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レジ袋「有料化」が軽の内装を「変化」させた? スズキ新型「軽スーパーハイトワゴン」コンセプト世界初公開! 新型スペーシア登場はいつ!?

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レジ袋「有料化」が軽の内装を「変化」させた? スズキ新型「軽スーパーハイトワゴン」コンセプト世界初公開! 新型スペーシア登場はいつ!?

■現行型デビューから6年! フルモデルチェンジも間近か!?

 スズキは「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー2023、以下JMS2023)」会場で「スペーシア」「スペーシアカスタム」のコンセプトモデルを世界初公開しました。
 
 軽スーパーハイトワゴンの売れ筋モデルがどのように変化したのか、開発メンバーに話を聞きました。

【画像】めちゃカッコいい! スズキ 新型「スペーシア」を画像で見る(50枚以上)

 JMS2023は、2023年10月25日から11月5日まで東京ビッグサイトで開催される自動車ショーです。

 これまで全46回行われてきた「東京モーターショー」からリニューアルされ、自動車業界の枠を超え他産業やスタートアップ企業なども参画することで、過去を上回るおよそ400社以上が出展・参加します。

 スズキは「世界中に、ワクワクの、アンサーを。」をテーマに掲げ、JMS2023に様々なコンセプトモデルなどを出展。

 10月25日に行われた報道発表では、参考出品車として「スペーシアコンセプト」「スペーシア カスタム コンセプト」(以下、新型スペーシアコンセプト)を世界初公開しています。

 車名は“コンセプト”を銘打っていますが、その姿は明らかに次期型スペーシアを思わせるものでした。

 スペーシアは、2008年に登場した「パレット」の後継車として2013年2月に誕生した軽スーパーハイトワゴンです。

 高い全高とスクエアなフォルム、そして後席両側スライドドアを備えた実用的なモデルで、ファミリー層を中心に支持を集めました。

 現行型となる2代目スペーシアは2017年12月に登場。先進運転支援機能「スズキ セーフティ サポート」の採用に加え、内外装に「スーツケース」をモチーフにしたデザイン処理を施した個性的なスタイリングも大きな特徴でした。

 標準タイプに加え、迫力と存在感を高めた「スペーシア カスタム」を用意。

 1年後の2018年12月にはSUVデザインを融合した「スペーシア ギア」を、さらに2022年8月には、商用車仕様の「スペーシア ベース」と派生モデルを追加し、ラインナップを拡大しています。

 今回公開された新型スペーシアコンセプトは、そんなスペーシアの後継モデルとみられますが、あくまでも参考出品モデルとし、正式な発売時期などについては明かしていません。

 そんな新型スペーシアコンセプトの開発に携わったメンバーに、話を聞きました。

■異なる要望に対応したことで副次的に誕生した「後席オットマン」

 まず現行型に対するユーザーの反応はどのようなものなのでしょうか。スズキでデザインを担当する佐藤 優花さんは、次のように話します。

「(スーツケースをモチーフにした)現行型スペーシアのデザインは、ユーザーからも好評です。

 今回の新型スペーシアコンセプトでは、これをさらに大容量の“コンテナ”をモチーフに変え、より使いやすく、よりガンガン使えるタフで丈夫なもののイメージを目指しました」

 現行スペーシアは、当初のメインだったファミリー層のみならず、独身層から子育て卒業世代まで拡大しているといいます。

 こうした流れから、現行型にみられる「カドマル」のかわいらしさあるデザインから、より幅広い層からの支持を目指し、コンテナのプレスラインを強調することで、より大きく安心感あるスタイリングにつくり込んだと、佐藤さんは説明します。

 そしてこうした変化の幅という意味では、内装の進化も見て欲しいと佐藤さんはアピールします。

「昨今ではコンビニなどでレジ袋が有料となり、購入したモノを手にしたままクルマに乗り込む機会も増えました。

 しかし現行型では、助手席前にスーツケースをモチーフにしたフタ付きの収納が用意され、そのまま小物などをポンと置くのには少し不便でした。

 そこで模型などで実証して検討を重ね、簡単にモノが置けたりできるような“ビッグオープントレイ”を新型スペーシアコンセプトでは用意しました」

 また新型スペーシアコンセプトは、後席の座面に新機能として「マルチユースフラップ」を初採用し、これが「オットマンとして使える」と、早くもSNSなどで話題を呼んでいます。

 佐藤さんは、マルチユースフラップ開発の経緯について次のように説明します。

「スーパーなどで買い物したものを床に置きたくない、しかし後席座面に置くと滑り落ちてしまったりする、という要望をかなえるため、座面先端の“ストッパー”として開発したのがきっかけです。

 これをアレンジし下げてみたら“オットマン”にもなった、というのが本当のところです。

 さらにフラップを太ももの裏にあてることで座面を伸ばすことができ、大柄な男性でもより安定した姿勢でくつろげる効果も得ることができました」

※ ※ ※

 2代目の現行型スペーシアデビューから、間もなく6年が経過します。

 実は現行型も、2017年10月開催の第45回東京モーターショー2017でコンセプトカーとしてデビューし、その直後の12月に正式発売していました。

 前出の佐藤さんに聞くと「そう遠くないうちに皆様へお届けできるはずです」と話します。

 3代目スペーシアのフルモデルチェンジに向けて、現行型同様な流れを踏むのか、そして今回の発表には含まれていなかったSUVモデルの「スペーシアギア」がどう変わるのか、引き続き新型スペーシアコンセプトの動向から目が離せません。

文:くるまのニュース くるまのニュース編集部
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みんなのコメント

4件
  • adgjm
    コンセプトはN−Boxのフルコーピーです
    そうしないと売れないもん
  • 葛葉恭次
    風が吹いたら桶屋が儲かるんですね。
    わかります。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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