AMG化を手軽に実現させるパナメリカーナグリル
メルセデスオーナーの中でも、とりわけ高性能スポーツ車として至高のフィロソフィーを持つAMGへの憧れはいつの時代も尽きることがない。それを体現するものとして、その昔一世を風靡した「AMG仕様」なる言葉がある。標準仕様をAMGモデルのごとく「カッコ良くしたい!」とカスタムに走るわけだが、その定番手法として以前はAMGホイールを履き、専用オーナメントに貼り替え、マフラー出口の変更など、そのメニューは複数になりコスト的なハードルも高かった。
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そんな中、数年前から「パナメリカーナグリル」というAMGモデル専用のフロントグリルが登場したことで、AMG化カスタムの手法がグリル交換一択で出来るようになった。
GTマシンで脚光を浴びたパナメリカーナとモータースポーツの歴史
そのイメージの象徴は、国内最高峰レース「SUPER GT」シリーズにも参戦するメルセデスAMG GTとなるが、現在のメルセデスAMG最高峰のスーパースポーツモデルの源泉となっているのが、遡ること約70年程前に登場したメルセデスのプロトタイプレーシングカー「300SL」(W194)だ。
1952年に「カレラ パナメリカーナ メヒコ」という、この時代、世界一過酷と言われた公道を使った自動車レースに登場すると、見事優勝を果たす。当時、南北アメリカ大陸を国を超えて一本のハイウェイで結ぶ「パンアメリカンハイウェイ」整備の一部分、メキシコ区間の開通を記念したレースとして1950年から54年までの5年間限定で開催された。
アメリカの隣国でのレースという事もあり、北米の名だたるメーカーはもとより、フェラーリやポルシェなどの欧州メーカーもこのレースに積極的に参戦。自社のクルマの高性能さを証明することによって、大きなマーケットである北米市場へのプロモーションとしても打ってつけの舞台であった。
そこにメルセデスは超軽量のクーペボディに300リムジンのエンジンをレースチューンしたものを載せて、今で言うラリーレイドのようにドライバーとナビゲーターの2名が、5日間、3000km以上の行程を、途中ナビゲーターが負傷するというトラブルに見舞われながらも見事に優勝。このマシンがきっかけとなり、1954年に市販車仕様の「300SLガルウィング」の発売へとつながった。
メルセデスAMGの象徴となった「パナメリカーナグリル」
このメルセデスのモータースポーツにおける大きな成功をきっかけに、その後、メルセデスのレースエンジニアとして腕を磨き、1967年にはメルセデスを離れてAMGを立ち上げ、さらにモータースポーツで培ったノウハウを引っさげて、再びメルセデスのスポーツ部門を牽引していくことになるのがAMG創立者のハンス・ ヴェルナー・アウフレヒトであり、パートナーのエアハルト・メルヒャーだ。
彼らが培ったモータースポーツからのさまざまなノウハウは、やがて現在のメルセデスは元よりスポーツ性を極めるAMGモデルへと心血が注がれ、メルセデスのスポーツ性能を牽引することなる。そのフィロソフィーを現代に受け継いだモデルが、2017年に日本へ導入された後期型のAMG GTクーペで、15本の縦格子で構成されたパナメリカーナグリルを初めて採用。いまではエントリーモデルのA 35 4MATICなどの一部車種を除く、多くのメルセデスAMGモデルに装着されている。
抜群のコスパでカスタムアイテムとして爆発的にヒット
メルセデスのカスタム手法のひとつとしても注目される「パナメリカーナグリル」は、スタンダードモデルからのAMG化や、従来タイプのダイヤモンドグリルからパナメリカーナグリルに変更することで後期型AMG仕様にフェイスチェンジできるなど、最新のスタイルメイクに欠かせない大ヒットアイテムとなっている。
当初はパナメリカーナグリルのほか取り付けに必要なショートパーツを純正品で取り揃える必要があったため、決してお手軽に出来るカスタムではなかった。しかし、いまでは各車種用にキット化された製品がショップやパーツメーカーからリリースされており、10万円程度(工賃込み)で施工できるようになっている。
ハンス・ ヴェルナー・アウフレヒトとエアハルト・メルヒャーによる「モータースポーツこそが技術力の優位性を何よりも端的に示す」というAMG創立時の信念は、F1をはじめとしたメルセデスのモータースポーツ活動へと伝承されている。
そのフィロフィーを理解することでパナメリカーナグリル化のカスタムがより崇高なものになり、満足感をさらに高めてくれるはずだ。
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みんなのコメント
メルセデスに興味のある人は本物のAMGかそうでないかは簡単に区別が出来ますので…
安い中古を買う見栄っ張りがすることで
みっともない
貧乏くさい