現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > アロンソ「イモラのアップグレードでマシンがナーバスになった」と認めるも、アストンマーティンF1の復調には自信

ここから本文です

アロンソ「イモラのアップグレードでマシンがナーバスになった」と認めるも、アストンマーティンF1の復調には自信

掲載 2
アロンソ「イモラのアップグレードでマシンがナーバスになった」と認めるも、アストンマーティンF1の復調には自信

 2013年半ば以来、勝利から遠ざかっているフェルナンド・アロンソは、昨年何度も表彰台を獲得し、トップに近いところで戦った。しかし今年、アストンマーティンは昨年前半ほどの力を発揮していない。

 1年前のモナコGPで、アロンソは、マックス・フェルスタッペンに続く2位を獲得した。しかし今年のモナコではそこまで上位で戦うことはできないと、アロンソは考えている。

2024年F1第8戦モナコGP TV放送&タイムスケジュール

「間違いなく昨年は、今年よりも大きな期待を抱いていた。2023年のマシンは低速コーナーで非常に強かったので、モナコは僕たちにとって大きなチャンスがあるグランプリだったんだ」とアロンソは言う。

「でも今年は今のところ浮き沈みがある。これまでのところ予選はとても順調で、1カ月前の中国では3番手だった。だから、土曜日にそのようなラップを再現することができ、最初のパフォーマンスラップに向けてタイヤの準備をしっかりできればいいね。日曜日にはデグラデーションやペースなどはそれほど問題にならないだろう。僕たちは今も、力強い週末を過ごせるだろうと楽観視している。そのための準備は万全だ」

 ライバルのマクラーレンは昨年半ばから大きく前進し、RBは最近のレースで大規模なアップグレードを導入してパフォーマンスを上げている。そのなかでアストンマーティンは上位グループから大きく後れを取り、この数戦はRBの勢いに押され気味だ。しかしアロンソは、アストンマーティンも逆転劇を実現できると信じているという。

「マクラーレンは昨年序盤はQ1で争うような状態だった。彼らの背後には素晴らしいチーム、素晴らしい人材、素晴らしい施設、そして素晴らしいブランドが存在するが、それでもQ1で敗退することがあったんだ」

「その後(オーストリアでアップグレードを入れて)、マシンを生かすための何かを見つけ、あらゆることを変えている。それは僕たちにとっても同様だ」

「昨年のシーズン半ばまで、僕たちは注目され模倣されるチームだった。そういう状況でも、突然、2、3歩後退してしまうことがあり得る。今、僕たちは自分たちに集中し、あのレベルに戻る必要がある」

「他のチームとは違って、僕たちにはローレンス(・ストロール)という素晴らしいリーダーがいる。彼はチームオーナーであるだけでなく、チームの背後にいる非常に競争心のある人物でもある。彼のおかげで、僕たちは他のチームよりも早く問題を解決できると思う」

 イモラで導入されたアップグレードが期待された結果を出せなかった後で、チームが状況をいかに迅速に改善できるかという点について、ベテランのアロンソは次のように説明した。

「状況を改善できるセットアップツールや方向性がいくつかある。たとえば、日曜日にイモラで僕のマシンでテストしていたようなことだ。でも根本的には、マシンバランスに取り組み続ける必要がある。トラックに持ち込んだすべてのアップグレードによってダウンフォースを追加したが、コーナーでのバランスが完璧というわけではないようなので、そのダウンフォースを効率的に使ってラップタイムを出せていない」

「でも僕たちはこれについて理解していると思う。次のマシン開発とアップグレードで、この種の問題を解決するためのアイデアがいくつかある。暗闇のなかで何も見えていないわけではない。状況を認識しているんだ。ただ、ダウンフォースを追加すると、今のマシンの特性からよりリスキーになり、ドライビングが難しくなる。それを解決する必要がある」

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

レッドブル&HRC密着:フロントタイヤへの熱入れを苦手にするRB20。弱点が露呈し初日は2台とも下位に沈む
レッドブル&HRC密着:フロントタイヤへの熱入れを苦手にするRB20。弱点が露呈し初日は2台とも下位に沈む
AUTOSPORT web
タイトルに王手のフェルスタッペンが苦戦、ミディアムで17番手「タイヤが機能せず氷の上を走っているよう」/F1第22戦
タイトルに王手のフェルスタッペンが苦戦、ミディアムで17番手「タイヤが機能せず氷の上を走っているよう」/F1第22戦
AUTOSPORT web
見かけ倒しでもいいじゃん! ルックスと性能が釣り合わないスポーツモデル5選
見かけ倒しでもいいじゃん! ルックスと性能が釣り合わないスポーツモデル5選
ベストカーWeb
2025年WEC暫定エントリーリストが発表。ハイパーカーは2社が撤退もLMGT3と同数の18台が参戦
2025年WEC暫定エントリーリストが発表。ハイパーカーは2社が撤退もLMGT3と同数の18台が参戦
AUTOSPORT web
【角田裕毅F1第22戦展望】昨年の反省をもとにセットアップを2種類用意。FP2で「だいたいの方向性は見つかった」
【角田裕毅F1第22戦展望】昨年の反省をもとにセットアップを2種類用意。FP2で「だいたいの方向性は見つかった」
AUTOSPORT web
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
ベストカーWeb
勝田貴元、パンクで後退も挽回「まだ諦められない。ファンの声援が力になる」/ラリージャパン デイ2
勝田貴元、パンクで後退も挽回「まだ諦められない。ファンの声援が力になる」/ラリージャパン デイ2
AUTOSPORT web
いよいよ正式発表!? デザイン一新の[新型フォレスター]登場か! トヨタHV搭載でスバル弱点の燃費は向上なるか
いよいよ正式発表!? デザイン一新の[新型フォレスター]登場か! トヨタHV搭載でスバル弱点の燃費は向上なるか
ベストカーWeb
荒野にポツンと1軒のカフェ!?…25ドルでキャンプサイトを確保。オーストラリアはトレイルも何もかもナメてかかってはいけません!【豪州釣りキャンの旅_10】
荒野にポツンと1軒のカフェ!?…25ドルでキャンプサイトを確保。オーストラリアはトレイルも何もかもナメてかかってはいけません!【豪州釣りキャンの旅_10】
Auto Messe Web
ローソン初日15番手「路面コンディションに苦労。今日の学習を役立て、トップ10に食い込みたい」/F1第22戦
ローソン初日15番手「路面コンディションに苦労。今日の学習を役立て、トップ10に食い込みたい」/F1第22戦
AUTOSPORT web
ボッタス、PUエレメント交換で5グリッド降格が決定。RB勢はエキゾーストを交換/F1第22戦
ボッタス、PUエレメント交換で5グリッド降格が決定。RB勢はエキゾーストを交換/F1第22戦
AUTOSPORT web
タナクが王座目指して猛加速。僚機2台はクラッシュ&失速、トヨタに選手権逆転の光明【ラリージャパン デイ2】
タナクが王座目指して猛加速。僚機2台はクラッシュ&失速、トヨタに選手権逆転の光明【ラリージャパン デイ2】
AUTOSPORT web
燃費と運転体験の両立 フォルクスワーゲン・ゴルフ GTEへ試乗 電気で最長130km走れるHV!
燃費と運転体験の両立 フォルクスワーゲン・ゴルフ GTEへ試乗 電気で最長130km走れるHV!
AUTOCAR JAPAN
北米の自動車博物館ハシゴ旅! 往年のF1GPカー「ペンスキーPC-1」に出会えて大感激!!…が、展示車両数の多さにすべてを見ることができずに大後悔…
北米の自動車博物館ハシゴ旅! 往年のF1GPカー「ペンスキーPC-1」に出会えて大感激!!…が、展示車両数の多さにすべてを見ることができずに大後悔…
Auto Messe Web
角田裕毅 初日10番手「一日のなかで状況を好転させ、方向性を見出した。Q3進出のため調整を続ける」/F1第22戦
角田裕毅 初日10番手「一日のなかで状況を好転させ、方向性を見出した。Q3進出のため調整を続ける」/F1第22戦
AUTOSPORT web
イモトアヤコ、600万円超の「“オシャ”ハイエース 」購入! 「車中泊楽しそう」「テンション上がる」反響多数のゴードンミラー「GMLVAN V-01」とは
イモトアヤコ、600万円超の「“オシャ”ハイエース 」購入! 「車中泊楽しそう」「テンション上がる」反響多数のゴードンミラー「GMLVAN V-01」とは
くるまのニュース
日産、英国のゼロ・エミッション義務化に「早急」な対応求める 政府目標は「時代遅れ」と批判
日産、英国のゼロ・エミッション義務化に「早急」な対応求める 政府目標は「時代遅れ」と批判
AUTOCAR JAPAN
「柏の杜オークション」会場で「パラモトライダー体験走行会」開催! 参加者だけでなくボランティア活動にも興味を持ってもらえた1日でした
「柏の杜オークション」会場で「パラモトライダー体験走行会」開催! 参加者だけでなくボランティア活動にも興味を持ってもらえた1日でした
Auto Messe Web

みんなのコメント

2件
  • lov********
    ローレンス・ストロール氏が資金だけ出して、チーム構成には口を出さない存在であればアロンソの言い分には可能性がなくはないと思いますが、氏に忖度し息子を起用し続けねばならないチーム方針に変化がなければ、ローレンス・ストロール氏はチーム力upの足かせになっているとしか思えない。
  • mtc********
    元の(インディア)ころの直線番長にしたらよかったのに。ウィルアムズがアルボンの腕でトップテンに近いとこを走っているのでアロンソならもっと行けるだろうね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村