もうすぐ国産車として久々の観音開きドア車がラインアップされる
フロントドアは前、リヤドアは後にヒンジがあって、それぞれ中央から開く「観音開き」ドア。Bピラーレスとなれば開口部は広く、乗り降りもしやすく、開放感のあるキャビンが実現できる。モーターショーに登場するコンセプトカーでは割合に見かけるが、市販車での採用例は少ない。しかも国産車というと、かなりの少数派でなおかつ2000年以降に登場した観音開きドアモデルを振り返ってみると、いずれも一代限りで消えてしまっている。その4モデルをあらためて登場順に紹介しよう。
中身はいいのに不人気ってじつは最高の選択! 安さと個性が魅力の2000年代の中古国産車5選
1)トヨタ・オリジン(2000年)
小さな高級セダンとして生まれた「プログレ」をベースに、トヨタの累計生産1億台を記念して1000台限定で作られたのが「オリジン」。初代クラウンをモチーフとしたルックスが特徴で、ラウンドしたリヤウインドウも印象的だったが、何よりも初代クラウン同様の観音開きドアの採用はインパクト大だった。とはいえBピラーは残るタイプで開放感としては通常のセダンとさほど変わらない印象。フロントグリルなども含めた懐かしい外観を生み出すために採用されたと捉えるのが妥当だ。
ちなみに、初代クラウンは1.5~1.9リッターの4気筒エンジンだったが、オリジンは3.0リッターの直列6気筒「2JZ」エンジンを搭載していた。レーダークルーズコントロールを採用するといった先進的な面は、初代クラウンのスピリットを感じさせるものだった。
2)マツダRX-8(2003~2012年)
2020年7月時点において、マツダとして最後のRE(ロータリーエンジン)搭載車である「RX-8」は観音開きドアを採用した4ドアスポーツカーだった。レシプロエンジンに比べて圧倒的にコンパクトなRE専用車であるメリットを活かしたパッケージングは独特だが、その基本設計は当時のロードスター(NC型)と共通している部分も多く、ヒュンヒュンと軽快に回るREと、ロングホイールベースの生み出す安定したハンドリングは、並みのスポーツセダンでは味わえない独自の世界を持っていた。
「フリースタイルドア」と名付けられた観音開きドアは、フロントドアを開けないとリヤドアをひらくことができないという設計で、その構造もフロント重視のクルマづくりというマインドを感じさせるものだった。なお、間もなく登場するマツダの電動車両「MX-30」には、同じ名称の「フリースタイルドア」が久しぶりに採用される。マツダから、国産車としては久しぶりの観音開きドア車がラインアップするのはもうすぐだ。
観音開きドアのクセが強すぎて短命になってしまったモデルも
3)ホンダ・エレメント(2003~2005年)
SUVを基本に、ミニバン的な積載性をプラスしたクロスオーバー・コンセプトで生まれたのが「エレメント」。メカニズム的には北米で人気のホンダCR-Vの派生モデルといえるが、観音開きドアや樹脂パーツを多用したユニークな外観は、完全に独立したモデルとして個性をアピールした。北米では2002年から2011年まで生産されたロングセラーモデルとなったエレメントは、2002年から2005年という非常に短い期間ではあるが、北米からの輸入というカタチで日本市場に導入されたことがある。
日本仕様は、2.4リッター 4気筒エンジン・4WDというパワートレインの設定となっていた。短命に終わった理由が、観音開きドアのクセが強すぎたせいなのか、あまりにアメリカ的な世界観が拒絶されたのかわからないが、いずれにしても日本では超レア車となってしまった。
4)トヨタFJクルーザー(2006~2012年)
観音開きドアを採用した、もう一台のトヨタ車が「FJクルーザー」。こちらも、昔懐かしいFJ40型ランドクルーザーをモチーフとしたパイクカー的なモデルといえる。観音開きドアの構造は「オリジン」とは異なり、フロントドアを開けた状態でないとリヤドアの開閉ができないタイプだが、逆にピラーレスとなっているため使い勝手は向上している。どこかファニーな表情も見せるため、軟派なSUVにも見えるが、その中身はFJの名前を冠するにふさわしい本格クロカン4WD。
ランドクルーザープラド系のラダーフレームに、4.0リッターV6ガソリンエンジンとデフロック可能なパートタイム4WDというパワートレインを載せたものとなっている。なお、FJの読み方は「エフジェイ」が正しく、エフジェーと伸ばすのは間違いであることは豆知識として覚えておきたい。
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