現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 10年後は値上がり必至? いまなら100万円以下で狙える日産中古車5選

ここから本文です

10年後は値上がり必至? いまなら100万円以下で狙える日産中古車5選

掲載 更新
10年後は値上がり必至? いまなら100万円以下で狙える日産中古車5選

古き良き90年代の日産車

 このところ経営陣のトラブルがニュースを賑わせている日産自動車。そういったお家騒動が、この先どうなるのかファンとしては気になるところだが、こんな時だからこそ、日産の古き良き時代のクルマの中から、オススメの中古車を振り返ってみたい。ただし、実用性や使い勝手などは無視し、あくまでも個人的な主観でピックアップしたものなので悪しからず。

旧車を所有するなら人気モデル!純正パーツが製廃しても社外品が豊富で維持しやすい

ステージア

 1996年に国産車初のLクラスワゴンとして産声をあげたステージア。R33型スカイラインやローレルとプラットフォームを共用し、エンジンも2.5リッターのターボとNA、2リッターのNAといったスカイラインと同じ直6エンジンを搭載した。

 ボディはワゴン専用が与えられ、大柄だがスポーティなスタイリングで、走りの良さが高く評価された一台。1997年には、スカイラインGT-Rと同じエンジン(RB26DETT型2.6リッター直6ツインターボ)とアテーサE-TSを組み合わせた、R33型スカイラインGT-Rのワゴンバージョンともいえる”260RS”の登場は非常に大きな話題となった。

 新車時は227万円からだった初代ステージアも、中古車相場は30~120万円と程度やグレードで幅がある。また、新車価格450万円だった260RSの中古価格は200万円オーバーであり、こちらは非常に希少性が高い。ちなみに2代目ステージアの中古車相場は40万円前後なので、初代の方が圧倒的に人気がある。

セドリック・グロリア

 セドリックとグロリアは、1960年代に登場した日産車を代表する高級セダンだった。セドリックは1999年デビューの10代目、グロリア(初代と二代目はプリンス自動車)は同年の11代目で生産終了。最後のセド・グロだったY34型以降は、フーガにバトンタッチとなった。

 そんなY34型には、世界初のトロイダルCVT(日産・エクストロイドCVT)を搭載。3リッターターボの大トルクにも耐える画期的なCVTで、素早いレスポンスと高級車にふさわしい滑らかで力強い加速を与えることに成功した。

 同時に燃費は従来のATより10%向上、2000年機械学会賞を受賞している。しかしコストがネックでセド・グロ以外では、V35型スカイライン350GT-8ぐらいしか搭載されなかった幻のCVTとなってしまった。

 2000年にはデビューから40周年を記念した「40th anniversary」と、オーテックジャパンの手による特別仕様車も発売されたが、2004年に生産終了となった。

 Y34の中古車はグロリアが40万円前後、セドリックが32万円前後(新車価格311万円~)で、グロリアの方が人気だが、相場はどちらも落ち着いており、お買い得感も高い1台と言えるだろう。

エルグランド

 ヴェルファイアやアルファードといった現在の大型高級ミニバンブームの先駆けとなったのが、1997年に登場した初代エルグランド(E50)。スポーティグレード「ハイウェイスター」や日産の社長車として注目されたオーテックジャパンの「ロイヤルライン」が話題になった。

 エンジンはZ33型フェアレディZやM35型ステージアなどに搭載されたV6ユニット。カムプロフィール(エンジン特性)はスポーツ仕様ではなく実用域を重視した設定となり、日産が得意とするFRレイアウト(4WDも設定)を採用し、大型ミニバンのという見た目とは裏腹に走りもよかった。

 一時は月販1万台以上を記録したヒット作。イカツク、押しが強く、大きく、そしてスポーティ……。日産ファンが喜ぶポイントを押さえたクルマともいえるだろう。中古車価格は45万円ぐらい(新車価格282万7000円~)。いまでこそ見た目は古臭いが、10年後にはオシャレな旧車ミニバンに映っているはず?

エクサ

 昭和の終わりから平成の初期(1986年-1990年)に作られたエクサ(KN13型)も、あの時代の日産にしか作ることができなかったユニークなクルマだ。

 カリフォルニアのNDI(ニッサン・デザイン・インターナショナル)がデザインを担当。ノッチバックのクーペとスポーツワゴン風のキャノピーという斬新な2タイプが存在した。それぞれルーフやキャノピーを外すことで、Tバールーフあるいはフルオープンとして楽しめる、“変身”可能な設計はコアなファンのハートを掴んだのである。

 3次元軸のリトラクタブルヘッドランプやコンセプトモデルで終わってしまった”MID4″の縦型ドアハンドルも継承。ハイマウントストップランプを国産車で初めて採用したのもエクサだった。

 1986-1987日本カー・オブ・ザ・イヤー、1987年グッドデザイン賞(通産省)、1987年米国工業デザイン優秀賞など数々の賞を獲得。好きな人は大事に乗っているのでコンディションがいい個体もあるが、30年前のクルマということもあり極めてタマ数が少ない。新車価格は123万2000円から、現在の中古相場はおおむね70万円ぐらいが目安だろう。

プリメーラ(P10)

 質実剛健で日産の良心が詰まった欧州テイストの強いセダンが日産プリメーラ。1980年代に日産の掲げた「901運動(1990年代までに技術の世界一を目指す)」から生まれた一台。フロントには最新のマルチリンクサスペンションを投入し、当時のFF車としては突出して優れたハンドリングを誇っていた。

 またコンパクトなボディに最大限の居住空間と、豪華さよりも使い勝手を優先した設計「プリメーラパッケージ」が話題となった。この初代プリメーラのパッケージは、のちの”ミスターGT-R” =水野和敏が担当したのも有名なハナシ。中古価格は、40万~50万円(新車価格は139万8000円から)が相場となっている。

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

高水準ではないが、低水準でもないぞ! オモダE5 個性の薄い容姿 不満のない走り 強者の好敵手に?
高水準ではないが、低水準でもないぞ! オモダE5 個性の薄い容姿 不満のない走り 強者の好敵手に?
AUTOCAR JAPAN
愛車11台中6台が2シーター! なぜ僕がスポーツカーを複数台所有するのか理由と愛車を紹介しよう【KEEP ON RACING】
愛車11台中6台が2シーター! なぜ僕がスポーツカーを複数台所有するのか理由と愛車を紹介しよう【KEEP ON RACING】
Auto Messe Web
珍光景! 道路標識「高さ制限」怒涛の6枚横並び 激しく主張もぶつけられている?
珍光景! 道路標識「高さ制限」怒涛の6枚横並び 激しく主張もぶつけられている?
乗りものニュース
圧巻ペースで”宿題”も見事クリア! 88号車JLOCの元嶋「最後まで楽しんで走れた」
圧巻ペースで”宿題”も見事クリア! 88号車JLOCの元嶋「最後まで楽しんで走れた」
motorsport.com 日本版
アルピーヌ、マイアミのアップデートでついに最低重量クリアか。「予想以上に早く解決できた」
アルピーヌ、マイアミのアップデートでついに最低重量クリアか。「予想以上に早く解決できた」
motorsport.com 日本版
新型シビック初ポールポジション。開幕戦0周リタイアのAstemoが雪辱【第2戦GT500予選レポート】
新型シビック初ポールポジション。開幕戦0周リタイアのAstemoが雪辱【第2戦GT500予選レポート】
AUTOSPORT web
ゴールデンウィークのスーパーGT富士、前年比10%増の88,400人が来場。DJ KOOら豪華ゲストも来場……GTA坂東代表も「感銘を受けた」
ゴールデンウィークのスーパーGT富士、前年比10%増の88,400人が来場。DJ KOOら豪華ゲストも来場……GTA坂東代表も「感銘を受けた」
motorsport.com 日本版
GT3同士のタイムバトルを制したJLOCランボルギーニがコンマ5秒差のポール。ヨコハマがトップ3【第2戦GT300予選レポート】
GT3同士のタイムバトルを制したJLOCランボルギーニがコンマ5秒差のポール。ヨコハマがトップ3【第2戦GT300予選レポート】
AUTOSPORT web
MotoGPカザフスタンGPが洪水被害で延期。2024年後半戦での開催を目指し調整へ
MotoGPカザフスタンGPが洪水被害で延期。2024年後半戦での開催を目指し調整へ
AUTOSPORT web
【正式結果】2024年スーパーGT第2戦富士 公式予選
【正式結果】2024年スーパーGT第2戦富士 公式予選
AUTOSPORT web
【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第4回】スプリント後のセットアップ変更でリベンジ成功。完璧なレース運びのニコが入賞
【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第4回】スプリント後のセットアップ変更でリベンジ成功。完璧なレース運びのニコが入賞
AUTOSPORT web
52台が熱戦繰り広げた! 澤田龍征がジュニア連勝、津野熊凌大がシニア初優勝……スーパーGTドライバーも参戦|EXGEL MAX CHAMP第2戦
52台が熱戦繰り広げた! 澤田龍征がジュニア連勝、津野熊凌大がシニア初優勝……スーパーGTドライバーも参戦|EXGEL MAX CHAMP第2戦
motorsport.com 日本版
フェルスタッペン、ニューウェイ離脱でも自分は残留と示唆「レッドブルF1の技術グループは優秀。何も変わらない」
フェルスタッペン、ニューウェイ離脱でも自分は残留と示唆「レッドブルF1の技術グループは優秀。何も変わらない」
AUTOSPORT web
【SDGsに向けたベントレーのたゆまぬ努力】 第2回サステナビリティ・レポート公開 次の10年へ
【SDGsに向けたベントレーのたゆまぬ努力】 第2回サステナビリティ・レポート公開 次の10年へ
AUTOCAR JAPAN
3号車Niterra、富士3時間で"圧勝"も実はタイヤに苦戦「まず昨年のパフォーマンスに追いつかないと」
3号車Niterra、富士3時間で"圧勝"も実はタイヤに苦戦「まず昨年のパフォーマンスに追いつかないと」
motorsport.com 日本版
ハミルトン、マイアミGPでの苦戦に「これがメルセデスの現状。受け入れるしかない」
ハミルトン、マイアミGPでの苦戦に「これがメルセデスの現状。受け入れるしかない」
motorsport.com 日本版
クラシックカーの天国? いいえ「クルマの養老院」すんごい台数! それは冗談から始まった!?
クラシックカーの天国? いいえ「クルマの養老院」すんごい台数! それは冗談から始まった!?
乗りものニュース
「知らないなら免許返納してほしい」声も! 道路にある「謎の斜線ゾーン」の意味とは? 身勝手なドライバーによるトラブルも
「知らないなら免許返納してほしい」声も! 道路にある「謎の斜線ゾーン」の意味とは? 身勝手なドライバーによるトラブルも
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

281.4360.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.8850.0万円

中古車を検索
ステージアの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

281.4360.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.8850.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村