『GQ JAPAN』の編集者・イナガキ(29歳)が、ひょんなことから中古のフェラーリを購入した! 勢いで買ってしまったフェラーリのある生活とは? 今回は、リアバンパーをぶつけてしまったお話の最終話。
入庫の少ない板金修理
2桁ナンバー物語 Vol.11 横浜33の日産シーマと女優・伊藤かずえさん (前編)
自らの不注意で起こした事故によって、わが360モデナのバンパーにはうっすら傷がついてしまった。
前話:Vol.94 保険協定の結果
とはいえ、パッと見た限りでは傷があるかわかりにくい。はじめてわが360モデナを見る人には、指摘しなければわからないレベルだ。「このまま直さなくてもいいのでは?」と、当初は思った。なぜなら修理費用に相当な金額を要するからだ。
再塗装のみとはいえ、バンパーの脱着作業などが生じるから、決して数万円では済まない。見積もり金額は41万1400円(税込)。おもわず「高い!」と、叫んでしまいそうな金額ではあるものの、フェラーリであればやむを得ない金額だ。それに、メルセデスやBMWなどといったポピュラーな輸入車も、おなじような作業であれば2桁万円は要するらしいので、フェラーリだけがべらぼうに高いわけではないのだ。
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もっとも、バンパーにヒビなどが入ってしまい、新品に交換するとなれば、40万円台では済まないそうで、100万円近く要する可能性もあったという。フェラーリを維持する場合、エンジンやトランスミッションといったメカニカル部分の維持費より板金や傷の修理費の方がかさむかもしれない。とくに最新のフェラーリは、内燃機関関連のトラブルの多くが新車保証でカヴァーされるため、なおさらボディ補修関連の費用が目立つはずだ。
とはいえ、フェラーリの自損事故は少ないらしい。フェラーリ横浜サービス・センターの高橋忠久工場長も「ボディ補修関連の入庫は少ないです」と、話す。
なぜか? 高橋工場長は「おそらく、ほとんど乗らないからではないでしょうか?」と、分析する。多くのユーザーがたまにしか愛車に乗らないため、ぶつける機会がほとんどないというわけだ。これはボクにもあてはまる。にもかかわらず、事故を起こしてしまうとは……。
Vol.66 自動車保険の現実(後編)
Vol.65 自動車保険の現実(前編)
28万5000円
今回の事故では加入する自動車共済を使うことにした。共済を使えば等級ダウンによって共済掛金がアップするものの、そのアップ分をうわまわる手厚い保証が得られるためだ。
先週のリポートでは、35万円(税抜き)で保険協定したと書いた。保険協定とは、修理費用について自動車共済とディーラーが協議し、金額が合意したことをいうそうだ。
見積もりの修理費用と大差ないから、修理内容もほぼ見積もり通りになるという。が、このあと、ボディのプロテクションスプレーおよびフィルムの施工が控えているので、そのときまとめて施工&修理するほうが費用の面からも、効率の面からもいいはずだ。
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というわけで、いったん自動車共済金を受け取る方法をとることに決めた。担当のYさんに伝えると「承知しました。早速ご指定の口座へのお振込手続きを進めます」とのこと。
後日、自宅に「自動車共済金等お支払いのご案内」と書かれたハガキが届いた。開封すると支払い内容が書かれていた。その額、28万5000円。保険協定金額35万円+消費税3万8500円、計38万5000円から免責金額10万円を差し引いた額が振り込まれたのだ。
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Vol.74 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その4
ほぼおなじタイミングで「物損事故 示談内容のご案内」、「自動車共済自己解決のご案内」と書かれた2枚のA4用紙が自宅に届いた。そこには題名の通り示談内容などが書かれていた。相手様の修理にかかわる当方の負担額は9万1212円。この費用は自動車共済から支払われたので当方の負担は、上記免責金額の10万円のみだった。ちなみに、等級ダウンによって来年以降の掛け金は6~8万円ほどアップするようだ。
今回の物損事故で、加入する自動車保険/自動車共済についてきちんと契約内容を把握する必要があることを実感した。もし担当のYさんから「共済を使いませんか?」との提案がなければ、今回の判断に至らなかったはずだ。
読者の皆さんも、もしボクとおなじような場面に遭遇したら自動車保険/自動車共済の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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みんなのコメント
フェラーリを所有するレベルの知識もたぬ者。嘆かわしい