マルティニカラーのインプレッサ
2023年10月に富士スピードウェイCGパークP2駐車場で開催された「ラリーファンミーティング」。イベント名に「ラリー」が冠されていることもあり、ラリーカーのカラーリングを模したいわゆる「レプリカ車両」も多く見ることができました。スバル「インプレッサ」にマルティニカラーは実戦では見ない組み合わせですが、そのこだわりをオーナーの“でろきち”さんに伺いました。
現在28万キロ。DIYカスタムを楽しむスバル「インプレッサWRX STI」オーナーは、子育てが落ち着いたリターン組でした
雪道の経験から4WDに
元々FRの車両に乗っていたでろきちさんだが雪道でヒヤッとした経験があり、4WDの走りがいいクルマへと乗り換える決断をした。そうして選ばれたのがこのスバル「インプレッサWRX STI」であった。2010年に購入し、当時の走行距離は4万キロ。現車を見に行って1時間で購入を決めたそうだ。
以来13年間所有し現在に至る。取材時の走行距離は21万kmとなっていた。現在は全国各地の峠をドライブし、峠ステッカーを収集することにハマっているとのこと。そんな背景もあり走行距離が伸びているのだ。峠での運転が楽しいのももちろんだが、高速巡行での快適性も気に入っているという。正に全国各地の峠を巡るにはピッタリのクルマと言えるだろう。
ソリッドホワイトにこだわりアリ
実はでろきちさんにはスバル「インプレッサ」、GRBのA型スペックC、ソリッドホワイトにこだわって探した理由がある。ラリーファンであり、カルロス・サインツの大ファンであるという。マイカーをレプリカ仕様にするならば、当然カルロス・サインツが乗っていたマシンを再現したいところだ。キャリアの中で多くのラリーマシンをドライブしてきたカルロス・サインツだが、でろきちさんはフォード「フォーカス」時代のカラーリングを再現することに決めた。
そこでベースとなる車両でこだわったのが「ハッチバック&ソリッドホワイト」という条件だ。そうなると歴代WRX STIで必然的にターゲットとなるのはGRB型のA型(初期)になる。WRX STIの中でもハッチバックはGRBにしか用意されていないが、A型にこだわった理由はボディカラーだ。ソリッドホワイトとなるピュアホワイトは基本的に初期型にしか用意されていないので、後のモデルとなるとパールホワイトとなってしまう。レプリカベースとなるからこそ、ボディカラーにこだわりたかったのだ。
フォーカス時代のマルティニカラーをはじめ、ライトポットやウイングなどWRCを彷彿とさせるパーツが装着されているが、このクルマは普段使いのファミリーカーとしても活躍しているそうだ。5ドアハッチバックという利便性の高いボディスタイルも活躍できる理由なのだろう。
今後はこのままの仕様で距離を伸ばしていきたいそうだが、
「目標は地球から38万キロ先の月まで超えたいですね!」
と語っていた。今後も“月を目指して”全国各地の峠を旅することだろう。
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みんなのコメント
深夜の誰もいない峠でどうぞ
でも眩しすぎて対向車にはなりたくないなー