現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > セバスチャン・ローブの2021年ダカール・ラリー制覇は厳しい?「トヨタとX-Raidの争いになる」とカルロス・サインツSr.

ここから本文です

セバスチャン・ローブの2021年ダカール・ラリー制覇は厳しい?「トヨタとX-Raidの争いになる」とカルロス・サインツSr.

掲載 更新
セバスチャン・ローブの2021年ダカール・ラリー制覇は厳しい?「トヨタとX-Raidの争いになる」とカルロス・サインツSr.

 それまで3連覇していたプジョーが、2018年を最後にダカール・ラリーのプログラムを中止して以来、トヨタとX-Raid ミニが一騎打ちを繰り広げている。その結果、2019年はトヨタ、2020年はX-Raid ミニと、直近2年間はこの2ブランドが勝利を分け合っている。

 そんな中、その勢力図に風穴を開けようとしているのがバーレーン・レイド・エクストリームチーム(BRX)だ。彼らはプロドライブ製のBRX1を投入し、WRC(世界ラリー選手権)のレジェンドであるセバスチャン・ローブと、2014年のダカール覇者であるナニ・ローマという強力な布陣を擁して2021年のダカール・ラリーに臨む。

■セバスチャン・ローブ、ダカール・ラリーに5度目の挑戦へ。プロドライブとタッグ

 ディフェンディングチャンピオンであるカルロス・サインツSr.は今回も、ダカール優勝13回を誇るステファン・ペテランセルらと共にX-Raid ミニからエントリーしており、連覇を目指す。サインツSr.曰く、4輪部門ではトヨタとX-Raid ミニが依然として優位であり、BRXはその経験不足が不利に働く可能性が高いという。

「おそらくトヨタとミニのレースになると思う」とサインツSr.は言う。

「トヨタ勢はたくさんいるが、ミニはたった2台(のバギー)しかない。トヨタが力をつけてきていることは、過去2回のラリーで既に確認済みだ。ナサール(アルアティヤ)との戦いは激しいものになりそうだ」

「プロドライブは2台とも良いドライバーを揃えている。ローブの再挑戦は参戦ドライバーのレベルを引き上げてくれるし、彼らは勝てるマシン、信頼性のあるマシンを作り上げる力がある」

「ただ不可能とまでは言わないが、初参加で優勝するのは非常に難しい。いくらテストをしても、レースは全くの別物だ」

 2021年のダカール・ラリーは前年に引き続き、サウジアラビアで開催される。ダカール・ラリーを主宰するASOはサウジアラビアと5年契約を締結しており、2021年がその2年目となる。

 ASOの責任者であるデビッド・キャステラが認めたところによると、今回のラリー2週目に走る一部のステージは非常に高速となっているとのこと。1週目に走るステージも80%~90%が新しくなっているようだ。また、翌日に向けてのマシン整備などが禁じられる“マラソンステージ”についても変更が加えられ、今回から競技者はペナルティ無しでタイヤを交換することもできなくなる。

 これらの変更点について、サインツSr.は次のように述べた。

「まず第一に、2週目は少し危険になっている。しかし組織はそれをきちんと理解している。今回はステージが北の方に移るみたいだが、1週目のステージは素晴らしいことを知った」

「マラソンステージに関しては、今回パンクをした場合もアシスタントトラックから(ペナルティなしで)タイヤをもらってくることができないので、より難しいものになっている。スペアのタイヤはふたつ持っている」

「次の日、パンクをしてアシスタントチームからタイヤをもらったりしていると15分を失う。両輪だと30分だ。パンクしないように気を付けて、あとは幸運を祈るしかないね」

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

スマートの新世代EV、ACCESSの「NetFront Browser」採用…車載コネクティビティ強化
スマートの新世代EV、ACCESSの「NetFront Browser」採用…車載コネクティビティ強化
レスポンス
スーパーフォーミュラ、もし半数が海外戦になったら……どんなカレンダーになる?|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記
スーパーフォーミュラ、もし半数が海外戦になったら……どんなカレンダーになる?|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記
motorsport.com 日本版
VW、SUV「T-Roc」にディーゼルエンジンの4WDモデル 価格は522.6万円から
VW、SUV「T-Roc」にディーゼルエンジンの4WDモデル 価格は522.6万円から
日刊自動車新聞
トヨタ斬新「クラウンオープン」実車展示! まさかの「屋根なし」ボディ採用! “美しいデザイン”&開放感を追求した特別な「クラウンクロスオーバー」とは?
トヨタ斬新「クラウンオープン」実車展示! まさかの「屋根なし」ボディ採用! “美しいデザイン”&開放感を追求した特別な「クラウンクロスオーバー」とは?
くるまのニュース
テーラーメイドが生む究極の一台! フェラーリがSNSで公開したレーシングヘリテージを反映した「812コンペティツィオーネA」の魅力とは
テーラーメイドが生む究極の一台! フェラーリがSNSで公開したレーシングヘリテージを反映した「812コンペティツィオーネA」の魅力とは
VAGUE
“シンプルでかっこいい通学車” “かわいいと実用性を両立した通学車”がコンセプト!! ヤマハ「PAS RIN」「PAS Ami」2025年モデル発売
“シンプルでかっこいい通学車” “かわいいと実用性を両立した通学車”がコンセプト!! ヤマハ「PAS RIN」「PAS Ami」2025年モデル発売
バイクのニュース
テーマは「無限の進化」、ヤマハ発動機が「蛇」を描くアート動画公開
テーマは「無限の進化」、ヤマハ発動機が「蛇」を描くアート動画公開
レスポンス
え、ランボルギーニ謹製エンジンなの!? 新型テメラリオが力作すぎ
え、ランボルギーニ謹製エンジンなの!? 新型テメラリオが力作すぎ
ベストカーWeb
【東京オートサロン2025】最新情報まとめ!会場マップからイベントまで徹底網羅!
【東京オートサロン2025】最新情報まとめ!会場マップからイベントまで徹底網羅!
グーネット
厚くて重いという従来のEVのイメージを覆す! ホンダが先進知能を持ったEVのサルーン&SUVを北米で世界初公開
厚くて重いという従来のEVのイメージを覆す! ホンダが先進知能を持ったEVのサルーン&SUVを北米で世界初公開
Webモーターマガジン
ファクトリー契約を外れたジャンマリア・ブルーニ、2025年もポルシェ963でIMSA参戦へ。チームは移籍
ファクトリー契約を外れたジャンマリア・ブルーニ、2025年もポルシェ963でIMSA参戦へ。チームは移籍
AUTOSPORT web
キャデラックF1マシンが走り出すまで400日……新コンサルのシモンズが語る現在地と青写真。目指すは働きやすさNo.1?
キャデラックF1マシンが走り出すまで400日……新コンサルのシモンズが語る現在地と青写真。目指すは働きやすさNo.1?
motorsport.com 日本版
マジで危険…。 信号待ちで「バイクのすり抜け」違反じゃない? 「マジで危ない」「クルマの後ろで待て」との声も 何がダメな行為なのか
マジで危険…。 信号待ちで「バイクのすり抜け」違反じゃない? 「マジで危ない」「クルマの後ろで待て」との声も 何がダメな行為なのか
くるまのニュース
フェラーリとアストンマーティンはEV製造中/マクラーレンはバッテリー技術を待つ【F1を戦う自動車メーカー紹介Vol.3】
フェラーリとアストンマーティンはEV製造中/マクラーレンはバッテリー技術を待つ【F1を戦う自動車メーカー紹介Vol.3】
AUTOSPORT web
SACHS、オンラインストアをオープン…ショックアブソーバーなどを販売
SACHS、オンラインストアをオープン…ショックアブソーバーなどを販売
レスポンス
新型ホンダ 0 SUV登場──GQ新着カー
新型ホンダ 0 SUV登場──GQ新着カー
GQ JAPAN
デイトナ500勝者のシンドリック、NASCARからマスタングGT3に乗り換えロレックス24に代役参戦へ
デイトナ500勝者のシンドリック、NASCARからマスタングGT3に乗り換えロレックス24に代役参戦へ
AUTOSPORT web
トヨタがNVIDIAのAI技術採用、次世代の車両開発に…CES 2025
トヨタがNVIDIAのAI技術採用、次世代の車両開発に…CES 2025
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村