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「美しさと機能性の両立」名門フジタエンジニアリングが手がけるFD3Sワイドボディキットの魅力を探る

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「美しさと機能性の両立」名門フジタエンジニアリングが手がけるFD3Sワイドボディキットの魅力を探る

295幅のタイヤを収めるために磨かれたアフラックスGT3

進化を続ける空力ワイドフォルム

「美しさと機能性の両立」名門フジタエンジニアリングが手がけるFD3Sワイドボディキットの魅力を探る

ロータリーチューンの名門「フジタエンジニアリング」が手掛ける人気エアロシリーズ『アフラックス』。FD3S用には数多くのバリエーションを揃えるが、一貫して拘るのが「FD3Sらしさを損なわないこと」だ。そんなアフラックスのコンペティションスペックが、この『アフラックスGT3』。これは、サーキットでのタイムアタックシーンを想定して開発されたモデルとなる。

現在のタイムアタックシーンでは、エアロが生み出すダウンフォースによるコーナリングスピードこそ、最重視されるファクターと言っても過言ではない。そのため、トップクラスのマシンは「空力モンスター」と言わんばかりの大型エアロを装備するのがトレンドだ。

しかし、それは藤田エンジニアリングの美学に反する。「今のエアロの流行はゴテゴテしたデザインな上に、非常に直線的なので、FD3Sの曲線的なフォルムにマッチしません」とは代表の藤田さん。「そこで、スタイリングの美しさもサーキットでの速さも群を抜く、GT3マシンのワイドフォルムをFD3Sで再現しようと思ったわけです」と、アフラックスGT3誕生の経緯を語る。

同キットの装着は、既存エアロ『フロントカウルVer2』を装備していることが前提となり、前後ワイドフェンダーとサイドステップの3点を基軸とする。そして、フロントのバンパーとフェンダーを結ぶエクステンション、そこにプラスするカナードで構成される。

295幅のSタイヤをスマートにインストールするためにデザインされたフェンダーは、前後とも片側65mmワイドとかなりの大型。しかし、優美な曲面構成とすることでFD3Sらしいレーシングフォルムの構築に成功。ストリートユースでも映えるハイビジュアルが魅力だ。ちなみにデモカーが履くホイールはアドバンレーシングRS-DFプログレッシブで、サイズは前後ともに12J×18+5。フロントはそのままセットし、リヤには35mmスペーサーを使用する。タイヤは295/30のアドバンネオバAD08Rをセットする。

アフラックスGT3は、FD3Sの美しき肢体を壊すことなく最高レベルの空力マシンへと仕立てる逸品中の逸品と言えるだろう。

●取材協力:フジタエンジニアリング 大阪府堺市東区八下町1丁82-1 TEL:072-258-1313

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