スタイリッシュさが際立つ洗練されたデザイン
美しくもダイナミックなデザインと実用的な機能を多数搭載した新型アウディA6アバントが発表された。先日発表されたセダンに続き、待望のワゴンタイプの追加となる。
エクステリアは、ワイドかつ低重心に見えるシングルフレームグリルや、流れるようなラインを描くルーフラインなどが、シャープでエレガントなシルエットをもたらしている。合わせてグラマラスなボディラインを際立たせるブリスターフェンダーが、力強さも感じさせる。ボディカラーは全12色を設定。人気のSラインパッケージをオプションで用意される。
室内空間は先代モデルよりも拡大されており、リヤシートの足元もクラストプレベルの広さを実現。快適なドライブを乗員全員が楽しめる空間となっている。もちろん広いラゲッジスペースを備えており、リヤシートを起こした状態でも565L、背もたれを倒すと1680Lにもなるので、大きめの荷物もラクラク積むことができるのも魅力のひとつだ。
MMIタッチレスポンスの2つの大型ディスプレイでは、上部の10.1インチ画面でインフォテインメントとナビゲーション機能を操作し、下部の8.6インチディスプレイではエアコンやコンフォート機能の操作、テキスト入力といった操作を、手首をシフトレバーに乗せたままの楽な姿勢で行える。
オプションのMMIナビゲーションプラスには、ドライバーをサポートしてくれる機能が用意されており、過去の走行記録から最適なルートを提案してくれる。アウディコネクトは、標識や道路状況などのcar-to-Xサービスを含む、さまざまなオンラインサービスを提供する。
さらに、Audiコネクトの機能のひとつとして、Androidのスマートフォンでキーの開錠/施錠ができるオプションなども用意されており、利便性が非常に高いといえる。
パワートレインはセダン同様にMHEVシステムを搭載。48Vシステム搭載の場合は最大12kWのエネルギー回生が可能に。また、55~160km/hの間で、一定走行時にエンジンを停止させるコースティング走行も行える。
足まわりは標準のスチールスプリングサスペンションのほか、スポーツサスペンション/電子制御式ショックアブソーバー付きサスペンション/アダプティブエアサスペンション(電子制御式ショックアブソーバー付)の合計4種類から選ぶことも可能だ。
さらに、オプション装備のダイナミックオールホイールステアリングによって操縦性はさらに高くなる。60km/h以下ではフロントタイヤと逆向きに、最大5度リヤホイールが操舵することで、回転直系が最大1m小さくなって11.1mになる。
エマージェンシーブレーキを標準化するドライバーアシスタンスは、工事現場などで幅員が狭くなった道路区間でも各日にサポートするナローロードアシスト付きアダプティブクルーズアシストが備わる。前者追従タイプなので、0km/hから250km/hまでの間で使用可能。さらに、速度制限やカーブ、ラウンドアバウトといった道路状況はもちろん、ナビゲーション使用時はルートの右左折情報まで考慮して、最適な状態でクルーズコントロールを動作させる。これにより、MHEV制御と協調することで、燃費向上にも貢献するのだ。
セダン同様にまだ日本への導入は未定だが、新世代のアウディA6アバントがどのような走りを見せてくれるのか期待したい。
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