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新型「ヤリス」は「マツダ2」の走りを超えた!? カッコよくてスポーティな小型車はどっち?

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新型「ヤリス」は「マツダ2」の走りを超えた!? カッコよくてスポーティな小型車はどっち?

■外装デザインのこだわりがスゴい! トヨタとマツダの最新小型車

 2019年10月に公開されたトヨタの新型コンパクトカー「ヤリス」は、新プラットフォームの採用により、優れた操縦安定性を実現しているといいます。さらに低重心なボディを活かして、スタイリッシュな外観を手に入れています。

ヴィッツが大変身! 4代目新型「ヤリス」詳細を画像でチェック(57枚)

 一方、国産コンパクトカーのなかには新型ヤリスと同じくスポーティなデザインで走りにもこだわりがあるモデルがいくつかありますが、そのなかの1台にマツダ「マツダ2」があります。果たして両車には、どのような違いがあるのでしょうか。

 新型ヤリスは、現在販売している3代目現行「ヴィッツ」を2020年2月にフルモデルチェンジして、さらにこれまで海外で用いていた車名「ヤリス」に日本市場でも統一して登場するモデルです。

 ひとつのモデルが車名の変更を受けることは、比較的珍しいことだといえますが、一方、マツダ2も車名の変更を受けています。

 マツダ2の前身モデルである4代目「デミオ」は2014年9月に発売されましたが、2019年5月以降、マツダは「アクセラ」を「マツダ3」に、「アテンザ」を「マツダ6」に変更するなど、車名を続々と海外名へ統一していきます。

 そして、4代目デミオもマツダ2に改められて、2019年9月に発売されたのです。なお、マツダ2およびマツダ6は、新型ヤリスとは異なり車名の変更時に全面刷新は受けておらず、マイナーチェンジレベルの改良となっています。

※ ※ ※

 新型ヤリスとデミオは、ともに1999年代後半に初代が発売されたモデルとなっており、奇しくも最新モデルにおいては、スポーティさを全面に出したコンパクトカーという点で共通しています。そこで、両社の特徴を比較します。

 2台のボディサイズに関して、新型ヤリスは全長3940mm×全幅1695mm×全高1500mmで、マツダ2は全長4065mm×全幅1695mm×全高1500mm(2WD仕様)と、新型ヤリスの全長が125mm短いことを除いては、同じとなっています。

 外装を比較すると、新型ヤリスは「B-Dash!(ビーダッシュ)」をデザインコンセプトとし、「BOLD(大胆)」「BRISK(活発)」「BOOST(加速)」「BREAUTY(美)」に加え「BULLET(弾丸)」のようにダッシュする躍動感を表現したと、トヨタは説明します。

 一方マツダ2は、マツダ車共通のデザインテーマ「魂動-Soul of Motion」を採用し、エネルギーの凝縮と解放による爆発的な前進感のある骨格を実現したとマツダは説明します。さらに車名変更時におこなわれたマイナーチェンジではフロントフェイスを一新。

 フロントグリルは内部に施されたスタッズ(鋲)を打ったようなメッシュパターンのデザインが取り入れられ、より上質な雰囲気としました。

 内装を見ると、新型ヤリスはムダのないシンプルを感じられるデザインが採用され、運転に集中できる空間となっています。ステアリングホイールは従来より小径化され、スポーティな印象です。

 一方、マツダ2はドライバーが運転を楽しめる運転席と、開放感のある助手席のふたつの空間を対比させた配置が採用されました。また、上質さと遊び心が感じられる色合い、そして厳選した素材が取り入れられ、上級モデルからのダウンサイジングでも違和感ないつくりとなっています。

■新型「ヤリス」「マツダ2」どちらもMTの設定あり! エンジンはどう違う?

 新型ヤリスおよびマツダ2には、それぞれどのようなパワートレインが搭載されているのでしょうか。

 新型ヤリスには、1リッター直列3気筒ガソリンと1.5リッター直列3気筒ガソリン、そして1.5リッター直列3気筒ガソリンにモーターが組み合わされるハイブリッドの3種類が搭載されます。

 このうち、ハイブリッド仕様はの燃費は、従来比で20%の性能向上を実現。世界最高レベルの低燃費を実現しているうえ、加速力の向上も両立させているといいます。

 トランスミッションは全車にCVT(ハイブリッドは電気式無段変速)が用意され、1.5リッターガソリンエンジン仕様にのみ「iMT」と呼ばれる6速MT仕様がラインナップされます。なお、4WDの設定があるのは1.5リッターガソリンエンジンのみです。

 マツダ2に搭載されるのは、1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジン(出力違いで2種類あり)と1.5リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンのふたつです。

 ガソリンエンジンは軽快な走行性能を発揮し、ディーゼルターボエンジンは合流時などパワーが必要な場面においても余裕のある力強い走りを見せます。

 トランスミッションは6速ATと6速MTがそれぞれのエンジンに用意され、4WDについても両エンジンに設定があります。

 最後に、予防安全装備について比較します。

 新型ヤリスに搭載される予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」は、トヨタ最高レベルの安全性能を持つ最新型です。歩行者(昼夜間)や自転車(昼間)そして、トヨタ初となる右折時の対向直進車や右左折後の横断歩行者の検知も可能としました。一部グレードには搭載されないものの、幅広いグレードに搭載されます。

 マツダ2に搭載される「アドバンストスマートシティブレーキサポート」は、昼夜の歩行者検知に対応しています。標準装備の対象が全車となっている点もポイントです。

※ ※ ※

 新型ヤリスが世界初公開された発表会において、トヨタの豊田章男社長は「今回の新型ヤリスはコンパクトカーの概念を打ち破るために、ファーストカーとしても乗れるクルマにしたいという想いで車名を『ヤリス』に変えました」とコメントしています。

 そして、現時点で発表されている情報の多くが、ユーザーのコンパクトカーに対するイメージが本当に変わるのでは、と期待させられるものとなっており、2020年2月の発売が楽しみな1台といえます。

 一方マツダ2も、近年マツダが盛んに発信しているデザインや走行性能へのこだわりを詰め込んだモデルとなっており、小さなボディながらマツダ車の魅力を理解するには十分なクルマといえるでしょう。

 この2台以外にも魅力的なモデルが揃う2020年において、コンパクトカー市場でどのモデルが人気となるのか、各車の売れ行きに注目です。

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