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きっと新型シエンタも納車待ちがハンパないはず……ならば現行モデル買うのはアリ!?

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きっと新型シエンタも納車待ちがハンパないはず……ならば現行モデル買うのはアリ!?

 まもなく登場予定の新型トヨタ シエンタ。今や貴重な5ナンバーミニバンなだけに注目度はハンパないが、ご存じのとおり現在どんな車種でも納車まで長期間待たされるのが令和の新車販売の常。

 車検や今の愛車が壊れ、今すぐ欲しい!! って人にはたまったもんじゃない。もちろんメーカーとて最善の努力をしているところなのだが、消費者としてはいっそのこと現行モデルの中古モデルも気になってくる。

きっと新型シエンタも納車待ちがハンパないはず……ならば現行モデル買うのはアリ!?

 新型が待てないあなたにおすすめの、現行シエンタのおすすめグレードと年式を徹底分析!!

文/小鮒康一、写真/TOYOTA、ベストカー編集部

■発表前にも関わらず、すでに長納期となっている!? 新型シエンタ

2022年8月末の登場がうわさされる新型トヨタ シエンタ。一部の販売店ではすでに7月末ごろから予約注文がスタートしている(画像は編集部が作成した予想CG)

 間もなく正式発表となるトヨタ 新型シエンタ。詳細は公式発表されていないものの、すでに7月末ごろから販売店では予約注文がスタートしており、すでに長納期となりつつあるという。

 特に一部の仕様やオプションを装着すると2023年4月以降の“生産”となるということで、場合によっては1年以上の待ちが必要となるようなのだ。

 趣味性の高いクルマならばいざ知らず、ファミリーカーであるシエンタは家族構成の変化によってスライドドアが必要となった人や、現在所有しているファミリーカーが故障や事故で使えなくなってしまって代替えを検討する人など、必要に迫られて購入を検討している層も多く、納期が年単位になってしまうというのは厳しいところ。

 そこで狙ってみたいのが、現行型つまり2代目モデルの中古車である。中古車はすでにそこに車両が存在しているため、早ければ数週間で納車することも夢ではなく(もちろん車検整備などがあれば時間はもう少しかかるが)、今すぐクルマが必要という人にとってはもってこいの選択肢となるのである。

■現行シエンタの中古価格は高止まり傾向!? デビュー直後の個体なら100万円以下もザラ

2015年7月に登場した2代目トヨタ シエンタ(初期型)。登場直後の車両は比較的安価ではあるが、状態の良いものを探すのは難しい

 2代目シエンタは2015年7月に登場し、今年で7年目を迎えるロングセラーモデル。それだけに年式によって価格帯は大きく変わってくる。

 しかし高年式かつ低走行で修復歴なしのハイブリッドモデルでは250万円前後のプライスタグが掲げられたものも多く、ガソリンモデルでも同様の条件だと220万円前後という価格帯となっているため、中古車としての旨味はそこまでないというのが正直なところ。

 逆に安い車両となると、デビュー直後の2015年近辺の初期型が中心となり、走行距離が伸びたものや修復歴がある車両が中心となる。

 価格帯は80万円前後からとリーズナブルな価格ではあるものの、あまりくたびれた車両をファミリーカーとするのも忍びないし、先進安全装備も旧世代のものとなるのがネックとも言える。

■狙い目は2018年以降! クロエのガソリンがコスパ最強化!?

2018年9月のマイナーチェンジ以降のモデルがオススメ(写真はG Cuero)

 そこでオススメしたいのが、2018年9月に実施されたマイナーチェンジ以降のモデルである。このマイナーチェンジでは内外装の意匠が変更されただけでなく、2列シート5人乗りとなる「FUNBASE」系グレードが追加された(これは新型でも継承されている)。

 また、先進安全装備の「Toyota Safety Sense」において、衝突被害軽減ブレーキの検知に昼間の歩行者も対象となった。

 そのほか、パノラミックビューモニター、パワースライドドア予約ロック機能、アクセルとブレーキの踏み間違え時に自動でブレーキをかけるインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ付)などが設定されている。

 安心感が大きくアップしている点も、ファミリーカーとして供するには嬉しいところだろう。

 そんな後期型の中でもオススメしたいグレードは、やはり前述した新装備を標準装備とした(パノラミックビューモニターを除く)最上級グレードの「クエロ」系となる。

 新車価格は220万円ほどだったクエロのガソリンモデルでも、中古車となると総額で180万円ほどの予算があれば走行距離3万km未満のトヨタディーラー系中古車店で販売されている認定中古車を十分狙うことができるのだ。

 そして新車時では後から別途購入して取り付けしなければならないナビゲーションも装着済の車両がほとんどであるため、より一層買い得感が高いと言えるのである。

 ちなみにハイブリッドモデルのクエロとなると、やはり価格は上昇して総額200万円~という価格帯となっている。

 モーターアシストによる余裕の走りや低燃費は魅力的だが、子どもが大きくなるまでの繋ぎとして乗るのであれば、価格が安いガソリンモデルを購入して差額を別の使い道に回すというのも選択肢のひとつだ。

■新型シエンタは4WDなし!? 雪国ユーザーは現行のハイブリッド一択か

 なお、新型のシエンタはガソリンモデルはFFのみで、4WDはハイブリッドモデルにのみ設定となっているようなので、降雪地帯のユーザーは駆動力に勝る現行型のガソリン4WDモデルを狙って購入するのもいいかもしれない。

 ただし現行型シエンタの4WDモデルは希少となっておりタマ数が少ないほか、価格帯もベーシックなXグレードでも総額180万円~とややお高めなのが玉にキズ。とはいえ新型ではガソリン4WDの設定がないので、購入するなら今のうちということになる。

 いずれにしても新車の納期はどんどん遅くなり、それに伴って中古車の価格はどんどん上がっているようなので、どちらを買うにしても早めの決断が必要というのが現状。悩めば悩むほど買いにくくなってしまうというのが悲しい現実なのだ。

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みんなのコメント

30件
  • 発表しました。受注はまだ受け付けられません。部品が不足して造れません……なんだ、そりゃ???
  • >中古車はすでにそこに車両が存在しているため、早ければ数週間で納車することも夢ではなく

    ずいぶんやっすい夢だな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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