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スズキ 1.4L直噴ターボエンジン搭載の「エスクード 1.4ターボ」を発売

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スズキ 1.4L直噴ターボエンジン搭載の「エスクード 1.4ターボ」を発売

スズキは、コンパクトSUV「エスクード」に、1.4L直噴ターボエンジンを搭載した「エスクード 1.4ターボ」を追加して2017年7月26日より発売する。

程良いサイズ感のSUVとして人気のエスクードは、2015年に現行の4代目へとフルモデルチェンジした際、それまでのラダーフレーム構造を辞めて、SX4 Sクロスと共通のモノコック構造へと変更された。それに伴い基本駆動方式もFF化され、変更内容はかなり大幅なものだった。

同時に、搭載するエンジンにも大きな見直しがなされた。国内仕様はダウンサイジングの観点から、1.6Lの自然吸気エンジン1機種に絞り込まれていたのだ。

しかしエスクードをキビキビ走らせたいユーザーの間では、モアパワーを望む声が多かったのも事実。そこでスズキは、2.0L自然吸気エンジン並みの高出力・高トルクを発揮する、1.4L直噴ターボのブースタージェット エンジンを新たに追加設定することになった。

この1.4ターボエンジンの最高出力は100kW(136PS)/5500rpmと1.6Lに比べ16%程パワーアップ。最大トルクに至っては210N/2100-4000rpmと4割近い増大となっている。

組み合わされるトランスミッションは、1.6Lモデルと同じく、パドルシフト付きの6速ATが採用される。しかしエンジン特性の違いを考慮し、ギア比は1速~6速の変速比幅が大きい設定。低速域では優れた発進加速性能、登坂性能を実現し、高速域では静粛性、燃費性能の向上を狙っている。

4WDのメカニズムには、1.6Lモデルでも採用している新世代四輪制御システム「オールグリップ」が採用される。これは「電子制御4WDシステム」「4モード走行切替機能」「車両運動協調制御システム」の、3つのテクノロジーからなるスズキ独自の技術だ。

AUTO、SPORT、SNOW、LOCKの4つのモードを選択することで、さまざまな走行シーンに対応する他、エスクード専用制御の採用によって、オフロードに多い前後2輪(対角輪)がスリップする路面状況での走破性を向上している。またLOCKモード選択時は、さらに強力なブレーキ制御を行なうことで、より高い悪路走破性を実現する。

外観では、躍動感あふれる5スロットタイプの新デザインメッキフロントグリル、専用色となるブラック塗装の17インチアルミホイール、ルーフレールを装備するのが1.4ターボの特徴。内装も黒を基調に赤のアクセントカラーを施したものとされ、専用ステアリングホイールと専用ペダルプレートの装着が、スポーティーな印象を高めている。

先進安全装備としては、衝突被害軽減システム「レーダーブレーキサポートII(RBSII)」や、ロングドライブをサポートするアダプティブクルーズコントロール(ACC)などを採用。さらにSRSカーテンエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグも標準装備する。

エスクードは、ハンガリーの子会社であるマジャールスズキ社で生産し、日本では輸入車として販売される。ゆとりある走りの1.6L自然吸気エンジン搭載車に加え、スポーティーな走りの1.4L直噴ターボエンジン搭載車を追加したことで、ラインアップを強化し、街乗りからアウトドアレジャーまで幅広い用途に対応するモデルとされた。

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