去る6月20日、道の駅おおた(群馬県太田市)で開催された「サンブレフェスタ」の模様を取材してまいりました。
朝霞の森がアメ車天国に!スーパーアメリカンガレージ 2019 イベントレポート
「サンブレフェスタ」とは、2013年から毎月第2日曜日に道の駅おおたにて開催されている「サンデーブレックファスト(略してサンブレ)」に参加しているメンバーを中心に、年1度だけ開催されるイベントの名称のこと。今回のサンブレフェスタ、目玉は何といっても、6輪F1タイレルP34のお披露目。しかし、実際に取材してみると、見どころ満載のイベントでした。
■サンブレフェスタ2021:目玉は6輪F1タイレルP34の初披露!
今回のサンブレフェスタの主役は、間違いなくこの6輪F1タイレルP34でした。外車王SOKENでも、これまで何度も製作現場である巴自動車商会/カスタムビルド&レストア WATAHIKIにお邪魔して、代表である綿引雄司氏がハンドメイドでタイレルP34が形になっていく光景を目の当たりにしてきたので、イベント会場に実車が現れたときの興奮といったら…。かつてスーパーカーブームのときに、子どもたちがカメラ片手にスーパーカーを追い掛けている光景と何ら変わらなかったに違いありません。
それはつまり、見方を変えれば、それほど「人を熱くさせる何か」がタイレルP34に宿っているということを意味します。レプリカと称したり、オリジナルとの差異をあれこれ指摘したりすること自体、そもそも野暮な話。
※今回のサンブレフェスタ会場に展示されたタイレルP34については、詳しくは下記記事をご覧ください!
●ハンドメイドによる「アルミのイオタ」の生みの親が「6輪F1マシン・タイレルP34」を公開!
https://www.gaisha-oh.com/soken/watahiki-tyrrell-p34-ep4/
※これまでの製作風景を取材した記事はこちらです。
●ハンドメイドによる「アルミのイオタ」の生みの親が「6輪F1マシン製作」に掛ける想いとは[vol.3]
https://www.gaisha-oh.com/soken/watahiki-tyrrell-p34-ep-3/
●ハンドメイドによる「アルミのイオタ」の生みの親が「6輪F1マシン製作」に掛ける想いとは[vol.2]
https://www.gaisha-oh.com/soken/watahiki-tyrrell-p34-ep2/
●ハンドメイドによる「アルミのイオタ」の生みの親が「6輪F1マシン製作」に掛ける想いとは
https://www.gaisha-oh.com/soken/watahiki-tyrrell-p34-ep1/
■サンブレフェスタ2021:輸入車編
一般財団法人 自動車検査登録情報協会の資料によると、平成31年3月現在、自家用乗用車の1人当たり台数は全国1位(0.696台)、1世帯当たり台数は全国4位(1.625台)というほど自動車が生活の足になっている群馬県。自動車と接する機会が多いことが、クルマ好きを増やす土壌になっているのかもしれません。
サンブレフェスタ会場に展示された輸入車も、ドイツ車・フランス車・イギリス車・イタリア車・アメリカ車…と、年代やメーカーを問わず珍しいモデルが集結。ランボルギーニ ミウラと、フォードGT40が会場に現れたときはカメラならぬスマートフォン片手に追い掛ける人たちも。
それもそのはず。サンブレフェスタは展示車両の告知をしていないので(タイレルP34の展示は事前に告知しました)、どんなクルマが観られるかは当日までのお楽しみ。タイレルP34がお目当てでサンブレフェスタ会場に足を運んだ方にとって嬉しいサプライズとなったことでしょう。
■サンブレフェスタ2021:日本車編
今回のサンブレフェスタ会場で展示された日本車は1960年代~70年代が中心。なかでも通称「デメキン」と呼ばれる初期型のスバル360が展示されていたのは驚きでした。マニアと思しき方がこのクルマの存在に気づくと「おー!デメキンだ!!」と驚きつつ、スマートフォンで撮影していました。
また、ハコスカGT-Rを撮影していたとき、隣にいた親子(お父さんと幼稚園児くらいの男の子)が「ハコスカだぁ~」「そうだね~」と会話している様子が微笑ましかったです。世代を超えて魅力あるクルマは眼を引くのでしょうか。
そして今回、展示されていた車両だけでなく、ギャラリーが乗ってきたクルマも魅力的なものばかり。オーナーさんに許可を得て撮影させていただいたのがこちらの2台。リベット留めのフェンダーとグリーンのハードトップというハイセンスなモディファイが施されたユーノスロードスターと、もはや絶滅危惧種ともいえる初代プレリュード。
こちらのユーノスロードスターは、内装のコーディネートもハイレベル!ユーノスロードスターオーナーとしては懐かしくもあり、脱帽してしまうほど魅力的な存在でした。そして初代プレリュードはというと、ボディーペイントはオリジナル。当時のままなのだそうです。こんな個体が現存していたとは…。
■サンブレフェスタ2021:2台のモトコンポ&ミニスカポリスがイベントを盛り上げる!
タイレルP34や数々の珍しいモデルに混じり、会場に展示されていた2台のホンダ モトコンポ。…といってもオリジナルではなく、1986年にスタートした漫画が人気を博し、その後、OVA、テレビ版を経て劇場版まで公開された「逮捕しちゃうぞ」仕様と、往年のクルマ好き&フォーミュラマシン好きには懐かしいJPSことJohn Player Specialのカラーリングをまとったモトコンポの2台。
モトコンポといえば、ホンダ シティのトランクルームに搭載できるバイクとして1981年にデビュー。当時のホンダの先進性なのか、時代が追い付いてきたのか…。まったく古さを感じさせないどころか、40年前にデビューしたとは思えないデザインなのです。
今回、2台のカスタムモトコンポに華を添えてくれたのが、ミニスカポリスに分した2人の美女。彼女たちが現れると即席撮影会状態に。次回のサンブレフェスタにもカスタムモトコンポと2人のミニスカポリスは現れるのでしょうか。果たして??
■サンブレフェスタ2021:まとめ
イベント会場に展示されているクルマというと、周囲を柵で囲み、ギャラリーが近寄れない状況を作りだすこともしばしば。オーナーからすればその方が安心だし、未然にトラブルを防ぐ効果もあります。しかし、どこか距離感があることも事実。その点サンブレフェスタに展示されているクルマには一切柵がなく、間近で観ることができます。
ギャラリーの方たちはというと…オーナーさんの信条を察してか、不用意に展示車に触れてはいけないという「暗黙のルール」が守られていたように思います。
コロナ禍で多くのイベントが中止や延期に追い込まれるなか、サンブレフェスタの関係者が地元の行政と対応策を協議を重ねることで実現した今回のイベント。多くの人が楽しんだ今回のイベントの裏で、関係者の方たちの尽力があったからこそだ実現できたということを強く実感しました。主催者と来場者それぞれが協力しあうことではじめてイベントの開催が実現し、継続していくことができるのです。
来年のサンブレフェスタは見るだけでなく参加してみたい…という方へ。関係者の方に問い合わせたところ「まずは毎月第2日曜日に道の駅おおたで開催されているサンデーブレックファスト(通称サンブレ)」に参加してみてくださいとのことでした。
※サンブレフェスタからわずか8日後、関係者の方から、アウトビアンキY10の駆け込み寺的存在として知られ、イベント当日はフィアット パンダで参加された鈴木さんが急逝されたとのご連絡をいただきました。心よりお悔やみ申し上げます。
■「道の駅おおた」について
所在地:〒370-0421 太田市粕川町701-1
電話:0276-56-9350
FAX:0276-56-9351
URL:http://michinoeki-ota.com
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■道の駅 おおた <公式>
https://www.facebook.com/michinoeki.ota/
■道の駅おおた 広報担当
https://www.facebook.com/ekicho.ota/
[ライター・撮影/松村透]
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