待望の2Lエンジンのソフトトップモデルが国内投入される可能性大!! そう、23年5月に行ったオーナーの集い「軽井沢ミーティング」で話題となったのだ。どうもマツダも検討している模様だが、現行最後の限定車では? という声も。今回はフルモデルチェンジ前に出されてきた限定車から、ND最後の限定車を妄想してみた!!
文/西川昇吾、写真/MAZDA、ベストカー編集部
ロードスター2Lモデルはいつ出る!? 最新改良モデルの真価と歴代最終モデルを振り返る
◼︎色気あふれる初代ユーノス ロードスターの最終モデルとは!?!?
リトラクタブルヘッドライトを備えレトロな外観を持つ初代ロードスター
1989年のデビューから1997年まで販売されていた初代NAロードスター。エンジンが1.6Lから1.8Lになり選べる快適装備も増え、形は変えずとも時代に合わせて進化した。
その中で限定カラーやチューニングが施されたM2など、様々な限定車が販売された。
NAロードスターの限定車は数多くあるが、その中でも最後の限定車が1997年8月に700台限定で登場した「SRリミテッド」だ。
ロードスター愛好家の中ではNA生産終了直前の限定車ということで「さよならリミテッド」なんて呼ばれたりしている。
カタログモデルのMパッケージをベースに仕上げられたこの限定車。目で見て分かるポイントとしてはまずボディカラーだ。
専用のスパークルグリーンメタリックが設定され、人気色であったシャストホワイトも選択可能であった。
さらにバフ仕上げのホイールとミラー、ヌバック調生地のシートといったポイントもカタログモデルとは異なる見た目ポイントだ。
そのほかMT車ではトルセンLSDが装着されたほか、FM/AM電子チューナー付きCDプレーヤー+4スピーカーも装備、走りも豪華装備もオプション満載といった限定車だったのだ。
それでいて価格は190万円を切っており、お買い得な限定車であった。
◼︎熟成が進んだ2代目 ロードスター!! 走りに磨きがかかった限定ターボモデルとは!?!?
2代目ロードスターにはよりスポーティーなターボモデルが設定された
1998年から2005年まで販売されていた2代目NBロードスター、NBロードスターも複数の限定車が存在するが、その中でも最後に登場したのが2004年登場のロードスターターボだ。
350台限定で販売されたこのモデルは、字通りのターボエンジンを搭載しカタログモデルより12PSパワーアップ。
実際はもっとパワーが出ていたという声もある。
強化したクラッチやミッション、ドライブシャフト&プロペラシャフトなどで駆動系を強化。
専用のサスペンションなども装備されていた。見た目で分かる違いとしては17インチの専用ホイールやオーナメントなどが挙げられる。
ボディカラーはベロシティレッドマイカ、ピュアホワイト、サンライトシルバーメタリック、グレースグリーンマイカの4色でベロシティレッドマイカはNBロードスターとしてはターボ専用カラーだ(RX-8などと共通)
◼︎スポーツカー冬の時代を生き抜いた3代目!! 衝撃の最終モデルとは!?!?
25周年記念車となった3代目はマツダの情熱をイメージさせるソウルレッドが採用されている
2005年から2015年まで販売されていた3代目NCロードスター。エンジンは2.0Lにボディサイズもロードスター初の3ナンバーとなり、速さの面で大きな進化を遂げた世代だ。
そんなNCロードスターだが、NA/NBよりも正直限定車として考えると影の薄い限定車が多い。(クーペだったり、ターボだったり、M2だったりとNA/NBの限定車のキャラが濃すぎるのもあるが)
そんなNCロードスターの最後の限定車が2014年に登場した25周年記念車だ。
電動ルーフであるパワーリトラクタブルハードトップを備えた走りのグレード「RS RHT」をベースに、NCロードスターとしては専用のボディカラーとなるソウルレッドプレミアムメタリックを身にまとう。
ロードスター初のソウルレッドはNDではなくNCロードスターだったのだ。
そのほか、オフホワイトのレザーシートや各種専用のオーナメントなどの加飾パーツが与えられていた。
また、ベストバランスを求めてピストン、コネクションロッド、フライホイールは精度の高い厳選されたパーツをセレクト。
見た目だけでなく、走りの気持ちよさも求めた専用チューニングが施されている。ちなみにこの25周年限定車、国内での販売台数はなんとたったの25台!(世界限定1000台)国内で見ることが出来たらかなりラッキーだ。
◼︎現行型の最終限定車があるとすれば…
こちらは4代目の30周年記念車、レーシングオレンジなど特別色の強い一台となった
NDロードスターのまま継続販売してほしい!という声はあることだろう、しかしいずれ別れは来る。
もしNDロードスターの最終限定車が登場するならばどうなのだろうか? 現在噂されている2.0Lの幌モデルの投入もあり得ると言えるだろう。
しかし、個人的に注目したいのがボディカラーだ。
これまでを振り返って分かるように、最後の限定車はオリジナルのボディカラーであることが多い。
個人的な好みではあるが、NDロードスターにはソウルレッドの他に、原色的な色味があるカラーがカタログカラーとしてラインアップにないので、ブルーやイエローといった色味の強いカラーが欲しい。
また、SRリミテッドのようなお買い得限定車となるのか? それともターボのような高性能な限定車になるのか? といったところにも注目だ。
ターボのような扱いで2.0Lが登場するというよりは、2.0Lモデルがカタログモデルとして登場した上で限定車が登場してくれたら嬉しいなぁ…と思うのは筆者だけではないはず。
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みんなのコメント
頑なに小排気量で高回転でなんて考えばかりじゃ面白くないよ。
どっちがいいなんて幼稚なことではなく選べることこそユーザーにとって重要。