2011年にフルモデルチェンジしたシトロエンC4が、フェイスリフトを行ない、新パワートレーンを搭載して2015年9月11日に発売となる。このレポートは発売より2ヶ月先行した試乗会でのテストドライブの模様である。<レポート:高橋 明/Aikira Takahashi>
最大のトピックは新パワートレーンに変更されたことだ。モデルグレードは「C4セダクション」とC4セダクションの「アップグレードパッケージ」の2グレード。以前あったエクシクルーシブはラインアップから消えている。この2グレードの双方に新エンジンPSAグループが新世代エンジンとして開発したPureTech1.2Lターボと6速EAT(AT)の組み合わせで搭載されている。
このピュアテックエンジンは、先代モデルの1.6Lターボ+6EGSと比較し約20%の燃費改善が行なわれている。排気量が少なくなったが、試乗してみると先代モデルよりトルクフルでレスポンスも良く乗りやすくなったと感じる。特にシングルクラッチの2ペダルだったEGSに対し、今回はアイシンAW製のATに変わったことも影響しているのだろう。さらにアイドリングストップの機能も追加されている。
このピュアテックエンジンは欧州エンジンオブザイヤーの1.0L~1.4Lクラス部門で賞を受賞しており、プジョー308にも搭載している評判のいいエンジンだ。出力は130ps/230Nmで200Barの高圧燃料噴射をする直噴ターボエンジン。低燃費、CO2排出削減などのパフォーマンスも高い次世代パワーユニットということになる。
6速ATはEGSよりハイギヤード化し、またロックアップ領域を拡大することで、省燃費でありつつレスポンスのいいセッティングになっている。また30kgのボディ軽量化もされたため従来の13.5km/Lの燃費が20%向上し16.3km/Lとなっている。
走行フィールとしては、量販クラスの欧州Cセグメントに属し、運転のしやすさが求められるが、文字通りどこにも使いにくい部分や、不満などもなく、だれでもが気軽に乗ることができる。
しかし、サスペンションやシートクッションなどはさすがシトロエンと感じさせるものがある。近年ドイツ車のプレミアムモデルが目標とされるケース多く、また量販クラスでもドイツのフォルクスワーゲンがベンチマークとされるが、シトロエンは独自の世界観の中でクルマ造りをしており、アイデンティティは保たれているようだ。
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