あらゆる日本メーカーがステーションワゴンを廃止するなか、スバルはどこよりも力を入れている。わざわざ日本国内専売モデル「レヴォーグ」を開発、生産しているほどだ。
かつての「レガシィ ツーリングワゴン」の流れを汲むレヴォーグの次期モデルが、公開された。実車は、10月23日(プレスデイ)から開催中の東京モーターショー2019に展示されている。
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現行レヴォーグは2013年登場(販売開始は2014年)。新型レヴォーグの大きな特徴は、新開発エンジンと先進安全装備群「アイサイト」のアップデート版が搭載されること。
新開発エンジンは、1.8リッター水平対向直噴ターボで、スバルの水平対向エンジンとしては第4世代になる(第1世代は1966年登場の「EA/ER エンジン」、第2世代は1989年登場の「EJ/EL/EG/EZエンジン」、第3世代は2010年登場の「FA/FB エンジン」)。
メディア向け資料には「リーン(希薄)燃焼技術を採用し、加速性能と環境性能を高次元で両立。豊かなトルクによるストレスのない質感高い走りを実現しました」とある。詳細なスペック(最高出力など)や燃費性能は不明。
ボディサイズは不明。先進安全装備群「アイサイト」は、新開発のステレオカメラと4つのレーダーによって、つねに車両の周囲をチェックする「360°センシング」機能を搭載。これにより、衝突被害軽減ブレーキは、見通しの悪い交差点での右左折時などでも作動できるようになるという。
アイサイトは高精度マップと新開発の自車位置測定システムによって、すでに日産「スカイライン」やBMW「3シリーズ」などに搭載されている、手放し運転モード「ハンズ・オフ機能」が使用出来るようになった(渋滞時のみ)。
販売開始は2020年後半エクステリアは、スバルの新デザインコンセプト「BOLDER」をテーマにデザイン。メディア向け資料では、「今まで経験したことのない新たなアクティビティに向かって大胆にチャレンジしてほしいという気持ちをデザインに強く込めました」としている。詳細なボディサイズは不明であるが、広報写真を見る限り、現行モデルより低く、そしてワイドになっている印象を受ける。インテリアの詳細は不明。
プラットフォームは現行「インプレッサ」から導入された「スバル グローバル プラットフォーム(SGP)」を採用。さらに、ボディ骨格を組み立ててからアウターパネルを溶接する「フルインナーフレーム構造」によって剛性を高めたという。
スバルの国内モデル初になるコネクテッドサービスも搭載する。万が一の衝突事故時、クルマから自動で緊急通報を発信。専用オペレーターが消防や警察に救援を要請するとともに、協力病院との調整もおこなうという。
「“より遠くまで、より速く、より快適に、より安全に”というスバルが提唱し続ける“グランドツーリング思想”に基づき、時代の先を見据えた最先端の技術をすべて注ぎ込み、新世代スバルの象徴となるモデルとして開発しました」とのことで、新型レヴォーグは現代のグランドツアラーにふさわしい技術内容を得た、といえそうだ。販売開始は2020年後半の予定という。
文・稲垣邦康(GQ)
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