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日産 3代目の新型「キャシュカイ」をヨーロッパで発表 e-POWERも設定

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日産 3代目の新型「キャシュカイ」をヨーロッパで発表 e-POWERも設定

日産は2021年2月18日、フルモデルチェンジした3代目となるCセグメントの新型クロスオーバーSUV「キャシュカイ」を2021年夏からヨーロッパ市場に投入すると発表しました。

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より高い質感を追求

キャシュカイは、かつて日本でも販売されたデュアリスのヨーロッパ モデルで、初代は2006年にデュアリスとして登場し、CセグメントSUVのパイオニアとなり、2013年にデビューした2代目からキャッシュカイの車名となっています。また2代目はローグ スポーツの車名でアメリカでも販売されていますが、主戦場はヨーロッパです。

今回発表された3代目は、洗練されたデザイン、快適性、効率的なパワートレインなどの技術を採用し、このセグメントに挑戦します。

CMF-Cプラットフォームを採用した新型キャッシュカイのデザインは、歴代のデザインの特長を引継ぎながら、より引き締まったシャープでモダンなフォルムとしています。Vモーショングリルやリヤに流れるようなフローティングルーフ、そしてシンプルでかつ大胆で、緻密で張りのあるラインなど、日産のグローバルデザインが反映されています。

明確なショルダーラインと、引き延ばされたホイールベース、そして20インチのアルミホイールなどによってSUVらしさを表現。また、スリムな形状のLEDヘッドライトは、シャープなデザインとともに、走行環境や歩行者の有無に合わせて、自動で配光を調節するアクティブライト技術を採用。

エクステリアカラーは、11種類のモノトーンと5種類のツートンで、計16種類のカラーバリエーションの設定があります。

インテリアは快適で使いやすいだけではなく、同セグメントの常識を超える高い質感を表現しています。新しいシート素材やアンビエント照明によって、乗る人すべてにプレミアムな質感を実現しています。

可変圧縮エンジンによるe-POWERと12Vマイルドハイブリッドを設定

新型「キャシュカイ」は、新開発の12Vマイルドハイブリッドを組み合わせた1.3Lの直噴ターボエンジン「HR13DDT」型を搭載しています。

12Vマイルドハイブリッドシステムは、リチウムイオンバッテリーとの組み合わせにより、減速時のエネルギーを回生して走行時に利用することで、燃費の向上とCO2排出量の低減を図ります。

また、ヨーロッパ市場で初となるe-POWERも追加投入する予定になっています。キャシュカイe-POWERは、高出力が求められるヨーロッパ市場のニーズに適合させるため、世界で初めて開発した1.5Lの可変圧縮比エンジン「VCターボ」を発電専用エンジンとして搭載。

コンパクトでありながらモーターにより187psという高出力、そして高い燃焼効率を実現する同エンジンをe-POWERと組み合わせることで、より高効率な電動パワートレインを実現します。

CMF-Cプラットフォーム

新型「キャシュカイ」は、日産としてはヨーロッパ向けで初のアライアンスCMF-Cプラットフォームを採用したモデル(ルノーは、メガーヌ、コレオス、セニックなどに採用)となります。

車体の骨格部分には従来よりも多く軽量素材を採用。最新のプレス技術と溶接技術を用いることで高強度化と軽量化も両立させています。また樹脂バックドアの採用や、先進的な製造技術を導入することで、現行モデルと比較して60kgの軽量化を実現し、一方で車体剛性を41%向上させています。これにより、クラスを超える洗練された走りと安定した乗り心地を実現するとともに安全性も格段に向上させています。

CMF-Cのプラットフォームを採用した新型「キャシュカイ」は、前後のサスペンションも大幅に改良。フロント サスペンションにはマクファーソンストラット式を採用。リヤ サスペンションには、2WDモデルはトーションビーム式、20インチのホイールを装着する4WDモデルはマルチリンク式を採用しています。

また、パワーステアリングもグレードアップさせ、ハンドル操作時の応答性と中立付近の安定感を向上させています。

コネクテッド技術と安全性

新型「キャシュカイ」はスマートフォンと連携し、最大7台のデバイスと接続を可能とする車載Wi-Fi、車両の状態をモニタリングする専用アプリ「ニッサンコネクトサービス」など、先進的なインフォテインメントシステムを搭載しています。

ステアリングのダイヤルスイッチで操作する12.3インチのマルチインフォメーションスクリーンは、ナビゲーション、エンターテインメント、交通情報、車両情報などを自在に表示できます。また、マルチインフォメーションスクリーンの背景には、日本の切り子ガラスをモチーフにしたデザインを採用し、日本のDNAを表現。

新しい10.8インチのヘッドアップディスプレイ(HUD)は、ナビゲーションルート、運転支援情報や道路情報などをフロントガラスに投影。高解像度9インチの「ニッサンコネクト」ディスプレイ画面には、ナビゲーション、エンターテイメント、車両設定機能が搭載されており、Android AutoとApple CarPlayの両方に対応。さらにGoogleアシスタントやAmazon Alexaなど音声により自宅とクルマをシームレスに繋ぐ機能にも対応しています。

先進安全装備では、プロパイロット(ナビリンク機能付)を設定。高速道路での同一車線内での加減速をサポート。そしてナビゲーションデータを利用することで、急なカーブや高速道路の出口などにおいて車速を自動調整し、スムーズな運転をサポートすることができます。

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みんなのコメント

2件
  • まさかVCターボが、発電専用に使われるとは思わなかった。
    直結クラッチが無いことによる、高速燃費の悪化をどこまで抑え込んだのだろう。
    平均車速の高い欧州で、競争力があると判断したとなると
    Rav4の好敵手、ここに見参だね。
  • 頑張ってe-power売りまくって、稼いだ環境クレジットで
    次期Zの市販化をこぎ着けてほしい。
    今や、魅力的な電動車を量産できないと、純ガソリン・スポーツカーの開発も出来ない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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