輸入車 [2025.01.09 UP]
これぞ輸入車!ブランドの“世界観”を堪能できるおすすめ中古車8選
[これぞ輸入車の魅力!]“世界観”に浸れる中古車8選
日本カー・オブ・ザ・イヤー2024-2025 ノミネート車、31台そろう!アナタの本命は?
文●ユニット・コンパス 写真●内藤敬仁、ユニット・コンパス
※中古車参考価格・年式・走行距離は、すべてグーネット2024年12月調べ。
※ナンバープレートはすべて、はめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2025年2号「[2025年のトレンドがわかる]それでも輸入車がほしいワケ」記事の内容です)
長い歴史を持つブランドには、それ特有の世界観がある。輸入車に乗るということは、その世界に触れるということだ。今回は、“世界観”を持った中古車を紹介していこう。
[ポルシェ パナメーラ(先代)]ポルシェの世界観を気軽に味わえる
創業者フェルディナント・ポルシェがポルシェ設計事務所を設立したのは1930年代のこと。そして現在に続くスポーツカーブランドとして「タイプ356/1」が製造されたのが1948年。以降レーシングスポーツカーで名を馳せてきたポルシェだが、1964年に発売された市販スポーツカー「911」の登場で、一流スポーツカーメーカーとしての座は揺るぎないものとなった。
911は現在まで連綿と生産されてきたスポーツカー。半世紀以上の歴史は、まさに“世界観”という言葉にふさわしいモデルなのだが、新旧モデルとも価格が高騰して手が出しにくいのが難点。しかし、ポルシェの世界観を堪能するなら、なにも911がすべてではない。ポルシェはどのモデルにも高い走行性能を与えており、世界観に浸ることができる。そこで今回注目するのがパナメーラ。いうなればドアを4枚備えた大型スポーツカーのパナメーラは、中古車価格が手頃でねらい目なのだ。今回紹介するのは2016年に登場した2代目で、洗練された内外装と一新されたパワートレインが見どころ。また、シューティングブレーク風の「スポーツツーリスモ」も設定し、バリエーションが増えた。
中古車相場は思いのほか安くなっており、価格の下限は580万円。大半の911が1000万円以上ということを考えると、パナメーラは穴場といえる。バリエーションも多数揃っているが、最も多いのはV6ターボを搭載したベースグレード。スポーツツーリスモも物件少なめだ。
中古車参考価格帯:580万円~1650万円(17年~23年 全グレード)
全体的に低走行な物件が中心。3万km以下が6割弱もあるため安心して探せる。年式も幅広く存在しているが、2018年~2019年式が全体の半数と前期型モデルが多い。
撮影車はパナメーラターボ。4LV8ツインターボを搭載し、最高出力550馬力、最大トルク78.5kgを絞り出す。その圧倒的な動力性能は911に遜色のないレベル。
カイエンに続く4ドアモデルゆえ、ポルシェのなかでも高い実用性が売り。ただし車高は低く、ドラポジはスポーツカーらしい。
広いラゲッジで普段使いもできる
パナメーラの美点といえば、その広いラゲッジルームにある。荷室は495L、リアシートをたたむことで1304Lもの容量を確保。911だとファーストカーとして使うのは難しいが、パナメーラならばパフォーマンスと実用性を両立している。
[BMW 8シリーズ]優雅なルックスは所有欲を刺激する
BMWのフラッグシップに位置付けられるのが8シリーズ。ボディタイプは2ドアと4ドア(グランクーペ)が設定され、好みによって選べる。最上級モデルだけあり走りの性能も高く、「M850i xDrive」は530馬力の4.4LV8ターボを搭載。初期型ならば500万円台後半の予算からねらえる。物件数もそれなりに豊富だ。
中古車参考価格帯:570万円~1500万円(18年~24年 M8を除く)
[シボレー カマロ]アメ車の世界観を堪能できるクーペ
アメ車といえば大排気量V8エンジンによる力強い加速とマッシブなルックス。その世界観を手頃な価格で味わうならカマロがおすすめ。最終モデルは2017年に登場し、6.2LV8のほか2L直4エンジンも設定されている。この世代は走りが洗練されたのも見どころ。中古車物件は多くないが、400万円前後からねらえる。
中古車参考価格帯:380万円~850万円(17年~24年 全グレード)
[マセラティ グラントゥーリズモ(先代)]伝統あるマセラティも手頃な価格で乗れる
伝統的なGTカーブランドのマセラティ。そのなかでも身近な存在がグラントゥーリズモ。官能的なV8エンジンに大人4人が座れる4シーターを備えた本物のGTカーだ。2007年発売のロングセラーのため、価格帯は幅広い。特に2010年以前のモデルは500万円以下の物件も存在する。予算に応じた選び方が可能。
中古車参考価格帯:300万円~1500万円(07年~20年 全グレード)
イギリスの伝統あるプレミアムSUVも身近な価格で乗れる
[ランドローバー レンジローバー(先代)]一度は体験してみたい伝統的なSUVブランド
SUVのなかでもブランド力が高いのがレンジローバー。ランドローバーが所有するこのブランドは半世紀以上の歴史を誇る。その理由は、高いオフロード性能と豪華絢爛な内外装を両立していること。オフローダーといえばジープやメルセデスGクラスを思い浮かべる人も多いが、レンジローバーもトップクラスの性能を持っている。
ランドローバーの最上位に位置するレンジローバーが最初に登場したのは1970年で、以降モデルチェンジを重ねながら、現在は5代目モデルが販売されている。今回紹介するのは2013年に発売された先代モデル。レンジローバーとして初のオールアルミモノコックを採用し、従来モデルと比べて大幅に軽量化したのがトピック。シャシーはテレインレスポンス2にアップデートされ、路面状況を問わず快適な乗り心地を実現。パワートレインは当初5LV8と同スーパーチャージャーが設定されたが、後に3LV6モデルも追加され、間口を広げている。
すでに新型が登場していることもあり中古車相場は落ち着いている。中古車価格帯は500万円~1800万円となっており、5年落ち以前の車両なら1000万円以下の予算でも購入可能。その多くが5万km以下の低走行車なので安心して探せる。グレードはV8モデルが多く、なかでも「オートバイオグラフィー」が目立つ。一方、高性能なSVOシリーズは数が少なく、探すのは難しい状況となっている。
中古車参考価格帯:500万円~1800万円(13年~21年 全グレード)
10年以上前のモデルであるが、中古車市場は総じて良好なコンディションの物件が揃っている。走行距離は3万km以下の低走行車が5割弱も流通。一方年式は高年式が目立っている。
2019年モデルの「オートバイオグラフィー」には、豪華な本革シートが採用されている。
全長5mを超える大柄なボディゆえ室内と荷室は広々している。リアシートをたたむことでより大きな荷物も積み込める。
パワートレインはディーゼルの3LV6ターボを搭載。最高出力258馬力、最大トルク61.2kgmを発揮する。
[アバルト 124スパイダー]アバルトブランドのオープンスポーツ
イタリアの名門スポーツカーブランドといえばアバルト。ここ最近は595が中心だが、2016年にはマツダ ロードスターのボディに専用エンジンを組み合わせた124スパイダーをリリースしている。中古車は240万円からと手頃で、その性能を考慮すると要注目。グーネット登録台数は年々減っているので注意。
中古車参考価格帯:240万円~540万円(16年~21年 全グレード)
[アルファロメオ ジュリア クアドリフォリオ]四葉のクローバーは高性能の称号
かつてモータースポーツでも活躍した名車といえばアルファ ジュリア。そのDNAを受け継ぐのが、2017年に登場した新世代ジュリア。そして、その高性能版「クアドリフォリオ」には510馬力の2.9LV6ターボを搭載する。FRスポーツセダンとして高い実力を持つ。新車時は1000万円超えだが、最近は相場が下がった。
中古車参考価格帯:510万円~1100万円(17年~24年 クアドリフォリオのみ)
[BMW アルピナ D5]高性能なディーゼルのアルピナモデル
BMWをベースに高性能車を手がける自動車メーカーがアルピナ。チューニングブランドの枠を超えたその圧倒的品質は唯一無二の世界観を持っている。D5は5シリーズのディーゼルモデルをベースとするモデルで、326馬力の3L直6ターボを搭載。中古車は希少で、グーネットで数台のみが登録されている。
中古車参考価格帯:830万円~1320万円(17年~24年 全グレード)
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古い輸入車買ってしれる世界観って
故障不安に駆られて車乗れなくなっちゃうぞ