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新型ヤリスクロス全情報ゲット 8月31日発表発売! 7月中旬から先行予約開始!!

掲載 更新 75
新型ヤリスクロス全情報ゲット 8月31日発表発売! 7月中旬から先行予約開始!!

 トヨタは2020年4月23日に、オンライン上で新型コンパクトSUV、ヤリスクロスを世界初公開、2020年秋に日本市場で発売すると明らかにしている。

 2020年6月24日に日産のコンパクトSUVが発表されるまで、残すところあと数日になったが、この段階で、キックスにするか、ヤリスクロスにするか悩んでいる人もいるのではないだろうか。

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 ということで、現時点で判明している、ヤリスクロスの全貌と、ライバルと比べてどうなのか、流通ジャーナリストの遠藤徹氏が解説する。

文/遠藤徹
写真/ベストカーWeb編集部 トヨタ 日産 ホンダ

【画像ギャラリー】新型ヤリスクロスと日産キックスなど競合ライバル車を写真でチェック!

7月中旬から先行予約開始!

ヤリスクロス専用デザインのヘッドライトやグリル回り、クロスオーバーSUVらしい樹脂製フェンダーやサイドガードなどが特徴

こうしてベースとなったヤリスと比べてみるとかなりエクステリアデザインが違うことがわかる

ルーフのブラックが太いCピラーのところまでアクセントとして入っている。リアテールランプ回りの造形も凝っている

 トヨタは新型クロスオーバー、ヤリスクロスを8月31日に発表、発売する見込みである。

 このほど傘下販売店に専用ウェブサイトによる商品概要を提示、これに基づき販売店では既納ユーザーを中心にティザーキャンペーンをスタートさせており、先行予約は7月中旬から始まるという。

 この段階で、新型ヤリスクロスについてわかっている情報のすべてをお伝えしていこう。

 新型ヤリスクロスは、ヤリスのTNGAによる「GA-B」プラットフォームをベースに本格的なコンパクトクロスオーバーSUVに仕立てている。プラットフォームはヤリスと共用だが、ボディパネルはまったく別の専用設計。

 通常、ハッチバック車をクロスオーバー化する際に、車高を上げて樹脂製バンパーやフェンダーアーチ、ルーフレールなどを装着するのがほとんどだが、ヤリスクロスのボディパネルはまったくの専用設計となっている。

 大流行しているクロスーバーSUVの市場に、本腰を入れて投入する、トヨタの本気を感じさせるものだ。

 ボディサイズは全長4180×全幅1760×全高1590mmで、ヤリスに比べると全長はプラス240mm、全幅はプラス65mm、全高はプラス90mmとひと回り大きい3ナンバーサイズとなっている。

 ライバルのホンダヴェゼルに比べると全長はマイナス160mm、全幅マイナス30mm、全高マイナス15mmだから、わずかに小ぶりといえる。

 ホイールベースはヤリスよりも10mm長い。最低地上高は170mmでヤリスよりも30mm高く、ヴェゼルよりも15mm低い。

全長4180×全幅1760×全高1560mm。ダイナミックで洗練されたフォルムだ

6月24日に発表される日産キックス。全長4295×全幅1760×全高1585mmとヤリスクロスより115mm長く、全幅は同じ、全高は75mm低い

人気のライズは全長3995×全幅1695×全高1600mmとひと回り小さいサイズ

■同クラスのクロスオーバーSUV車とのボディサイズ比較
●トヨタヤリスクロス:全長4180×全幅1760×全高1560mm
●トヨタライズ:全長3995×全幅1695×全高1620mm
●日産キックス:全長4295×全幅1760×全高1585mm
●ホンダヴェゼル:全長4330×全幅1770×全高1605mm
●トヨタC-HR:全長4385×全幅1795×全高1550mm

ヤリスクロスに搭載されるパワートレインは1.5Lと1.5Lハイブリッド

 ヤリスクロスに搭載されるパワーユニットは1.5Lガソリン&同ハイブリッドを搭載し、それぞれ2WD、4WD、CVTとの組み合わせる。

 1.5Lが120ps/14.8kgm 、1.5Lハイブリッドが91ps/12.2kgm+モーターの80ps/14.4kgmと、ヤリスに搭載している1.5L、ガソリン&同ハイブリッドと同じである。

 WLTCモード燃費はハイブリッド2WDが31.1km/L、同4WD28.0km/L、ガソリン2WD19.4km/L、同4WD18.0km/Lで車重の軽いヤリスを下回るが、同クラスSUVの中では最も省燃費のレベルを確保している。

ほぼヤリスと共通のデザインとなるヤリスクロスのコクピット

ヤリスより居住性は格段に広い

 室内はワイドな3ナンバーサイズで背が高いのでヤリスよりも格段に広いスペースを確保。

 座面が高く視界は広く運転操作性は良い。電動ハッチゲートはハンズフリーで開き、操作しやすい。

 上下に位置を変えられる分割式ラゲッジ床面ボード、荷物が走行中に動かないようにするベルトも装備される。

 リアシートは3分割式で左右に乗員が座っても、長尺物を積めるアームレストスルーも採用。運転席回り、ダッシュボードなどのデザイン、レイアウトはヤリスとほぼ同じだ。

マウンテンバイクも前輪を外せば積むこともできる。ラゲッジ容量は通常時390L。ちなみにヴェゼルは393L、ライズは369L

ヤリスクロスのグレード構成はヤリスと同じ

新型ヤリスクロスの走行シーン

 ヤリスクロスのグレード構成は上級からZ、G、Xでヤリスとまったく同じとなるもよう。

 タイヤサイズは最上級のZが215/50R18インチアルミホイール、中間で売れ筋のGは205/65R16インチアルミホイールで18インチもオプションで選べる。

 Xは205/65R16インチスチールホイールを履く。各グレードの装備差はZがLEDヘッドランプ、LEDリアコンビランプ、本革巻きスポーツステアリング、本革巻きシフトノブを採用。

 GとXはプロジェクター式ハロゲンヘッドランプでLEDヘッドランプとLEDリアコンビランプはメーカーオプション。ステアリング&シフトノブはウレタンとなる。

 ボディカラーはモノトーン8色、2トーン7色。具体的にはモノトーンがテーマカラーのプラスゴールドメタリック、ホワイトパール、シルバーメタリック、ブラックマイカ、センシュアルレッド、ベージュ、グレイッシュブルー、ダークブルーマイカ。

 2トーンカラーはルーフのブラックとの組み合わせがプラスゴールドメタリック、ホワイトパール、ブラックマイカ、センシュアルレッド、ベージュ、グレイッシュブルーの6タイプ、ルーフがプラスゴールドメタリックとボディがブラックマイカの組み合わせが1タイプのみの構成となる。

 このほか、安心パッケージの「トヨタセーフティプラス」は5ドアハッチバック車のヤリス並みの進化バージョンを全グレードに標準装備する。

 GRヤリスも2020年9月4日に発売されるので、現行の標準車とクロスを合わせて3ファミリーが出揃い、今秋からの拡販攻勢に名乗りを上げることになる。

 登録実績のカウントは「ヤリスシリーズ」に含まれるので、トータルだとピーク時では月販2万台の大台を突破し、軽自動車を含めてもトップブランドに浮上するのが濃厚になっている。

新型ヤリスクロスの価格は?

1.5L車のガソリン車が220万円~、ハイブリッドが250万円~になると予想

 気になるのが価格だ。ヤリスクロスのライバル車は、他社だとコンパクトSUVの人気車とされるホンダヴェゼルで、燃料タンクを前席の下に搭載した。

 そのために後席と荷室が広い。仮にヤリスクロスの価格が同程度の装備を採用したヴェゼルよりも高まると、割高感が生じてしまう。ヤリスクロスは若干安く抑えるだろう。

 ヴェゼルの2WDの価格は、1.5Lガソリンエンジンを搭載する「X ホンダセンシング」が220万5093円、「ハイブリッドX ホンダセンシング」は258万6018円だ。

 そうなるとヤリスクロスの価格は、ガソリンエンジンを搭載する2WDが220万~250万円、ハイブリッドは250万~290万円くらいになるだろう。

 ベースとなるヤリスの価格は、ガソリンエンジンの「Z」が192万6000円、「ハイブリッドZ」は229万5000円だから、ヤリスクロスは25万円くらい高くなる計算だ。

 ちなみに日産の販売店によると、2020年6月24日に発売される「キックス e-POWER・X(2WD)」の価格は275万9900円という。

 「2トーン仕様」は286万9900円だ。衝突被害軽減ブレーキなどは標準装着されるが、アラウンドビューモニターやインテリジェントルームミラーは、セットオプションの設定になる。

 ヤリスクロスは、身内となるトヨタのSUVとも比較される。まずC-HRの価格は、1.2Lターボを搭載するベーシックな「2WD・S-T」が240万円、ハイブリッドの「2WD・S」は273万円だ。ヤリスクロスは、C-HRに比べると20万円ほど安い。

 トヨタ「ライズ」は、全長が4mを下回る5ナンバーサイズのSUVで、エンジンは直列3気筒1Lターボだ。この「2WD・Z」は206万円だから、ヤリスクロスはライズに比べて15万円以上高くなる。

 このようにヤリスクロスの価格は、トヨタ車同士で比べると、ライズよりは高くC-HRに比べると安い。ライバル比較ではヴェゼルとキックスを少し下回る価格だ。

 先行予約が開始するのは7月中旬。価格を含め、最新情報が入り次第お伝えしていこう。

証言1:首都圏カローラ店営業担当者

 「カローラ店はネッツ店と並びコンパクトクラス車では高いシェアを確保しているので、新型ヤリスクロスへの期待感は大きい。既納客を中心にお客さんへの呼びかけをスタートさせたところだが、反応は申し分ない。

 7月中旬から始まる先行予約では、1万円相当のギフトカタログを提供するなどして受注確保を最大限に盛り上げたい。8月31日の正式発売以降の注文になると、納期は来年にずれ込む可能性がある」。

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みんなのコメント

75件
  • 明らかにキックス潰しですね。
    でも率直な意見、ヤリス クロスの方が買いたいなと思わせるデザインです。
  • 既に販売しているライズは抜きにして、新型比較ならプラットフォームも新しく価格帯や4WDがあるヤリスクロスの圧勝だと思う。
    e-powerは魅力ですが、それだけだと色褪せてるように感じます。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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