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GRスープラが一部改良を実施。マットホワイトカラーの特別限定車を設定

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GRスープラが一部改良を実施。マットホワイトカラーの特別限定車を設定

 トヨタ自動車傘下のTOYOTA GAZOO Racingは2022年7月20日、GRスープラをマイナーチェンジし、合わせて特別限定モデルのRZ“Matte White Edition(マットホワイトエディション)”を設定して、本年10月ごろに販売を開始すると発表した。

車種展開および車両価格は以下の通り。

トヨタ・ヤリスクロスにスポーツ志向のGR SPORTが登場

RZ“Matte White Edition”:6MT789万円

RZ:6MT731万3000円/8SAT731万3000円

SZ-R:8SAT601万3000円

SZ:499万5000円

なお、RZ“Matte White Edition”は50台限定の抽選販売。抽選の申し込みは、7月20日から8月21日までWeb限定で受け付け、9月より順次商談を開始する。また、改良モデルの商談受付は、7月20日より全国のGR Garageをはじめとするトヨタ車両販売店にて開始している。

 まずは特別限定モデルのRZ“Matte White Edition”から解説していこう。

 ベース車は今回の改良で新設定されたRZの6速MTモデルで、ボディカラーには力感あふれるフォルムをより強調するマットアバランチホワイトメタリックを採用。一方、内装にはタンのインテリアカラーに本革表皮のシート、助手席前“Matte White Edition”カーボンオーナメントを装備する。さらに、利便性を高めるおくだけ充電+充電用USB端子(2.1A)を標準で組み込んだ。

 改良内容に話を移そう。

 まずシャシー面では、AVS(Adaptive Variable Suspension)の制御の見直しやショックアブソーバーの減衰特性の再チューニングにより、ロールバランスと乗り心地を向上。また、スタビライザーブッシュの特性を変更して、操舵初期の応答性をより高める。さらに、シャシー制御系のAVS、EPS(Electric Power Steering)、VSC(Vehicle Stability Control)の設定を見直して、操舵フィーリングや限界域でのコントロール性をいっそう高めた。

 次にトランスミッションでは、ハイパワーなB58型2997cc直列6気筒DOHCツインスクロールターボエンジン(最高出力387ps/5800rpm、最大トルク51.0kg・m/1800~5000rpm)を操る楽しさを追求した6速MTを新たに開発し、RZグレードに搭載する。新6速MTは、コンピュータがドライバーのクラッチやシフト操作に合わせて最適なエンジン回転数になるよう制御する「iMT」を採用。シフト操作時に自動ブリッピングし、ドライバーの意を汲んだスムーズで気持ちの良いスポーツ走行を具現化する。また、マニュアルトランスミッション専用の室内サウンドチューニングを行い、加速時の独特の盛り上がりを演出。シフトノブをどの方向からも握りやすく操作のしやすい球体形状で仕上げ、合わせてノブのトップにGRロゴを配してスポーティなイメージを演出したこともトピックだ。シフトパターンは左上にリバースを配した、GRヤリスやGR86などと同様のレイアウトで構成している。

 内外装の一部仕様変更を実施したことも、改良モデルも訴求点だ。外装ではRZグレードに新意匠の19インチ鍛造アルミホイール(前9J/後10Jサイズ。タイヤは前255/35ZR19/後275/35ZR19サイズのミシュランPILOT SUPER SPORT)を装備。GRヤリスやGR86と統一性を持たせつつ、スポーク形状や断面形状を見直すことにより軽量化(1本あたり1.2kg減)と高剛性化を両立し、合わせて塗装にプレミアムチタンダークシルバーを新採用して、性能と機能美の向上を果たした。また、外板色として全グレードにボルカニックアッシュグレーメタリックとドーンブルーメタリックを設定している。

 一方、内装ではRZグレードにタンカラーを新たにオプションで用意。また、RZグレードおよびB48型1998cc直列4気筒DOHCツインスクロールターボエンジン(最高出力258ps/5000rpm、最大トルク40.8kg・m/1550~4400rpm)を搭載するSZ-Rグレードに配するJBLプレミアムサウンドシステムのサウンドチューニングを最適化し、音質をいっそう向上させた。

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