現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > フェルスタッペン、ノリスとの接触は”攻撃的すぎたわけじゃない”と釈明「ブレーキング中に動いたわけじゃない。だって……」

ここから本文です

フェルスタッペン、ノリスとの接触は”攻撃的すぎたわけじゃない”と釈明「ブレーキング中に動いたわけじゃない。だって……」

掲載 更新 7
フェルスタッペン、ノリスとの接触は”攻撃的すぎたわけじゃない”と釈明「ブレーキング中に動いたわけじゃない。だって……」

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1オーストリアGPの決勝レース終盤に、優勝を争っていたランド・ノリス(マクラーレン)と接触。ふたりは揃ってマシンにダメージを負い、フェルスタッペンは5位、ノリスは20位完走扱いに終わった。

 この接触についてはフェルスタッペンに非があるとして、10秒のタイム加算ペナルティを科されることになったが、フェルスタッペンはノリスに対してアグレッシブすぎたわけでもなく、ノリスが指摘するようにブレーキング中に動いていたわけではないと主張した。

■ランド・ノリスの言い分「今日のフェルスタッペンは”やりすぎな日”だった……必死になりすぎているように見えたよ」

 レース序盤は圧倒的な速さを見せていたフェルスタッペンだったが、中盤に「タイヤの感触が突然悪くなった」と無線で訴え、その後ピットイン。そのピットストップで痛恨の作業ミスがあり、ノリスに真後ろまで接近されると、ふたりは激しいバトルを展開した。その道中でお互いの動きを批判し合ったが、最終的には両者接触という最悪の結末となった。

 レース後、ノリスとの接触について尋ねられたフェルスタッペンは「その時点では10秒ペナルティは、ちょっと厳しいと思った」と語った。そして「あの動きは、すごく攻撃的だったわけじゃない」とも釈明していた。

 また接触する前、フェルスタッペンとノリスは、コースオフしながら首位を争うシーンが何度かあった。ノリスはこれについて、「フェルスタッペンがブレーキング中に動いた」と主張したが、フェルスタッペンはブレーキング中に動いたわけではないと説明した。

「僕が動いた時には、すでにブレーキをかけていなかったんだ。もちろん、外から見れば、ブレーキング中に動いているように見えるかもしれない。でも僕は、そういう状況で何をすべきかよく分かっていると思う」

「しかもそのうちのいくつかは、(ノリスが)非常に遅いタイミングで飛び込んできただけだ。イン側に飛び込んで、他のドライバーがそれを避けるのを願うだけ、そんな動きだ」

「どんなコースでも、そういうやり方になるわけじゃないと思う。でもこのコースのコーナーは、そういう動きにさせるんだ。僕も以前、そういうオーバーテイクを狙う立場に立ったことがあるけどね。それはコーナーの形状によるモノだと思うよ」

 そして接触時の状況についてフェルスタッペンは、次のように振り返った。

「もちろん、彼が飛び込んでくるのが見えたから、少しイン側を守った」

 そうフェルスタッペンは言う。

「そしてブレーキング中にリヤタイヤ同士が接触し、2台ともパンクしてしまった。もちろん、そんなこと起きてほしくないんだけどね」

 そしてフェルスタッペンは、ノリスの方が攻撃的すぎたと考えていることを明かした。

「それが遅れて飛び込んでくる方の言い分だよ」

「あの動きは、立ち上がりを遅らせて、そして相手がハンドルを切ってコーナーを曲がってくれることを期待するだけの動きだったと思うけど、そうはならなかった」

「もちろん、ブレーキング中に動いたと言えるかもしれない。でも、動いた時にはブレーキを踏んではいなかったんだけどね」

「遠いところから、イン側に飛び込む。見た目は良いよね。僕も好きだ。でも、うまくいく時もあれば、うまくいかない時もある」

「今日はうまくいかなかったんだろう。でも、さっきも言ったように接触があったから、とても残念だ」

 フェルスタッペンとノリスは、仲が良いことでも知られている。しかし今回の接触により、その関係に亀裂が生じるのではないか? そう尋ねられたフェルスタッペンは、次のように語った。

「それについては、そのうち話すことになる。でも、今じゃないだろうね」

「今は適切な時期じゃない。僕らは、レーシングドライバーだからね」

「ランドと僕は、少し年齢的な差がある(ノリスが24歳で、フェルスタッペンは26歳)。だから他のドライバーと比べると、下位カテゴリー時代に対戦したことはないんだ」

「でも、そうだね。僕らは今回のことから前に進まなきゃいけない」

関連タグ

こんな記事も読まれています

マクラーレン代表、フェルスタッペン&ノリス接触の原因は“3年前”にあると指摘「マックスを厳しく罰して来なかったから」
マクラーレン代表、フェルスタッペン&ノリス接触の原因は“3年前”にあると指摘「マックスを厳しく罰して来なかったから」
motorsport.com 日本版
”接触エンド”は回避できたかも? レッドブルF1、ノリスへのペナルティ付与の可能性をフェルスタッペンに伝えず「我々にも落ち度がある」
”接触エンド”は回避できたかも? レッドブルF1、ノリスへのペナルティ付与の可能性をフェルスタッペンに伝えず「我々にも落ち度がある」
motorsport.com 日本版
オーストリアでの接触で友情にヒビ? ノリス、フェルスタッペンが責任逃れをするなら「リスペクトを失う」
オーストリアでの接触で友情にヒビ? ノリス、フェルスタッペンが責任逃れをするなら「リスペクトを失う」
motorsport.com 日本版
フェルスタッペンと接触のノリス「自分の行動を変えるつもりはない」……バトル中の判断の難しさについても言及
フェルスタッペンと接触のノリス「自分の行動を変えるつもりはない」……バトル中の判断の難しさについても言及
motorsport.com 日本版
F1分析|新品ハードタイヤ2セット残しの戦略は失敗だった? フェルスタッペン、突然のペースダウン……しかしラッセルのペースは安定の怪
F1分析|新品ハードタイヤ2セット残しの戦略は失敗だった? フェルスタッペン、突然のペースダウン……しかしラッセルのペースは安定の怪
motorsport.com 日本版
レッドブルF1代表、怒り心頭マクラーレンからのフェルスタッペン批判に反論「間違っているしフェアじゃない」
レッドブルF1代表、怒り心頭マクラーレンからのフェルスタッペン批判に反論「間違っているしフェアじゃない」
motorsport.com 日本版
ランド・ノリス、フェルスタッペンとの接触に憤慨「今日の彼は”やりすぎな日”だった……必死になりすぎているように見えたよ」
ランド・ノリス、フェルスタッペンとの接触に憤慨「今日の彼は”やりすぎな日”だった……必死になりすぎているように見えたよ」
motorsport.com 日本版
角田裕毅、F1オーストリアGPは14位。リカルドと分けた戦略がうまくいかず……「でも、チームとして理解が深まった」
角田裕毅、F1オーストリアGPは14位。リカルドと分けた戦略がうまくいかず……「でも、チームとして理解が深まった」
motorsport.com 日本版
ラッセル、”チャンス到来”知らせる無線でクラッシュの危機「ブレーキング中に耳元で叫ばれて……」
ラッセル、”チャンス到来”知らせる無線でクラッシュの危機「ブレーキング中に耳元で叫ばれて……」
motorsport.com 日本版
メルセデス代表、”勝てるぞ”無線を猛省……「調子に乗ってしまった。本当に恥ずかしい」|F1オーストリアGP
メルセデス代表、”勝てるぞ”無線を猛省……「調子に乗ってしまった。本当に恥ずかしい」|F1オーストリアGP
motorsport.com 日本版
フェルスタッペン、勝てたはずの1戦逃し「ひどい1日だった」レッドブルの戦略や作業ミスに苦言|F1オーストリアGP
フェルスタッペン、勝てたはずの1戦逃し「ひどい1日だった」レッドブルの戦略や作業ミスに苦言|F1オーストリアGP
motorsport.com 日本版
レッドブルF1重鎮、フェルスタッペンとノリスのトップ2激突は「完全に不必要」チーム自ら招いたピンチとも示唆
レッドブルF1重鎮、フェルスタッペンとノリスのトップ2激突は「完全に不必要」チーム自ら招いたピンチとも示唆
motorsport.com 日本版
衝撃の結末! フェルスタッペンとノリス、頂上決戦の末に接触で共倒れ。ラッセルが優勝さらう|F1オーストリアGP決勝
衝撃の結末! フェルスタッペンとノリス、頂上決戦の末に接触で共倒れ。ラッセルが優勝さらう|F1オーストリアGP決勝
motorsport.com 日本版
2021年のような“泥沼化”はごめんだ。マクラーレン代表、バトル時の規則厳格化を提唱「今回もマックスのライン変更に警告を出していれば……」
2021年のような“泥沼化”はごめんだ。マクラーレン代表、バトル時の規則厳格化を提唱「今回もマックスのライン変更に警告を出していれば……」
motorsport.com 日本版
フェラーリのアップデートも実は失敗だった? サインツJr.「ただでさえ高速コーナーが苦手なのに、バウンドするようになってしまった」
フェラーリのアップデートも実は失敗だった? サインツJr.「ただでさえ高速コーナーが苦手なのに、バウンドするようになってしまった」
motorsport.com 日本版
直近2戦良いとこ無しなフェラーリ、イギリスGPは上向く? 「問題がないことを確認する良い機会」とバスール代表
直近2戦良いとこ無しなフェラーリ、イギリスGPは上向く? 「問題がないことを確認する良い機会」とバスール代表
motorsport.com 日本版
これが現実か……予選でライバルにコンマ4秒の大差つけたフェルスタッペンにライバル衝撃「高速コーナーの速さは正気の沙汰ではない」
これが現実か……予選でライバルにコンマ4秒の大差つけたフェルスタッペンにライバル衝撃「高速コーナーの速さは正気の沙汰ではない」
motorsport.com 日本版
ペレス、チームメイトPPの陰でタイム伸びず8番手止まり「もう新品タイヤが残っていなかった」
ペレス、チームメイトPPの陰でタイム伸びず8番手止まり「もう新品タイヤが残っていなかった」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

7件
  • wrc********
    ヘリコプターから空撮してる映像も流されてたけどこれは嘘を含んだ苦しい言い訳だね
    100mボードの時点からインを抑えに右に寄ったのにノリスがアウトから来ると気づいて50mボード付近から左にレーンチェンジしてるのがバッチリ映ってる
    少なくともあのコーナーを曲がるには75-100mのブレーキは必要だからブレーキが終わる前に2回動いてることになる
  • nnk********
    フェルスタッペンがハミルトンに散々やったドライビングじゃんかよ!

    インに飛び込んで、相手を押し出す!

    何が、相手がぶつかって来ないことを祈るドライブだよ!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村