■大型ボディでもきびきびとした走りが楽しめる
三菱自動車は2023年10月25日、「ジャパンモビリティショー2023」(一般公開は28日から)で新型ピックアップトラックの「トライトン」を日本初公開しました。
同社の世界戦略車として位置づけられているトライトンは、初代モデルが2005年に登場。日本でも販売されていましたが、2014年にフルモデルチェンジした2代目は導入されず、現在に至ります。
【画像】「えっ…!」これはスゴい! カッコ良すぎる新型「トライトン」画像を見る(32枚)
そして、3代目となった新型トライトンの日本導入が決定。ジャパンモビリティショー2023でプロトタイプモデルがお披露目されました。
新型トライトンは新開発のラダーフレームを採用し、従来モデルから曲げ剛性は60%、ねじり剛性は40%強化。
ストロークアップしたダブルウィッシュボーン式フロントサスペンションや強度アップと軽量化を図ったリーフスプリング式リアサスペンションを搭載することで、ピックアップトラックならではの高い堅牢性や、SUV並みの快適性と操縦安定性を両立しています。
パワートレインは、新開発の2.4リッタークリーンディーゼルエンジンを搭載。2ステージターボシステムを搭載し、実用域で扱いやすい出力特性としたことに加え、スポーツモード付き6速ATを採用することで、大型のボディでもきびきびとした走りを可能にしました。
駆動方式は三菱独自のスーパーセレクト4WD-IIとし、高い走破性を実現。ダイヤル式のセレクターで4WDモードを変更できます。
前40%、後60%に駆動力を配分し、トラクション性能とコーナリング性能を両立するトルク感応式LSDを備え、後輪駆動の「2H」、フルタイム4WDの「4H」、センターディファレンシャル直結の「4HLc」、よりローギヤの「4LLc」の4種類を搭載しました。
さらに、それぞれの4WDモードで7つのドライブモードを搭載しており、「NORMAL」モードをはじめ、「ECO」「GRAVEL(未舗装路)」「SNOW(氷雪路)」「MUD(泥濘)」「SAND(砂地)」「ROCK(岩場)」が選択できます。
コーナー内側の前輪に弱くブレーキをかけることで旋回性を向上するアクティブヨーコントロール(AYC、ブレーキ制御タイプ)や、空転している車輪にブレーキをかけて路面をグリップしている車輪に駆動トルクを分配するアクティブLSD(ブレーキ制御タイプ)の採用により、旋回性や滑りやすい路面での安全性が向上し、大柄なボディを感じさせない意のままのドライブが可能です。
新型トライトンの外観は、「BEAST MODE」(勇猛果敢)をデザインコンセプトとし、ピックアップトラックに求められる力強さに加え、堅牢でありながら俊敏さも併せ持つ堂々とした佇まいを表現しています。
三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を、力強く立体的なフロントグリルやフェンダーからつながる力強い造形、それを強調するアンダーガードでピックアップトラックに最適化しました。
3連のL字型LEDランプを配したデイタイムランニングランプは猛禽類を思わせる眼光鋭い造形とし、その下に立体的な3眼プロジェクター式のヘッドライトを組み合わせることで、圧倒的な存在感とたくましさを感じさせるデザインを実現。
リアは十分な荷台サイズを確保しながら、サイドから続く張りのある面を後端まで回しています。両端にT字型のテールランプを配しワイド感を強調するとともに厚みを持たせリア周りをたくましく演出します。
内装は、エアロダイナミクスを考慮したキャビン形状や、大型化して握りやすく耐久性を高めたドアハンドル、幅を広げて水はけを良くしたサイドステップなど、各所に機能的なデザインを採り入れています。
走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい水平基調で力強い造形のインストルメントパネルの採用や、乗員を保護するためにソフトパットを要所に配置し、実用性の高さを確保。幾何学的な造形とメタリックを多用したハイコントラストでモダンな空間としました。
モニターやメーター、コントラストをつけたスイッチ類は視認性にこだわり、セレクター、ダイヤル、スイッチ類は手袋をしたままでも確実に操作ができるよう程よい節度感を実現。
ステアリングホイール、グリップ、ドアハンドル類は握り心地やたくましさを追求するなど「MITSUBISHI TOUCH(三菱タッチ)」という考え方に基づいてデザインしたといいます。
さらに、レーダークルーズコントロールシステム(ACC)をはじめとした運転支援機能「e-Assist」や、コネクテッドシステム「MITSUBISHI CONNECT」を採用。ドライバーの負担を軽減し、安全・安心で快適な走りを実現します。
※ ※ ※
日本仕様は2列シートのダブルキャブで4WD車のみの設定です。
車両本体の価格帯(消費税込)は498万円から540万円の予定で、2024年初頭に発売される見込みです。
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みんなのコメント
目立ちたいだけならHラックスで事足りる
日本より生産国の方が売れるのはトラックが必要なだけでなく買えるお金があるって事だよね
100万安ければ…