2020年のWRC世界ラリー選手権第1戦モンテカルロは1月26日、SS13~16で争われる競技最終日を迎え、SS14で総合首位に浮上したティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が逆転優勝を飾り、2020年シーズンを白星でスタートした。
フランスとモナコ公国を使って争われるラリー・モンテカルロは、ドライ路面とウエット路面、積雪が残る箇所やアイスバーンも潜むなど、トリッキーなコンディションのなかで争われるシリーズ屈指の高難度イベントだ。
23~25日までの走行ではヤリスWRCを操るオジエとエバンスが速さを発揮。競技3日目を終えた時点でエバンスが総合首位につけ、4.9秒差でオジエ、6.4秒差でヌービルが続く展開となっていた。
競技最終日の26日はフレンチアルプスを舞台にSS13~16の4SSで構成。この日は気温4度で時おり日がさすなど、この時期のモンテカルロとしては温かい気候に恵まれたが、走行前に雨が降った影響で路面には濡れた箇所も残る状況で競技がスタートした。
この日オープニングステージだった全長18.41kmのSS13ではヌービルが11分24秒1の最速タイムを刻んでステージ優勝を飾った一方、エバンスは5秒差のステージ2位、オジエは6.2秒差のステージ3位に終わる。この結果、ヌービルはオジエを交わして総合2番手に浮上。総合首位エバンスにも1.4秒差まで迫る。
ヌービルの勢いは衰えず、13.36kmのSS14ではエバンスに5.4秒差をつけてステージ優勝を飾り、2SSを残した時点で4秒リードの総合首位へ。午後に行われたSS15でも最速タイムを刻んで、11.1秒リードを持って最終ステージのSS16へ向かった。
その最終SS16、ヌービルは9分39秒ちょうどのタイムを刻んでステージ1位を獲得。最終的なリードを12.6秒として2020年シーズン初優勝、モンテカルロ初優勝を遂げるとともに、オジエのモンテカルロ連勝記録を止めてみせた。ヌービルはこの週末行われた16SSのうち、9SSを制する圧倒ぶりだった。
総合2位はSS16でヌービルと同タイムを刻んだオジエが逆転、総合3位にはエバンスが入り、トヨタの2台が表彰台に上がった。総合4位以下はエサペッカ・ラッピ(フォード・フィエスタWRC)、カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)、セバスチャン・ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC)、勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)と続いた。
ドライバーズランキングでは優勝+パワーステージ1位に入ったヌービルが30ポイントのフルポイントを獲得。8ポイント差の2位にオジエ、13ポイント差の3位にエバンスが続いている。マニュファクチャラーズランキングでは、ヒュンダイ・シェル・モビスWRTが35ポイントでトップ、33ポイントでTOYOTA GAZOO Racing WRT、20ポイントでMスポーツ・フォードWRTが続いた。
下位クラスのWRC2ではマッズ・オストベルグ(シトロエンC3 R5)が、WRC3ではエリック・カミリ(シトロエンC3 R5)が、それぞれクラス優勝を果たしている。
2020年のWRC第2戦は2月13~16日にシリーズ唯一のフルスノーイベントとして行われるラリー・スウェーデンだ。
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