい。もちろん、どこからが飛び出すべきなのか? しかし、0から100km/hに到達するのは実に早く、正確には6.2秒ではなく5.6秒だ。「マカンS(4.6秒)」や「GTS(4.3秒)」との間には、まだ多くの差があるものの・・・。
退屈な4気筒ポルシェSUVの面影はない
スピードアート マカンは実に爽快なのだ。退屈なポルシェの4気筒SUVの面影はない。
1,290ユーロ(約19万円)のパフォーマンスアップグレードは、それだけの価値があるのだろうか?答えはもちろん「イエス」だ!チューンナップされた4気筒エンジンは運転が楽しく、1.9トンの車体をうまく操り、スピードアートの外観は「GTS」のように見える。コンマ数秒速く走れる「S」が1万ユーロ(約145万円)高いのだ。音の面では、V6モデルに劣ることはない。
結論: 太った「GTS」である必要はない。スピードアートは、ベーシックな「マカン」をわずかな努力でスポーツカーにする方法を知っている。縦方向のダイナミクスという点では、標準モデルよりもずっと速く、コーナリングはもっと楽しい。
Text: Guido Naumann Photo: Tobias Kempe / AUTO BILD
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