フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、F1パドックにおける”政治力”でライバルたちに負けており、改善が必要だと語った。
2019年シーズン中盤以降、パフォーマンスが急上昇したフェラーリは、パワーユニット(PU)の合法性についてライバルチームから疑惑の目を向けられた。ライバルチームはFIAに、いくつかのシナリオについてFIAに問い合わせを行ない、FIAはそれに返答する形で全チームに技術指令を通達した。
■フェラーリ、チーム内のライバル関係を歓迎「我々の”アドバンテージ”になる」
フェラーリ側は不正を断固として否定したが、チームやドライバーたちは時に厳しい質問に晒されることもあった。
motorsport.comの独占インタビューで、PUを巡る論争を振り返ったビノットは、昨年末のような状況に陥ったのはチームがある”弱点”を抱えていたせいだと話した。
「多分、それは我々の弱点のひとつを示していたと思う」
「我々は”論戦”においてまだまだなんだ。そして、その点で我々よりも手強い人たちがいる。メディアを使って、プレッシャーをかけることさえするんだ」
「もっと上手くやる方法を理解する必要がある。それも、シーズンの全体的なバランスの一部なんだ」
フェラーリはシーズン途中に大幅なパフォーマンスアップを果たし、結局不正をした証拠は見つからなかった。ライバルたちはその方法が分からず困惑していたが、ビノットはそれは誇らしいことではなく、むしろ災いの種となったと語った。
「私にとって、それはどちらかというとより多くの議論と非難を招いた。インタビューや質問に答えなくちゃいけなかったり、余分なプレッシャーが加わるんだ」
「そのせいで気が散ってしまうこともあったと思うが、それも一種の経験だ。いつも言っているように、我々は若いチームであり、新しい状況に直面しているんだ」
とはいえ、ビノットは勢力図をひっくり返し、PUが導入された2014年以降初めてフェラーリがベンチマークとなったことについて、エンジン開発部門を賞賛する必要があると話した。
「私は非常に満足している。そして、それが1シーズンで成し遂げられるようなものではないことを知っている」
「2014年に新しいフォーマットが始まった時、我々はライバルに大きく遅れを取っていた。彼らに挑戦すべく、長い間努力を続けてきたんだ」
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