キア最大の電動SUV 新型EV9、プロトタイプ発見 自動運転にFODも 2023年欧州発売予定

欧州最大級の電動SUV　2023年デビュー

キアは、来年欧州で発売予定の大型電動SUV、EV9の開発を進めている。今回、そのプロトタイプが欧州の公道上で目撃された。

新型EV9は、キアにとってこれまでで最大の欧州向けモデルとなり、ラインナップでは最上位に位置することになる。

今年初めにはコンセプトモデルが公開され、キアは高級SUVの購買層をターゲットとすることを明かした。サイズとしてはBMW iXやメルセデス・ベンツEQE SUVなどと並ぶことになるだろうが、価格帯は大きく異なるはずだ。しかし、そのサイズゆえに、大量に売れるとは期待されていない。

自動運転技術にコネクテッド機能も充実

目撃されたプロトタイプは、デザインを隠すためにカモフラージュされていた。キアの欧州デザインチーフであるグレゴリー・ギヨームは、「コンセプトモデルと市販車のデザインは近い」と述べているが、Bピラーレスなど斬新な構造は反映されないと見ていいだろう。

プロトタイプでは、サイズ感、ワイドなフロントエンド、ヘッドライト形状などを見ることができる。

ホイールベースは3100mmと長く、キアのE-GMPプラットフォームで実現できるサイズとしては最大であることがわかる。また、E-GMPは800Vのバッテリー電圧に対応し、最大350kWの急速充電を可能にする。

欧州では、デュアルモーター/四輪駆動の上位モデルと、シングルモーター/後輪駆動のエントリーモデルの2種類を投入する見込み。

重要な点は、キア初の自動運転技術「オートモード」を搭載することだ。また、無線によるソフトウェアアップデートとフィーチャーオンデマンド（FOD）の利用にも対応するなど、先進技術を盛り込んでいる。

キアは、将来的にFODをビジネスモデルの一部にすることを目指している。これによって、販売するクルマのバリエーションを減らし、オーナーが欲しい機能を追加購入できるようになる。

Comments

ウ露戦争がエネルギー問題になり、欧州はもはやEVに割く電力は無い、今年の冬は本当に電力状況逼迫し、
ハイブリッドや高燃費ガスorディーゼルが重宝されるだろう。