フットヒル・ブルバード沿いにロサンゼルスへ向かう
広大なアメリカを東西2347マイル(3755km)にわたって結ぶ旧国道「ルート66」をこれまで5回往復した経験をもつ筆者が、ルート66の魅力を紹介しながらバーチャル・トリップへご案内。シカゴから西に向かいカリフォルニアへ、いよいよ旅も終盤です。今回は、フットヒル・ブルバードを通ってロサンゼルスに向かう途中のお勧めスポットを紹介します。
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アーウィンデール・スピードウェイは初アメリカ訪問の思い出の地
フットヒル・ブルバードと呼ばれるルート66をさらに西へ。アズサやドゥアーテといった街を通過した先には、私が初めてアメリカで滞在したモンロビアがある。
中学生のときからアメリカの音楽や文化にハマってはいたものの、とにかく英語が大の苦手なうえ治安が悪いイメージも根強かった。また若い頃はモータースポーツに時間もお金も費やしており、自分でアメリカを旅するイメージがまるで湧かなかったのだ。
転機が訪れたのはフリーランスになって1年目の冬。とあるイベントの取材で人生初の海外、それもアメリカへ行くことになった。場所はカリフォルニアのアーウィンデール・スピードウェイ、宿は後にルート66の旅で何度も通ることになるモンロビア。モーテルの名前は「オーク・ツリー・イン」で、偶然にもルート66沿いというロケーションだ。
そのときは朝から夜まで他のスタッフと一緒で、ひとりでルート66を走ることはできなかったが、不思議な巡り合わせだと感じたのを覚えている。なおアーウィンデール・スピードウェイは2012年に倒産の憂き目に遭うも、後に復活し今もNASCARを筆頭に数々のイベントが開催されているようだ。
111年前にできたコロラド・ストリート・ブリッジ
思い出の地から10マイル(約16km)ほどロサンゼルス方面へ進んだパサデナには、1913年に建設されたコロラド・ストリート・ブリッジが架かっている。当時は世界で最も高いコンクリート橋であり、1936~1940年の間はルート66の一部だった。美しいボザール様式のアーチや手すりは魅力的な観光資源だが、この橋にはあまり嬉しくないニックネームもあったりする。
その名もスーサイド・ブリッジ。建設の工事中に作業員が転落して亡くなっているのに加え、1929年から始まった世界大恐慌では飛び降り自殺者が続出、現在も年に10人ほどがここで自ら命を絶っているという。
もっとも私にとってコロラド・ストリート・ブリッジは、2015年に「95%透明人間」を探した記憶のほうが強い。たまたま近くの知人宅で特にすることもなく過ごしていたところ、謎の「ロサンゼルスに95%透明人間が出現」というニュースが。よく調べてみると目撃されたのはパサデナあたりのようで、散歩中の男性が95%くらい透明な人型の生命体を見たそうだ。どうやってパーセンテージを算出したかはともかく、ヒマを持て余していた私たちはそのネタに飛び付き、ドライブがてら「捕まえに行こうぜ!」となった。
それはさておき、コロラド・ストリート・ブリッジの下に行ったのはこのときが初めて。最も高い部分で地上から約50mあるらしく、自殺の名所になるのも納得のロケーションだ。ただし翌年には飛び降りを防止するフェンスが設置されたそうで、Googleマップを見る限り趣きが損なわれたように感じてしまうが、マイナスなイメージを払拭するためには仕方のないことなのだろう。
パサデナを抜ければ大都市ロサンゼルスはもうすぐだ。ダウンタウンを通るルート66に近い映画のロケ地、そして郊外のミュージアムふたつに立ち寄ってみたい。
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