何事もコスパを考慮すると得するし人生楽しくなる。やっぱりコスパ大事。そしてそれはクルマを買う時も同じ。
「私は絶対あのクルマ!」とモデルを決めて購入するのももちろんアリだが、「コスパのいいモデル」を念頭に入れてのクルマ選びもいいものです。
アウディ プジョー ボルボ… 輸入車にだって「コスパ推し」はある!! コスパ最強輸入車3選
というワケでコスパの分析ならこの人、「コスパの鬼」の自動車評論家 渡辺陽一郎氏が、「ものすごくコスパのいいクルマ&グレード」を選出、そのクルマの魅力と「コスパがいいワケ」を説く。必ずや役立ちます!!
※本稿は2022年2月のものです。記事中の各値引き目標額はひと声値引きで流通ジャーナリスト 遠藤徹氏調べ。地域や店舗、時期などによって変動しますので、あくまで目安としてください。
クルマ選出&文/渡辺陽一郎、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年3月10日号
■最強コスパ輸入車はアウディA3スポーツバック、コンパクトならプジョー208アリュール
輸入車の最強コスパカーは、アウディA3スポーツバックに1Lターボを搭載する30TFSIだ。
アウディA3スポーツバック
全長が4300mmを上まわるミドルサイズハッチバックだが、価格を319万円に抑えている。
同じエンジンを搭載するVWゴルフeTSIアクティブの317万1000円と同程度になる。一部の安全装備と運転支援機能をオプションで加えると、47万円の上乗せだが、プレミアムブランドのミドルサイズカーでは割安だ。
コンパクトな輸入車では、プジョー208アリュールに注目したい。全長が4m少々のコンパクトカーでは、足まわりの動きが柔軟で乗り心地も快適だ。4輪の接地性が高く走行安定性も満足できる。
1.2Lターボも2Lに相当する駆動力を発揮して、高速道路を走る時でもパワー不足を感じない。内装も最近のプジョーらしく、丁寧に仕上げている。
輸入車コンパクトならプジョーならではの味がある208。「2L並みの走りを見せる1.2Lターボ」(渡辺氏)。アリュールグレードの278万円は買い得だ
208の買い得グレードのアリュールは278万円だから、同程度の装備を採用する国産コンパクトカーに比べて約80万円高いが、運転感覚と乗り心地には日本車との違いを明確に感じ取れる。
またベースグレードの208スタイルに比べると、車間距離を自動制御できるクルーズコントロール、エアコンのオート機能などを加えて、価格アップを約14万円に抑えている。
■人気のボルボ XC40もかなりのコスパ優良車!
人気の高い輸入SUVでは、ボルボXC40のコスパがかなりいい。
内外装は上質で、VWなどのポピュラーなブランドと、アウディのようなプレミアムの中間的な位置付けと受け取られるモデルだ。
XC40の主要な安全装備と運転支援機能は、全車に標準装着され、ベースのB3グレードは、2Lターボエンジンを搭載して399万円。
購入時の一般的な選択肢はHDDナビ、運転席の電動調節機能などを標準装着して内外装の質感も向上するB3モメンタムとなるが、このグレードの価格は469万円となる。
かなりの買い得とは言えないが、プラスされる装備を考えれば納得できる。推したいグレードだ。
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