アルピーヌは2月7日、新型ハイパーカー『A424』のマシンカラーリングと、6名のレギュラードライバーの組み合わせを発表するとともに、ジュール・グーノンをWEC世界耐久選手権のリザーブドライバーとして起用することを明らかにした。
先週1日にメルセデスAMGのファクトリードライバーとしての続投が発表されたグーノンは、今季2024年のWECハイパーカークラスで『アルピーヌA424』を駆る6名のドライバーに欠員が出た場合、当該ドライバーの代役を務めることになる。
アルピーヌ、新型ハイパーカー『A424』のカラーリングを公開。WECドライバーの組み合わせも発表
2023年にIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジでシリーズチャンピオンに輝いた彼は、2019年と2020年にLM-GTEプロクラスでフェラーリを走らせるリシ・コンペティツィオーネからル・マン24時間レースに2度出場したものの、WECにはシリーズ参戦したことがない。
「ハイパーカーカテゴリーでアルピーヌに参加できることを非常に嬉しく思う」と語ったグーノン。
「バルセロナでのテストでA424に乗り、初めてハイパーカーを味わった。耐久レースの新たな黄金時代の幕開けに、この恐るべき人間的冒険に携われることは、信じられないことだと認めざるを得ないよ」
「個人的なレベルでは僕の経験とGTレースの知識を持ち込もうと思っている。LMDhでは(GTと)多くの共通点、とくに重量とパワーを感じている」
アルピーヌのモータースポーツ担当副社長であるブルーノ・ファミンは、レギュラードライバーのひとりであるミック・シューマッハーが今シーズンのF1レースに招集された場合、リザーブドライバーとしてグーノンがA424のステアリングを握る可能性を示唆した。
グーノンはまた、3月2日(土)に行われるWEC開幕戦『カタール1812km』でレースデビューを飾るA424の開発にも貢献する予定だ。
「先週の初走行は魔法のようだった」と彼は述べた。「アルピーヌA424を知ることを本当に楽しみにしていたし、このような役割でアルピーヌに加わることを許可してくれたメルセデスAMGに感謝したい」
「僕が長年にわたって戦ってきたGT界の偉大な選手たちの多くは、現在ハイパーカーのさまざまなコンストラクターに所属している。これは私の個人的な夢でもあった」
「2005年に父(元F1ドライバーのジャン・マルク・グーノン)がLMP1でレースに出ていたことを覚えている。その時、僕はプロトタイプカーでル・マン24時間レースで総合優勝するために、できることは何でもすると自分に約束したんだ」
「リザーブドライバーだからまだ実現はしていないけど、将来的にはその目標に近づけるようにしっかりと仕事をし、向上心を持ち続けたいと思っている」
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