現チャンピオンのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、3月8日から開催される開幕戦カタールGPで表彰台を争える位置にいると自身を見せる。
2月23日から3日間に渡り行われたMotoGPのカタールテスト。マルケスはテスト1日目をトップから約1秒差の10番手で終えており、ドゥカティとヤマハに対して遅れを取っていると語っていた。
■ カタールテスト最終日:ビニャーレスが再びトップタイム。マルケスが3番手に浮上
しかし、テスト最終日にマルケスはトップタイムのマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)まで約0.4秒と差を詰め、3番手タイムで終えている。
マルケスはシーズン開幕前に“数ステップ”前進できたことに満足していると話している。そして、開幕戦ではトップ3フィニッシュを目標にできる、と述べた。
また、昨年12月に手術した左肩は問題にならない、と彼は付け加えている。
「テスト初日は本当に(ライバルから)離れていた。僕らは1秒も遅かったんだ。2日目は少し接近できて、今日(最終日)は表彰台を争えるレベルに来ることができた」
テスト最終日を終えたマルケスはそう語る。
「ここ(カタール)は僕らが苦戦するコースだから、それが一番大事なことだ」
「僕が特に満足しているのは、昨日50周以上できたことだ。今日は肩がどうなっているか少し心配だったけど、OKだったよ。53周をこなせたからね。良い形でシーズンを始められると思う」
だが、テストの結果からライバル陣のポテンシャルを予想しても、シーズン開幕後に当てはまる可能性は低く、特にドゥカティが自身を最も脅かす存在となるだろう、とマルケスは警戒する。
そのドゥカティのライダー、ダニーロ・ペトルッチとアンドレア・ドヴィツィオーゾは、テスト最終日をレースペースの確認に集中していたためか、9番手と15番手で終えている。
「プレシーズンテストでは皆が速い」とマルケスは話す。
「それと、テストをしていることもあって、開幕戦カタールGPでもライバルたちは速いだろう。本当のポテンシャルが分かるのは、アルゼンチンGP、アメリカズGP、といった、テストを行っていないサーキットだと思う」
「丸一日、望むようにバイクに乗れる時間があれば、ラップタイムを改善するのは容易い。だけど、レースウィークでは全てがより難しくなる。だから今プッシュする意味は無いんだ」
「ドゥカティのふたりは(テスト結果では)遠く見えるけれど、彼らは(レースペースでは)接近している。賢いやり方だと思う」
テスト最終日、マルケスはターン6で転倒を喫している。この日は気温が低く風の強いコンディションだった。
「今日は肩をしっかりとテストできたよ」と、マルケスはおどける。
「フロントにハードタイヤを使っていたんだけど、気温がかなり下がっていたし、風もあったから(タイヤが)温まりきっていなかった。この気温だとフロントを失ってしまうんだ」
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