多くが2リッター直4ターボなどに置きかわっている
現在、日本で買えるクルマのエンジンを改めて見ると、輸入車を含め、ターボやスーパーチャージャーといった過給機を持たないNA(自然吸気)エンジンがメッキリ減ったことに驚く。
衝撃のリッター1km未満車も! エコ全盛の今では考えられない極悪燃費車5選
これはエンジンの小型化を含む小排気量化で燃費を向上させ、動力性能は過給機の装着で補うというダウンサイジングターボの普及によるためである。ダウンサイジングターボの普及はクルマの技術の進歩を考えれば真っ当なことであるが、それでも構造が比較的シンプルでごく自然な吹き上がりや、モノによってはより高い官能的な性能を持つNAエンジンにも捨てがたい魅力がある。
そこで前回の日本車の2リッター以下の小排気量車に続き、今回は2リッター以上の排気量車をテーマに、今では希少になりつつあるNAエンジンを楽しめるクルマをピックアップしてみた。
1)トヨタ・マークX
高級車に搭載されることが多い6気筒のマルチシリンダーエンジンは、まさにダウンサイジングターボの普及により3リッター級NA6気筒エンジンであれば、4気筒の2リッター級ターボへの置換が進み、6気筒に乗るにはBMW3シリーズを例に挙げると今や価格は800万円超えという贅沢品になってしまった。
そのなかでマークXは現行モデルが今年で10年と設計は古く、クルマ自体は普通と言ってしまえばそれまでだ。しかし2.5リッターなら重厚かつスムースで官能的な面も持つV6エンジン+FRというプレミアムなパッケージングが、300万円以下で買えるという世界唯一のクルマという強烈な魅力を持つ。また現在350台限定で販売されている3.5リッターV6エンジンに6速MTを組み合わせたスペシャルモデルのGRMNも「これぞスポーツセダン」と断言できる素晴らしいクルマである。
残念ながらマークXはそう遠くないうち(今年年内あたりか)の生産終了が有力視されており、特にGRMNは欲しいなら即動くべきだろう。
2)トヨタ・アルファード&トヨタ・ヴェルファイア (3.5リッターV6エンジン搭載車)
今では日本における高級車の1つの形となったアルファード&ヴェルファイア。販売比率の10%程度とけっして多くはないものの、3.5リッターV6エンジン搭載車が設定されている。
乗ってみると、有り余る動力性能を普段はゆとりとして使い、イザという時は迫力ある加速力として使える、大船に乗ったような、「もっともアルファード&ヴェルファイアらしい仕様」と感じる魅力がある。
それでいてストップ&ゴーが多いところはともかくとして、動いていれば燃費も悪くない。だからこそ求めるユーザーもおり、ラインアップされ続けているというのがよくわかる存在だ。
アメ車ですら消えつつある5リッターV8搭載車が3車種もある!
3)日産フェアレディZ
フェアレディZは登場から今年で50年という日本車のスポーツカーとしては圧倒的に長い歴史を持つ。現行モデルも今年で登場から11年という時間が経っており、エンジンも古典的な3.7リッターV6を搭載する。
現行フェアレディZは「エンジンが官能的か?」と聞かれるとイエスとはあまり言えない。しかしMTなら3速発進もできてしまうくらいの全回転域で図太いトルクは、日本車でありながらアメ車のようで、好きな人にはたまらない魅力がある。
この点も含めるとMTはシフトフィールがあまり良くないのも含め、より楽チンなATで乗るのがお勧めだ。
4)レクサスRC F&レクサスGS F&レクサスLC500
レクサスでも上位の価格帯に属するこの3台は、アメ車でも減りつつある5リッターV8という、今になると恐竜のようなエンジンを搭載。
正しいか正しくないかは別として、溢れるばかりのトルクの太さや擬音化するなら「ドロドロー」というサウンドといったV8エンジンらしさや、それでいてエンジンをレッドゾーンまで回した際の官能的なサウンドといった魅力は捨てがたいものがある。
将来的にこのV8エンジンは同等の性能が出せる3.5リッターV6ターボに置換されることも考えられるので、新車で欲しいなら今のうちに買っておくべきかもしれない。
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