ホンダ インサイトがMC。ちょっと珍しいグリーン系専用色が設定された新グレードも登場

5月29日、ホンダのハイブリッドセダン「インサイト」が初のマイナーチェンジを受けました。

インサイトはホンダのハイブリッド専用モデルに付けられてきた伝統の車名。現行モデルは、モーター駆動のスムースネスはそのままに、ハイブリッドらしからぬナチュラルなパワー感を演出したセダンらしい走りが評価されています。

1.5Lエンジンに2つのモーターを組み合わせたハイブリッドシステムは「フィット」や「アコード」などと同様の「e:HEV（イーエッチイーブイ）」へ改名。とはいえ、最良グレードで28.4km/LというWLTCモード燃費や基本的なメカニズムは変わっていません。

今回のマイナーチェンジは、各グレードの魅力アップと、新グレード「EXプライムスタイル」の追加がトピックです。

エントリーグレードの「LX」は、これまで上位グレードは備えていたブラインドスポットインフォメーション（斜め後方からの接近車両を知らせる機能）が標準装備されました。メーカー希望小売価格は335万5000円と3万3000円ほどアップしています。

基本グレードといえる「EX」はマットグレーの17インチホイールなども従来通りで、目立った変化もなく、価格も356万4000円と据え置きです。

その「EX」をベースに、ダーククロームメッキの専用フロントグリル、グレークリア塗装の17インチアルミホイール、スポイラーレスのトランクリッド、アイボリー×グリーンの専用インテリアを与えられたのが、新設定グレードの「EX プライムスタイル」です。専用ボディカラーのシルバーミスグリーンメタリックの希少性のある色合いや、スポイラーレスとなった後ろ姿が特徴。価格は368万5000円です。

マイナーチェンジ前から本革×ウルトラスエードのシートを標準装備するなど最上級グレードとして位置づけられている「EX ブラックスタイル」は、足元をマットブラック塗装の18インチアルミホイール（タイヤサイズは235/40R18）へとインチアップ。インテリアではステンレス製スポーツペダルを採用しています。また、ボディカラーにプレミアムクリスタルブルー・メタリック、プレミアムクリスタルレッド・メタリックを選ぶと、エクステリアカラーに合わせたステッチカラーとなります。価格は372万9000円と、インチアップも含めて3万3000円高に留まっています。

運転支援システムと先進安全装備を統合したホンダセンシングの全車標準装備や、オートブレーキホールド機能付き電子制御パーキングブレーキ、519Lのトランクルーム、ハイブリッドながら後席6:4分割可倒式のトランクスルーといった魅力は従来通りです。

文：山本晋也（自動車コミュニケータ・コラムニスト）

Comments

地味だけどいい車な気がします。シビックセダンが販売中止になったのはインサイトを推したいからかな？
唯一気になるのがグリル。海外向けのと同じグリルも選べるといいんだけどな

個人的には日本仕様の後付け感満載のリアスポイラーが余分だったから、レス仕様が出たのはいいね
そもそもトランクリッドがスポイラー形状になってるんだから、これだけで十分