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トヨタ「アクア」が激アツ!? 「買うからサブスク、時代」到来!? キント専用モデル登場!

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トヨタ「アクア」が激アツ!? 「買うからサブスク、時代」到来!? キント専用モデル登場!

■標準アクアをブラッシュアップしたキント仕様とは

 人生のなかで大きな買い物のひとつである「クルマ」。しかし、実際に買うとなると車両本体以外に色々なお金が掛かります。
 
 買ったことのある人であれば“当たり前”のことですが、初めて買う人には大きなハードルです。

トヨタ「スターレット」復活! 21年ぶり新型モデル発売へ

「スマホと同じように、月々定額の明瞭会計で利用できるサービスはないの?」

 それがトヨタのサブスクリプションサービス「KINTO(キント)」です。

 車両本体価格とクルマを維持するに必要な諸経費(登録諸費用、税金、保険、定期メンテナンス、故障修理)などをコミコミにして、契約期間(3/5/7年)に月々定額を支払う新しい乗り方のプランになります。

 申し込みはウェブ上で完結(KINTO提携販売店でも可能)。「セールスマン相手に商談/駆け引きは苦手……」という人も安心です。

 発足当初は車種も限られていましたが、現在は主要なトヨタ/レクサスモデルをカバーしています。

 また、トヨタ直系のカスタマイズブランド「モデリスタ」、「GRパーツ」を装着したモデルも契約可能です。

 さらにKINTOでしか手に入れることのできない特別なモデルもあります。

 それが今回紹介する「アクア S“KINTOツーリングセレクション”」で、通常のカタログモデルにはない特別なアイテムがプラスされているのが特徴です。

 実は筆者(山本シンヤ)はクローズドコースで試乗済みですが、今回はナンバー付のモデルをリアルワールドでの試乗をおこないました。

 エクステリアはベース車(S“Style Black”に)に対して、ルーフ、ドアミラー、シャークフィンアンテナ/アルミホイール(実はカタログモデルに設定がない専用品)がブラック化されており、より引き締まった印象です。

 ボディカラーは4色用意されていますが、おススメはブラックが活きるホワイトパールクリスタルシャインでしょう。

 ちなみにこのカラーは通常はオプションとなっていますが、2021年4月30日の13時30分まで「無料キャンペーン」をおこなっています。

 インテリアはブラック+シルバーステッチ仕様のシート、ステアリング/シフトノブ(ウレタン→本革)の採用とヘッドライニング/サンバイザー/ピラーをブラック化。

 さらに合皮革巻きの助手席インパネオーナメントやピアノブラックのパワーウィンドウベース、シルバー塗装のサイドレジスターリングの採用などにより、スポーティプレミアム感を演出。

 ベース車ではオプション設定のオートライト/スマートエントリーの標準化やベース車には設定のないIRカットガラスや運転席アームレスト、6スピーカー仕様(ノーマルは4スピーカー)、など装備も充実しています。

 ここまでなら、巷にある特別仕様車といった印象ですが、そこで終わらないのがKINTOツーリングセレクションです。専用の走りがプラスされています。

 パワートレイン(1.5リッター+モーター)はノーマルから変更はありませんが、フットワーク周りは大きく手が入っています。

 スポット打点増し(10点)や床下ブレースの追加で体幹を強化したボディに、専用セットのサスペンション(コイルスプリング/ショックアブソーバー)と195/50R16サイズのヨコハマ・ブルーアースGTをプラス。

 ちなみにボディ補強に関してはスポーツコンバージョンモデル「GRスポーツ」の内容を、KINTOツーリングセレクションに合わせて最適化をおこなって採用されています。

 安全支援システムの充実もポイントで、ベース車ではオプションとなっているトヨタセーフティセンスや先行車発進告知機能、パーキングサポートブレーキ(静止物)付のインテリジェントクリアランスソナーなど予防安全装備は標準装備。

■ベース車とKINTOの価格はどう違う?

 実際に走らせてみると、GRスポーツ譲りのボディのシッカリ感と操作に忠実に反応する一体感の高いハンドリングと、ノーマルよりもスッキリした足の動きとアタリの優しいいなしの効いた乗り心地を備えています。

 街中ではハイブリッドを感じさせない小気味良さ、高速ではアクアとは思えないほどの直進安定性、ワインディングでは程よいスポーティさと、オールラウンダーな性格です。

 以前、自動車業界の関係者が「GRスポーツの走りは魅力だけど、あの見た目はちょっと抵抗がある」と聞いたことがありますが、KINTOツーリングセレクションはまさにノーマルとGRスポーツのいい所取りと、まさに「最良のアクア」といっていい仕上がりです。

 といっても、手ごたえが薄く直結感が少ないステア系やアクセル操作と加速感がリンクしないパワートレインなど、アクアの基本設計の古さを感じる部分がないわけではありませんが、「旧プラットフォームでもここまでやれる!!」ということを証明した1台なのは間違いないでしょう。

 とくにノーマルモデルからの走りの変化代はかなり大きいです。ただ、個人的には「もう少し早くやってよ」です。

 気になるのは価格です。試しにベース車と月々の支払額を計算してみましょう。

 条件は、「ナビ+バックカメラパッケージ選択で7年契約、有料カラー選択なし・追加オプションなし、ボーナス月11万円×14回を加算」した場合とします。

 ベース車では月額2万1120円ですが、KINTOツーリングセレクションは2万2330円とその差は1000円ちょっとです。

 ちなみにノーマルは予防安全装備なしの価格なので、これらをオプションでプラスすると価格差はほぼゼロ。つまり、上記で説明した特別なアイテムたちは「実質無料」ということになります。

 アクアは2021年度中にフルモデルチェンジされるといわれています。

 ただし、新型モデルではよりファミリーユースを意識したモデルになるというウワサもあるので、あえて「完熟の現行モデルを選ぶ」というのもアリでしょう。

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